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脳インプラントで四肢麻痺患者がタブレットを操作。テキスト入力やアプリ操作も可能に

近未来感がすごい

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2018年11月24日, 午後05:30 in medicine
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脳にインプラントを埋め込み、それを使って外部の装置を操作する。SF映画やアニメーションのような話ですが、現実でも以前から研究されている分野です。その脳インプラントシステムの最新成果として、BrainGate2と呼ばれるシステムを使い、3人の四肢麻痺患者が既製のタブレットを操作できたとの研究報告が発表されました。

BrainGate2は、脳の運動を司る運動皮質に微小電極を埋め込み、外部装置がその信号をデコードするもの。脳波で操作するというと、なんともSFチックな万能感がありますが、BrainGate2では、AndroidタブレットにBluetooth接続し、マウスカーソルを操作します。なお、Androidタブレット側には手は加えられておらず、既製品が利用されています。


Cortical control of a tablet computer by people with paralysis

このシステムを使い、参加者は脳波だけでカーソルを操作し、WEBブラウズや電子メールの送信、参加同士やスタッフとのリアルタイムチャット、ピアノアプリの操作などが行えたのことです。

ただ、すべての操作が出来たわけではなく、例えばクリック&ドラッグ、マルチタッチなどは行えませんでした。このため、ブラウザの上下スクロールも制限されていましたが、Androidやサードパーティ製アプリに実装されたアクセシビリティ機能を使って、その多くが克服できたとのことです。

体を動かせない人が外部機器を操作する方法としては、脳インプラント以外にも、ヘルメット状の機器を被って脳波を測定したり、視線入力によるものなどが研究されています。

とくに視線入力は、近年のカメラやセンサー技術の進歩により、スマートフォンだけでも実現可能なレベルになっています。

今後、超高齢化社会の到来が予想されていますが、体を動かすのもままならない、寝たきりの人も増えてきそうです。しかし、視線入力や脳波での操作、そしてVRやARなどの併用により、従来よりも社会との接点は維持できるようになりそうです。

ちなみに、これらは人間の能力を補完するためのものですが、脳波とAIを組み合わせるなどし、人間の能力を拡張させる研究も行われています。


攻殻機動隊のような世界は、意外とすぐそこまで来ているのかもしれません。

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