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韓国のお家芸「有機EL」揺らぐ… 中国へ技術流出、検察が起訴

今後のスマートフォン競争にも大きな影響を与えるかもしれません

Kiyoshi Tane
2018年11月30日, 午後05:30 in Samsung
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韓国の検察当局は、サムスンディスプレイの最新OLED(有機EL)技術を中国の競合企業に流出させたとして、9人と2社を起訴したと発表しました。

水原(スウォン)地方検察庁によると、サムスンの某サプライヤー企業のCEOと従業員8人は中国企業の幹部2人と共謀してOLED技術を流出させ、見返りに155億ウォン(約15億7000万円)を受け取ったとのこと。検察は、これら企業と被告の氏名は公表していません。

検察発表では、流出したのは3Dラミネーション(パネルを湾曲したガラスに貼り付ける方法。Galaxy Note 9などに使用)の生産設備および技術資料だそう。中国本土に向かう船に追加の貨物を積み込む間に、逮捕されたと伝えられています。

公式には関係した企業名は発表されていませんが、Nikkei Asian Reviewによると、流出には韓国のパネル製造装置メーカー大手のToptecが関わっており、同社の社長も逮捕されたとのこと。

さらに匿名情報筋の話では、流出先の中国企業は4社で、中国最大手のディスプレイメーカー京東方科技集団(BOE)、中国第2位の液晶パネルメーカー華星光電(CSOT)などが含まれていると伝えられています。

サムスンディスプレイは「同業他社との技術競争が激化しているなかで、検察の調査結果に衝撃を受けた」として、裁判を注視していくとの声明を発表しています。

そして韓国検察の発表では、サムスンは今や国家の核心技術となったOLED技術を開発するために、6年間でエンジニア38人、約1500億ウォン(約152億円)を投じたとされています。

サムスンディスプレイは世界中で使用されているOLEDパネルの90%以上を製造している企業です。この分野での技術漏洩は、スマートフォンや半導体とともにOLEDを主力事業として育てているサムスングループにとって大きな打撃になると指摘されています。

最先端の技術は同業他社との競争を勝ち抜く上で鍵となる一方で、開発には莫大なコストと歳月がかかる事情もあり、「技術流出」をめぐる事件や訴訟が相次いでいます。今年2月にはUberが米Alphabet傘下のWaymoから特許侵害で訴えられていた訴訟で和解に至りましたが、7月にはアップルの元従業員が同社の機密情報を盗んだとしてFBIに摘発されていました。

特に今回の対象となった3Dラミネーション技術は、現在スマートフォン技術の主流の一つであるOLEDと曲面ディスプレイに深く関わるもの。今後のサムスンや中国メーカーとの競争の中で、大きな波紋が広がりそうです。




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