まるでウィークリーのビジネス手帳!ドコモ版Galaxy Note9の「てがき手帳」アプリでできること
左ページと右ページを使い分ける感覚
今季のハイエンドスマホとして、すでに販売されている「Galaxy Note9」ーー。そのNTTドコモ版モデルでは、オリジナルアプリ「てがき手帳」がプリインストールされています。そのため、手書きにこだわるなら、ドコモ版を買うと面白いかもしれませんよ。
実際どんな使い方が想定されるのか、カタログなどからだとわかりづらい部分もありますので、本記事では同アプリの使い勝手についてご紹介します。
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Noteシリーズに詳しくない人のために、まずはおさらいから。
Galaxy Note9は、6.4インチの大画面を搭載するハイエンドスマホです。最大の特徴は、専用スタイラスペン「Sペン」が、本体に内蔵されていること。底面右にあるボタン(ペンの一部)をカチッと押すことで、ペンを本体から出し入れできます。そして新しいSペンはBluetooth通信に対応し、カメラのシャッターを切るなどのリモコン操作が行えるようになりました。
というわけで今回はそのNTTドコモ版を試用しました。同梱品には、クリアケースが含まれており、Sペンを出し入れする箇所には(当たり前ですが)ちゃんと穴が空いています。
また、ディスプレイの形状を最大限活かしつつも、上下端の縁のみわずかに出っ張っていることで、万一の落下時にも画面を極力保護できる作りになっていました。
「てがき手帳」の使い勝手はいかに
さて、NTTドコモ版Galaxy Note9には、専用アプリとして「てがき手帳」がプリインストールされています。同アプリは、カレンダーアプリでお馴染みの「ジョルテ」と、NTTドコモが共同開発したもの。その名の通り手帳風に整えられた画面に、手書きでメモを書き込めるアプリです。アプリアイコンは、デフォルトのホーム画面にある「ペン」フォルダの中に収納されています。ちなみに、「Galaxy Note8」でも使用可能です。
アプリ画面は、ウィークリーのスケジュール帳の左半ページ、といった雰囲気。下部メニューにある「手書き」を選択することで、Sペンを使った書き込みが行えます。ペン先は色や太さを調整可能。また、各日付を指でタップすると、キーボード入力で予定を記入することもできました。
画面下部には「週メモ」という選択肢もあり、こちらをタップすると、白地の画面にその週に関する自由な記述が行えます。ウィークリーのスケジュール帳でいう右半ページというところですね。
カスタマイズについて触れておくと、まず下部左端にある「カレンダー」の設定から「Googleカレンダー」を同期可能。紙の手帳とは違い、既存のカレンダーから予定を書き写す手間がないのは、デジタルならではの魅力です。
また、「設定」からは、テーマのカラーを変更できます。デフォルトで適用されている「ホワイト」のほか、「ピーチオレンジ」「ブルーハワイ」「いちごミルク」「メロンソーダ」「れもんシフォン」、を選択可能。
アプリ起動に関して言えば、「てがき手帳」はSペンを引き出した際に表示される「エアコマンド」のショートカットに配置できます。本格的に運用する際には、このカスタマイズは必須ですね。
ちなみに、マルチウィンドウ表示には対応していませんでした。メールやブラウザを見ながら予定を記入するような使い方はできません。
Galaxy Noteと上手く棲み分けている
さて、同じくメモアプリとしてGalaxyにプリインされている「Galaxy Note」との使い分けも気になるところ。正直に言うと、メモとしての使い勝手は、Galaxy Noteの方が良いと思います。理由は、スリープ時にSペンを引き抜いて使える「画面オフメモ」機能があることや、画面起動時もSペンの引き抜きで同アプリを起動できるようにカスタマイズできることなど。▲オーシャンブルーの場合、「画面オフメモ」の色が黄色で見やすかった
しかし、カレンダーと連携したスケジュール管理という役割に特化したことで、「てがき手帳」を使う価値も失われていません。Galaxy Noteアプリで作成したメモを、「てがき手帳」の中に貼り付けられるなど、連携機能も用意されています。具体的には、「Galaxy Note」アプリで作成したメモの「共有」メニューから「てがき手帳」>「Galaxy Noteファイル(SDOC)」を選択すると、「てがき手帳」の中に貼り付けられるというものです。
せっかくNTTドコモ版を選ぶなら、ここまで使いこなしたいですね。