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ポケットベルが来年9月にサービス終了。約50年の歴史にピリオド

『金田一少年の事件簿』でも使われてました

Kiyoshi Tane
2018年12月3日, 午後03:30 in internet
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現在国内でポケットベルを使った無線呼び出しサービスを唯一展開している東京テレメッセージが、来年9月末にサービスを停止すると発表しました。

同社は2013年(平成25年)に新規の利用受付を終えており、関東でおよそ1500人にサービスを提供中。しかし、今後も収益が見込めないとして終了を決定したとのこと。かつて一世を風靡したポケットベルは、約50年もの役割を終えて姿を消すことになります。

ポケットベルは、電波で小型受信機に合図を送る無線呼び出しサービスに使われる機器のこと。日本では1968年(昭和43年)に電電公社(後のNTT)がサービスを開始しましたが、当初は呼び出し音が鳴るだけで、呼び出されたら公衆電話から確認の電話を入れるという使い方でした。

時代が下るにつれて、ポケットベルの端末も進化しました。1987年(昭和62年)にはプッシュ信号により数桁の数字を送信して表示できるようになり「送信者の電話番号にかけ直す」ことも可能に。

さらに1990年代に入ると「0906(遅れる)」「0840(おはよう)」「3476/3470(さよなら)」「14106/114106(愛してる)」など数字の語呂合わせでメッセージを送ることが、女子高生など若い世代で流行しました。

そして1994年頃からカタカナやアルファベットといった文字送信も可能となり、「ポケベル打ち」(子音と母音を12345から選択して入力する)も生まれ、高速入力が神業として崇められたこともありました。

最盛期を迎えたのは1996年(平成8年)のことで、契約者数は1000万件を突破。互いに「ベル友」と呼び合って連絡を取るコミュニケーションも社会現象となり、たびたびドラマや漫画でも登場していたほどです。『金田一少年の事件簿』の1エピソードでも、重要なキーアイテムとされていました。

しかし、携帯電話の普及に押されるかたちで利用者はしだいに減少し、撤退する事業者も相次ぎました。2007年(平成19年)には全国で事業を展開していたNTTドコモがサービスを終了し、地方の事業者だけが残っていました。その最後の1社である東京テレメッセージが撤退することで、ポケベルに終止符が打たれる格好です。

ポケベルといえば女子高生で、ルーズソックスやプリクラと合わせて三種の神器という声もありました。この中では今なお根強いプリクラ人気には目を見張るものがありますが、昭和・平成に続いて新たな元号を迎えられるポケベルもさすがの生命力と言えそうです。



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