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MIT、強力レーザーで異星人に存在を知らせる「地球ポーチライト」を提案

灯りを見つけたエイリアンが寄ってくるかも

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年11月8日, 午前09:30 in Space
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マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者ジェームズ・クラーク氏が、地球から2万光年先まで届く高出力レーザー光を出射して、地球外生命にわれわれの存在を知らせようという"地球ポーチライト(玄関灯)"を提唱しています。

クラーク氏の研究によれば、1~2MW(メガワット)のレーザーを使い、それを30〜45メートルクラスの望遠鏡に集束させて宇宙空間へ出射すれば、遠く離れた宇宙からでも十分に太陽光と区別可能なビーコンを生み出せるとのこと。

太陽系に隣接する惑星系、たとえば太陽系から約40光年のところにあるTRAPPIST-1が従える惑星に、もしも文明が存在し、あちら側から地球の方向を観測したならば、このビーコンをきちんと認識できるかもしれません。そしてビーコンを規則的に点滅させれば、モールス信号的にメッセージを送ることもできるはずです。

では、いまの技術でそのようなビーコンを作ることは可能かいえば、その答えはイエスです。たとえば南米のチリにはヨーロッパ南天天文台(ESO)が39mの超大型望遠鏡(E-ELT)を建設中であり、アメリカ空軍のミサイル迎撃試験機YAL-1が搭載するレーザーはメガワット級の出力があります。

ただ、このビーコンとなるレーザーは、たとえ地球を遠く離れて弱まったとしても、直視すれば生物の眼を傷めてしまう可能性があります。また、宇宙船からカメラで地球を撮影しようとした場合も、そのレーザー光によってカメラを壊してしまうかもしれません。このため、クラーク氏は月の裏側、つまり外宇宙側にレーザービーコンを設置するのが実用面ではマイナスながら最も安全だろうと提案しています。

では、もしもビーコンを送った先の惑星に文明があり、われわれと同じことを考え、地球に向けてレーザーを出射していたとしたらどうでしょうか。これまで、ほかの惑星からの地球に飛んできた"信号"をキャッチできたことはありません。それをキャッチするには1m径以上の大きな望遠鏡が必要で、しかもその惑星にピタリと照準を合わせなければなりません。

これに関してクラーク氏は、太陽系外惑星の大気などを調べる赤外線イメージング技術の開発が進めば、系外惑星の大気成分から生命の存在可能性を知ることができ、そのなかからいまわれわれが考えているようなビーコンも検出できるかもしれないとの考えを示しています。

互いに相手先の玄関の明かりをみつけることができれば、相手をこちらの家に招き入れ、ご馳走をふるまうことも不可能ではないかもしれません。彼らが映画「マーズ・アタック!」の火星人のように、われわれを絶滅させようとしなければの話ですが。

Source: MIT News
関連キーワード: beacon, laser, mit, science, space, tomorrow
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