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「2001年宇宙の旅」HAL 9000にインスパイアされた宇宙基地AI研究が発表。人間を裏切らない安全性にも配慮

「デイジー・ベル」は歌うんでしょうか

Kiyoshi Tane
2018年11月23日, 午後03:30 in 2001Aspaceodyssey
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現代のAI技術はかなりのレベルに達していますが、いまだに「めざすべき目的」でもあり「避けるべき事態」であり続けるのが『2001年宇宙の旅』(1968年公開)に登場したHAL 9000という架空の人工知能です。

この人工知能に触発されたAI開発者が、宇宙ステーションを管理するソフトウェアの開発および仮想テスト結果をScience Robotics誌に発表しました。HAL-9000のように宇宙船の乗組員を排除することなく宇宙探索を助けるための配慮も語られています。

テキサス州ウェブスターにあるTRACLabs Inc.のAI研究者Pete Bonass氏は『2001年宇宙の旅』の映画を見て、HAL-9000のような存在を構築すべき使命感にめざめたと語っています。

Bonass氏と同僚が開発しているAIソフトウェア「CASE(cognitive architecture for space agents/宇宙飛行士のための認知アーキテクチャ)」は、3つの層から構成されます。1つはハードウェアに直結した制御層であり、ロボットの目や手に相当する装置のコントロールを受け持ちます。

2番目の層は、酸素の精製や二酸化炭素除去システムの制御など、人間の生命維持のために継続的に稼働するすべてのシステムを監視するもの。

最後の第3層は、プログラムされた目標を達成する方法とその実行手順のスケジューリングや、問題発生時のリスケジュールなど、効率性を確保する作りとなっています。

こうした生命維持や機械の状態に関する情報を視覚的に表示するとともに、CASEは人間との対話インターフェースも備えています。人間が質問をしたり、コマンドを送信したり、差し迫った問題についてのやり取りも可能です。

しかし、HAL 9000も乗組員と話し合いをして協力するよう命じられた対話型だったのに......ということで、CASEは立案した計画を乗組員と分かち合い、合意を得た後に実行できるとのこと。映画のように人間を裏切ることはできないようです。

さらにBonasso氏は宇宙情報メディアSpace.comに「私の同僚もNASAの関係者も、HALのように制御不能になる可能性は心配していません。プログラムされたこと以外は何もできないからです」と語っています。

実験では、CASEは仮想の惑星上での環境で約4時間の管理を制御したとのこと。現実の環境で運用するには、より多くの作業を重ねる必要があると述べられています。

『2001年宇宙の旅』の映画では、HAL 9000が宇宙船ディスカバリーの船内すべてを制御しつつ、ひそかに与えられた「モノリス探索」の任務と矛盾する乗組員を"排除"した展開は衝撃的でした。

今回のCASEはHAL 9000ほどの機能を意図的に持たされていませんが、生命に関わらないチェスを指したり、「I'm Afraid, I can't do that」など音声でしゃべる機能は欲しいかもしれません。





CAREERS TechCrunch Japan
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Via: BGR
Source: Space.com
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