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4500億円もの巨費を投じたIQOSの開発拠点を目撃してきた:電脳オルタナティヴ

ホントにそんなにお金かけてるんすか?

ナックル末吉, @nacklesueyoshi
2018年11月30日, 午前11:00 in iQOS
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モノ系ライターのナックル末吉です。先日、加熱式タバコデバイスの最新型である「IQOS 3」が発売され、注目を浴びています。

そんな、なにかと話題のIQOSですが、どこで開発されているかご存じでしょうか? 実は販売元であるフィリップモリスの本拠地があるスイスにIQOSの開発拠点も設けられているのです。10月某日、その開発拠点にてフィリップモリス主催のメディア向けイベント「TECHNOVATION」が開催され、そこに招待されたのでレポートしたいと思います。

そもそもスイスってどんな国?

皆さんは「スイス」と聞いて、何を思い浮かべますか? 永世中立国やアルプス山脈、時計などなど。筆者はなによりも先に「アルプスの少女ハイジ」が脳裏に甦る世代。また、登山家にとってはヨーロッパアルプス登山のメッカであり、お馴染みの地と言えるでしょう。そんな大自然系のイメージがあるスイスですが、全く違った一面もあるのです。

例えば、ゴルゴ13でお馴染みの「スイス銀行」に代表されるように金融の地でもあり、税制の優遇措置のおかげで拠点をスイスに置いている企業も多い、経済立国でもあります。日本でもお馴染みの時計メーカーである「ロレックス」や「タグホイヤー」、「スウォッチ」もスイスの企業。さらに、拠点を置いているのは企業だけではなく、例えば国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)、世界保健機関(WHO)などの名だたる機関の本部がスイスにあります。

そんな経済大国と言ってもいいであろうスイスは、2017年の1人あたりの国内総生産(GDP)で世界第二位に輝くほどお金持ちの国。ちなみに同ランキングでアメリカは7位、日本は23位です。

地理的には、北がドイツ、東がオーストリア、南がイタリア、西がフランスという陸地に囲まれた土地柄。海がないという意味では、地元が埼玉県の筆者は否が応でもシンパシーを感じざるを得ません。形もなんか似ているし。

IQOS3▲陸地に囲まれたスイス。海なし県民にはシンパシーがほとばしります

なぜIQOSの研究拠点がスイスにあるのか

そんなスイスという土地柄ですが、なぜIQOSの開発拠点があるのでしょうか。一つは、フィリップモリスインターナショナルの本部がスイスのローザンヌにあるということ。フィリップモリスは元々、アメリカに拠点がありましたが、北米以外の地域での販売を統括する拠点がスイスに置かれて以来、IQOSもスイスの地で研究開発されるようになりました。また、スイスにはイノベーティブな文化が脈々とあり、人材も集まりやすいことが理由の一つだとフィリップモリスの幹部は語っています。

いざ、スイスの地へ!

スイスへは日本からの直行便で約12時間。スイス最大の都市チューリッヒに降り立ちます。空港から鉄道に乗り継いで、さらに2時間ほどかけて「ヌーシャテル」という、比較的こぢんまりとした地方の観光地に向かいます。

IQOS▲ヌーシャテル駅へ到着! ここからタクシーとトラムという路面電車を乗り継ぎます

IQOS▲ヌーシャテルの街並みを小高い丘の上から。奥に見えるのがヌーシャテル湖

ヌーシャテルは「ヌーシャテル湖」というスイス最大の湖(※)の畔にある古い街並みを残す観光地兼別荘地。ほとんど日本人をみかけません。このヌーシャテル湖は日本の茨城県にある霞ヶ浦とほぼ同じ面積を持つ巨大な湖で東西に長い形をしています。そんな、ヌーシャテルの湖畔にIQOSの開発拠点は存在しました。
※湖面をスイス領内が占める割合が最大

IQOS▲朝焼け、夕焼け、夜景、どこを切り取っても美しいヌーシャテル湖畔

「スイスにある加熱式タバコの研究開発拠点」と聞くと、雪深い大自然の中に最新設備が整った違和感たっぷりの研究棟が人目を忍ぶように建設されているイメージが筆者にはあったのですが、現実は全く違いました。

IQOS▲これでもかというくらいデカイ建物とロゴ

IQOS▲右も中央も左もフィリップモリス関連の施設。奥にはヌーシャテル湖

IQOS▲眼前に広がるヌーシャテル湖。もう、ほぼプライベートビーチみたいなもの。オフィスや社食からもこの絶景が望めます

さて、このヌーシャテル湖畔にある施設には、IQOSの開発拠点でもある通称「CUBE」と呼ばれる研究棟、紙巻きタバコの研究施設、工場が併設されています。今回の主な目的は、もちろんIQOSが生まれた場所「CUBE」です。

開発に4500億円もかけたってホント?

「IQOSの開発には4500億円もかかっている」というウワサがまことしやかに囁かれていることをご存じでしょうか? たかだかタバコ製品とガジェットに4500億円ですよ? 東京スカイツリーが7本も建つほどの金額です。本当なのでしょうか?

