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塩水とマグネシウムで発電する「マグネ充電器」実機レビュー。iPhone XSも充電可能な発電能力

もしもの場合に備えるには良さそうです

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2018年12月1日, 午後06:15 in gadgetry
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塩水で発電し、スマートフォンを約10回充電できるという「マグネ充電器」。その実力が気になったので、試しに購入してみました。その使い勝手と発電能力はいか程なのか、試してみました。

そもそもマグネ充電器がなんなのか、改めて簡単に説明すると、乾電池やバッテリーを搭載せず、塩水とマグネシウムで発電する発電機です。内蔵のLEDランタンを点灯させたり、USB充電器としてスマホの充電に使えます。そのまま10年以上保管可能とのことで、災害対策用品にも良さそうな代物です。


同封物は、本体のほか、マグネシウム棒が4本と15gの塩パックが8個。

Magnesium Charger
▲マグネシウム棒は1パックに2個入っています

本体はスマートスピーカーのような雰囲気ですが、残念ながら音はでません。下部のスピーカーホールのような部分は、化学反応に必要な空気を取り込む目的ではないかと思います。

Magnesium Charger

本体には取っ手が付いており、つかんで持ち歩いたり、何かに吊るしておいたりできます。ストラップも取り付けられるようになっていますが、ストラップ自体は付属していません。

Magnesium Charger

上部には、必要な塩の量を測るためのゲージがあります。すり切り一杯で15g。使用時には30gの塩が必要になります。もちろん、付属の塩パックを使う場合には計量は不要です。

中央のゴム栓は、発電時には開けた状態で使います。化学反応によりガスが発生するためとのこと(ガス自体は無害です)。手間にあるのは電源ボタンです。

Magnesium Charger

上蓋を開けたところ。オレンジ色の部分の下側まで水を入れます。なお、内部は2つに仕切られており、それぞれ完全に独立しています。片側に塩15gと水およそ250mlが必要です(正確には片側に水180mlとのこと)。

Magnesium Charger

そして、これがマグネシウム棒。2つに分かれており、内部の2つの水槽にそれぞれ差し込めるようになっています。

Magnesium Charger

据え置きでランタンモードがメインになりそう

実際に使用してみました。まず電源ボタンを1回押すとランタンモードに。約100lmなので、それほど明るいわけではありませんが、周囲で本を読めるくらいの明るさはあります。

Magnesium Charger

電源ボタンをもう一度押すと懐中電灯モード:弱(約70lm)、3回目で強(約130lm)になります。4回目で消灯。

水を入れた状態で約775gあるので、気軽に持ち運ぶものではありません。このため、利用シーン的に懐中電灯モードを使うことはあまりなさそうですが、夜間にトイレに行く場合などには使えるかもしれません。

Magnesium Charger▲懐中電灯モード:強。利用頻度は少なそうです


iPhone XSも充電可能

気になる充電性能ですが、試しにiPhone XSを繋いでみたところ、およそ4.6~4.8V/0.43~0.46Aとの結果。iPhoneへの給電能力としてはやや心許ないのですが、それでも2時間かけて20%ほど(50%から70%に)充電されました。

スマートフォンによっては電流値が低く充電できないこともありそうですが、そのような場合には、一旦モバイルバッテリーに充電を行い、それを使ってスマートフォンを充電するようにとのことです。

Magnesium Charger

ちなみに、「注水後、充電に必要な電力を得られるまで15分以上かかる場合がある」との説明がマニュアルに書かれています。実際、注水直後の電流値は0.2Aほどで、0.4Aを超えるまでに約1時間かかりました。この時間は、使用環境(温度など)によっても左右されるようです。

もう一つ注意点としては、充電中にLED照明を利用すると電流値が0.1Aほど下がりました。夜間など、LED使用時は充電を控えるかモバイルバッテリーに充電しておき、スマートフォンの充電は日中に行ったほうがいいかもしれません。

Magnesium Charger
▲3時間ほど使ったマグネシウム棒。表面が荒れていますが、最終的には溶けてなくなってしまいます。

もしもの場合の備えに

充電が遅く完ぺきとは言えませんが、スマートフォンの充電もできるなど、実用性は高そうです。充電に欠かせないマグネシウム棒ですが、別売品は2本セットで2890円(税込)と少々値が張ります。気軽に使うにはもったない感もあるのですが、アウトドアでも活用できるかもしれません。

筆者は震災等を直接体験したことがないため、もしもの時に快適に使えるものなのか、想像でしか判断できませんが、電力が復旧するまでの数日間を凌ぐ目的でなら、十分に使えるのではないかと思います。

なお、非常時用に備蓄する際は、飲み水として誤飲用するのを避けるため、別途2L(1回500ml x マグネシウム棒4本分)の水道水を汲み置きしておくことが推奨されています。


関連キーワード: charger, disaster, gadgetry, Gadgets, LED, magnesium, mobile
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