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SNSの利用を制限すると孤独感と鬱病が減少。ペンシルバニア大の心理学者が発表

他人の楽しそうな投稿を見て疎外感……はありそう

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2018年11月10日, 午後08:00 in internet
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ペンシルバニア大学の心理学者Melissa G. Huntが、SNSと幸福感についての因果関係に関する調査結果を発表しました。それによると、SNSの使用を制限することで孤独感が大幅に減少したとのことです。

Instagramを筆頭に、LINEなどのソーシャルメディアは若者に広く浸透し、無くてはならないものになっている一方、SNS上でのいじめや、いわゆる「SNS疲れ」なども問題視されています。しかし実際には、これまでSNSの利用と孤独感についての因果関係は証明されていなかったため、今回調査を行うに至ったようです。

調査方法としては、143人の学生をいつも通りにSNSを利用するグループと、Facebook、Snapchat、Instagramの使用を1日10分に制限するグループとに分け、その影響を調べるというもの。SNSの利用時間チェックは、調査に参加した学生から、iPhoneのバッテリー画面のスクリーンショットを3週間提出することでなされていました。

調査の大まかな結果は、冒頭に書いた通りSNSの使用を制限したほうが、孤独感やうつの傾向が大幅に減少したとのこと。実際の論文の結論にも書かれていますが、他の人と簡単に繋がれるSNSの利用で、逆に孤独感を募らせてしまうとしたら、なんとも皮肉な結果です。

ただし、この調査結果を持ってSNSの使用を制限すべきというのは、少し早計です。というのも、この調査方法、研究者ら自身も認めていますが、完全なものではありません。

まず、孤独感などの度合いについては、すべて自己申告で行われ、第3者により観察された結果ではありません。また、制限したのはFacebook、Snapchat、Instagramのみで、他のSNS、例えばTwitterやTumblrなどは制限されていませんでした。

極論を言うと、FacebookやInstagramを辞めて、Twitterを使っていたら孤独感が減ったという可能性も否定しきれないわけです。

このためHunt氏は、今回の調査結果が他のすべてのSNSに当てはまるかは、確実には結論づけられないとしています。また、今回の調査は18歳~22歳の学生を対象としていますが、他の年齢層でも同じ結果になるかに関してもわからないとのことです。

SNSの使用を制限したから孤独感が減ったのか、使用時間を自己管理している感覚により幸福感が増したのか......まだ不確定要素が多いことなどからなんとも言えない結果ではありますが、SNSの利用時間と幸福感の間に何かしらの因果関係はありそうだと、客観的に示したことに意義はありそうです。

Hunt氏らは今後も調査を進めていきたいとしており、いずれもっと明確な結論がでるのかもしれません。


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