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インテルのAI車椅子は表情だけで10種類の動作が可能。将来的に月額での提供を計画中

変顔で動かすと周囲も明るくなる?

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年12月5日, 午後07:50 in Medicine
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ブラジル・サンパウロを本拠とするベンチャー企業Hoobox Roboticsが、インテルとの協力により顔の表情だけで操作できる電動車いすを開発しました。AIによって使用者の顔を認識し、四肢麻痺の患者が自由に行動するのをサポートします。

種類にもよりますが、一般的な電動車いすには、手を乗せる部分にジョイスティックなどが装着され、指先の動きだけでこれを操作できるようになっています。しかし、指先すらも動かせない麻痺患者の場合には、電動車いすを動かすための別の仕組みが必要になります。

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この車椅子には、「Wheelie 7」と称する電動車いす用AIシステムが搭載されており、車椅子を動かす10種類の動作を顔の表情に割り当て、それぞれをAIで自動的に学習します。表情の認識にはHoobox Roboticsがインテルとともに開発した3D深度センサーカメラが用いられています。システムは一般的な電動車いすのジョイスティックをアクチュエーターで動かす方式なので、既存の95%の電動車いすにに取付可能。
このシステムは使用者の笑顔を、車椅子をその場に停止させるコマンドだと認識するようになっています。というのも、人は面白い話を聴いたり、好きな人やものを見ると自然と笑顔になるため、それが何らかの動作に紐付いていると意図せぬ事故につながる危険性があるから。

また風邪をひいたときに、意思に反して出てしまう咳やくしゃみの表情にも、システムは機能を割り振らないようにしています。

現在、Wheelie 7は四肢麻痺や筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者60人以上にプロトタイプを与えて試験を重ねています。Hoobox Roboticsによれば、患者は平均して1日に約4時間この車椅子を使用し、約700mも移動しているとのこと。使用希望者は300人に登っており、現在は100セットを追加で準備中だとしています。

将来的には、月額制での提供を考えており、月額300ドル前後(約3万4000円)ぐらいでの運用を計画中とのこと。少々高いような気もしないでもないものの、患者の立場を考えれば、自分の意志で自由に移動できる便利さは何者にも代えがたいかもしれません。

全米脊髄損傷統計センターによると、米国内の脊髄損傷患者は約28万8000人、毎年1万7700人が新たに患者になると報告しています。また日本国内には脊髄損傷患者が約10万人以上存在し、毎年5000人が患者になっているとされています。


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