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新MacBook Airへ5年前の11インチモデルから買い換えるか否か考えてみた:旅人目線のデジタルレポ 中山智

やはりネックとなるのはプロセッサーで、5年戦えるか疑問

中山智 (Satoru Nakayama), @yenma
2018年11月21日, 午後08:50 in MacbookAir
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旅人ITライターの中山です。MacBook Airがモデルチェンジをして注目を集めています。筆者もモバイルノートとしてMacBook Airを使用しており、しかも2013年モデルとすでに5年も経過しているので、買い換えようかと思ったのですが2つの点が気になり購入していません。そこでAppleから新MacBook Airをお借りして気になる点をチェックしてみました。

MacBook Air
▲数年ぶりにモデルチェンジしてRetinaディスプレイになったMacBook Air

気になる点のひとつ目は、現在使っているMacBook Airが11インチモデルということ。新MacBook Airは13インチモデルしかありません。11インチモデルを選んだのはフットプリントの大きさが理由。11インチモデルの前は13インチモデルを使っていたのですが、以前のMacBook Airはベゼルも幅があり、結構大きかったんですよね。モバイルで使うときは、十分な作業スペースがないことも多く、小さなテーブルがあれば良いほうで、時には膝の上や地べたに座りながらカバンをテーブルがわりに作業することも。なので小さい方がなにかと都合がいいのです。

MacBook Air
▲左が新MacBook Airで右が旧11インチ(2013年)

というわけで新MacBook Airと5年前のMacBook Air 11インチの比較です。開いた状態で並べてみると、新MacBook Airのほうが大きい印象。ただし実際のサイズは新MacBook Airが約30.41(W)×21.24(D)×1.56(H)cmなのに対し旧11インチ版は約30(W)×19.2(D)×1.7(H)cm。横幅は4mmほどしか差がなく、奥行きも2cmほど大きいだけ。厚さに関しては薄型化されています。横幅はほぼ同じで、奥行きが大きくなる程度に抑えられているわけです。

MacBook Air
▲重ねた状態だと横幅はほぼ同じに見える

MacBook Air
▲2辺を合わせた状態で重ねると、やはり13インチが若干大きいのがわかる

それでいてディスプレーサイズは11インチから13インチにアップ。しかも解像度は1366×768ドットから2560×1600ドットのRetinaディスプレイと倍以上に。実際にはこの解像度では使いにくいので、スケーリングで1680×1050ドットか1440×900ドットにはなりますが、それでも実質の解像度はアップしています。特に旧11インチモデルは縦の解像度にストレスがあったので、これが解消されるのは大きなポイントです。

MacBook Air
▲Type-Cになり薄型化されている

ちなみにキーボードに関しては、本体の横幅がほぼ同じでなのでキーピッチも約19mmと同じです。ただ新型のほうはキートップが大きいので、旧11インチでのタイプに慣れているとちょっと違和感があります。このあたりは使っているうちに慣れそうですが。

MacBook Air
▲キーピッチは約19mmでほぼ同じ

MacBook Air
▲指紋認証センサーがあるのはログインなどが簡単でうれしい

もうひとつ気になる点は「プロセッサー」です。新MacBook Airに搭載されているプロセッサーは第8世代Intel Core i5 8210Yと「Yシリーズ」です。本来はデタッチャブルでタブレットとしても使えるようなファンレスの2 in 1モデルなどに採用されるプロセッサー。最近だと変態ヒンジで注目の「VAIO A12」もYシリーズのプロセッサーを搭載しています。


「Yシリーズ」はファンレスで軽量モデルを作れるものの、処理能力的には非力というのが一般的な印象です。ただし新MacBook Airに搭載しているCore i5 8210Yは、ほかのYシリーズよりもTDPが7Wへと引き上げられており、処理能力は十分だという声も聞こえてきます。では実際に5年前の旧モデルと比べてどれくらい性能が上がっているか、Geekbench 4でチェックしてみます。ちなみに筆者が使用しているのは、MacBook Air 11インチ 2013年ですが、購入時のカスタマイズでプロセッサーをCore i7-4650Uに変更。メモリーは8GB、内蔵ストレージは256GBで新旧ともに同じです。

MacBook Air
▲左が新MacBook Airで右が旧11インチ(2013年)のスペック

MacBook Air
▲新MacBook Airのスコア

MacBook Air
▲旧11インチ(2013年)のスコア

結果としては、シングルコアもマルチコアも旧モデルを上回っています。ですが5年ぶんの数値としてはちょっと物足りない気もします。確かに旧11インチモデルでも普段使っているぶんには不自由しないので、「今だけ」を考えれば、このプロセッサーでも十分戦えそうです。ただ旧モデルと同じように5年近く新MacBook Airが使えるかというと疑問が残ります。

さらに価格は旧11インチ(Core i7/8GB/256GB)が13万7048円。一方新MacBook Air(Core i5/8GB/256GB)は15万6800円と上がっています。ちなみに消費税もこの5年の間で5%から8%になっているので、実際の支払い価格だとさらに差が開きます。価格と買い換え期間を考えると、このパフォーマンスの向上では自分の所有欲は満たされないかなと。

MacBook Air
▲メモリーと内蔵ストレージを使用中の旧モデルと同じにすると、税別で15万6800円に

ちなみに似たようなコンセプトの13インチWindows PCとして、ASUSの「ZenBook S UX391UA」があります。詳しくは追ってレビューする予定ですが、ZenBook Sは旧11インチモデルと同じ「Uシリーズ」のプロセッサーでCore i5-8250Uを搭載。メモリーは8GBでストレージは256GBと新MacBook Airと同じです。

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▲ZenBook S UX391のGeekbench 4スコア

Geekbench 4のスコアは、シングルコアはほぼ同じ。マルチコアではデュアルコアとクアッドコアの違いで大差になっています。ちなみに旧11インチもUシリーズですがデュアルコア。なのでこの5年間の「Uシリーズの進化」がはっきりとわかります。しかも価格は12万9500円(MS Officeなし)と2万7000円ほど低価格。

というわけで、サイズ的には旧11インチモデルから新MacBook Airへの買い換えはありですが、スペックなどのコストパフォーマンスから考えると買い換えはなしかなという結論になりました。


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