実は、このウワサの一部は本当の話です。まず、フィリップモリスは、IQOSを含む煙の出ない「スモークフリー製品」を4つのプラットホームに分けて開発しています。その中の「プラットホーム1」がIQOSなどの加熱式タバコ製品に該当します。他のプラットホームには、火を使わないだけでなくニコチンすら使わない製品や、熱を加えない製品などが実用化に向けて開発中とのこと。

IQOS▲スイス・ヌーシャテルの地にある「CUBE」。IQOSはここで生まれた

このスモークフリー製品の開発を全てひっくるめて4500億円以上かけているのは事実だそうです。また、4500億円はこのスイス・ヌーシャテルの拠点の他に、イタリアのボローニャにある拠点を含めた金額だそうですが、費用の大部分はこのスイスのCUBEに注入されているとのこと。

見せてもらおうか4500億円も投じた開発環境とやらを!

今回、このCUBEにて世界中のメディア向けのイベント「TECHNOVATION」が開かれるとのことで、期待に胸を膨らませて凸ってきました。実は、IQOSの開発拠点がスイスにあると聞いて以来、その内部を目撃したくてずっと恋い焦がれていた筆者だけに、長年の思いが叶った感動の瞬間でもありました。

IQOS▲いざ、IQOS生誕の地「CUBE」へ!

......と、勇んだのはいいのですが、内部は厳戒態勢が敷かれ、撮影や録音は一切禁止。知り得た情報の公開も解禁日までは極秘にしなければならないというツラみの中でイベントは開催されました。よって、CUBE内部の写真はオフィシャルから提供されたものになります。

CUBEは、文字通り立方体を組み合わせたようなカクカクした建物で、内部は大きな吹き抜けがあり、広々とした空間がいくつもありました。

IQOS▲CUBEの内部。4層構造をブチ抜く吹き抜けはまるでマインクラフトで製作したかのようにカクカク

また、随所に植物が設置され、中にはタバコ葉まで栽培されているというちょっと皮肉っぽい光景も。さらに、広々とした吹き抜けには打ち合わせスペースがいくつも設置されていました。日本のIT企業が都心に構える意識高い系のシャレオツオフィスとはまた違った印象です。

メディア向けイベント「TECHNOVATION」では、IQOSが人体に及ぼす影響やタバコ製品の未来などについて語られました。特に、ヒートスティックと加熱ブレードの開発秘話、重要となるポイントなどが開発責任者から直接語られたセクションでは、筆者が長年疑問に思っていたことをぶつけることができて、実りのある取材となりました。この一件に関してはまた別の記事で明らかにしたいと思います。

IQOS▲IQOSの心臓部とも言える加熱ブレードのヒミツが明らかにされました

ここで、厳しい報道規制が敷かれた理由が明らかになります。約1か月後に新型IQOSが発表になること、そして本日、その現物を触ることができるということ。つまり、全世界に先駆けて我々が「IQOS 3」と「IQOS 3 MULTI」を目の当たりにすることになるワケですが、確かに撮影が禁止されるのも頷けます。

IQOS▲メディア陣に公開された「IQOS 3」。発表1か月前の出来事

そして、翌日には日本のメディア向けにCUBEの研究施設の一部が公開されました。日本のメディアが立ち入るのは初めてだそうで緊張が走ります。

公開されたのは、IQOSや紙巻きタバコが排出する成分のデータを取る施設。一度に20本ものIQOSを起動して、人間が吸うのと同じ動作をした上で、排出される蒸気を吸い取って数値化するそうです。ここでは女性のスタッフが活躍していました。

IQOS▲実験の準備をするCUBEのスタッフ

IQOS▲20本のIQOS 3が一斉に起動され、発生した蒸気が機器の内部に吸い込まれていきます

巨額な開発費は伊達じゃなかった

今回のイベントでは、この他に、IQOSのタバコ部分であるヒートスティックの工場や量産の研究などをする設備も見学することができました。

IQOS▲ヒートスティックが製造されている工場。日本に出荷される製品もありました

たしかにガジェット好きからすると、デバイスばかりに目がいきがちですが、ヒートスティックがなければ、IQOSが加熱式タバコ製品として成立しません。喫煙の満足感を得ながら、人体へのリスクを低減することが至上命題である、ヒートスティックには多くの研究開発費が投じられていると察します。また、タバコ製品である以上、各国での認可や研究成果の発表も必須となり、デバイスだけでなくヒートスティックも含めると、4500億円もの開発費というのにも頷けます。

ちなみに、そんなIQOS開発拠点のお膝元であるスイスでの普及率は「イマイチ」だそうです。そこで、今回のスイス訪問を記念して、出来たてほやほや(?)現地モノのヒートスティックを購入してみました。ヨーロッパ向けの製品は「HEETS(ヒーツ)」という製品名で販売されており、銘柄も4種類と少なめ。

そして、とかく物価が高いとされるスイスでの価格ですが、HEETS1箱20本入りが8スイスフラン。日本円に換算すると900円強。日本では先日のタバコ増税に伴い、ヒートスティックが1箱500円に値上げされ、激昂する人が多数いましたが、スイスではそれどころの話ではありませんのであしからず。

IQOS▲現地でいうところのコンビニ「kiosk」で各種タバコ製品が買えるそうです。日本で言うところの売店ですね

IQOS▲一応、IQOSの什器も

IQOS▲買いました!「HEETS」1箱8スイスフラン、つまり900円強!






「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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関連キーワード: cigarette, cigarettes, iQOS, iQOS 3, iQOS 3 MULTI, PMI, tobacco
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