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ドコモ、5Gで世界初の実験~電波を「メタマテリアル」で拡大

電波干渉に弱い5Gの新周波数帯を効率的に活用する技術です

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2018年12月5日, 午前07:30 in 5G
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NTTドコモとMetawaveは、次世代のモバイル通信「5G」の実証実験として、「メタマテリアル反射板」によるエリア拡大実験を行い、成功しました。ドコモは、この取り組みに成功するのは世界初としています。

メタマテリアルは、電波の反射方向をコントロールする技術。プリント基板などの上に、数mm~数nmの構造体を多数配置すると、自然界ではあり得ない方向への反射が発生します。この構造物の配置や形状を制御できれば、電波の反射方向やビーム形状を自由にコントロールできるとされています。

メタマテリアル反射板メタマテリアル反射板

モバイル通信の新規格「5G」では、これまで利用されていない周波数帯を利用します。新周波数帯はより多くの容量を確保できるものの、障害物に弱いという特性があります。たとえば、基地局と端末の前を人が横切っただけでも、電波がさえぎられて通信できなくなってしまうというように、電波を制御する上での難しさがあります。

そのため、多数のアンテナを使ってビームのように電波を発射する「Massive MIMO」など、より緻密に電波をコントロールする新技術が、5Gに向けて開発されてきました。今回の「メタマテリアル反射板」を用いた技術も、その1つと言えます。

メタマテリアル反射板を開発したのは、米スタートアップのMetawave社。同社はXeroxのパロアルト研究所からスピンアウトした企業です。

実験は11月29日、東京・江東区の5Gトライアルサイトにて行われました。建物の屋上に設置した5G基地局と、5G移動局を搭載した実験車両との間で28GHz帯の5Gデータ通信を実施。5Gエリア外を走行する実験車両に電波が当たるようメタマテリアル反射板を制御することで、高速に通信できるエリアの拡大を目指しました。その結果、メタマテリアル反射版なしでは60Mbps程度のスループットだったものが、最大500Mbpsへと通信速度の改善が実現しました。

ドコモは、今後も5Gエリアを構築する技術の研究・開発に取り組んでいくとしています。

メタマテリアル反射板


Source: NTT docomo
関連キーワード: 5G, metamaterial, Metaweve, mobile, NTTdocomo
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