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中国、旧iPhoneの販売を差し止め クアルコムの訴え認める

アップルは審理の見直しを要求

Kiyoshi Tane
2018年12月11日, 午後02:00 in apple
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米クアルコムは、アップルとの特許侵害を巡る訴訟について、中国の裁判所がiPhoneの一部モデルの販売を差し止める仮処分を下したと発表しました。

中国の福建省の裁判所は、iPhoneのいくつかの機種がクアルコムの特許2件を侵害していると判断したとのこと。仮処分の対象となるのは、iPhone 6sからiPhone Xまでの7機種で、旧バージョンのiOSを搭載した製品。今年発売の最新モデルは含まれないとされています。

この件につきアップルは、全機種が引き続き中国で販売されると述べるとともに、同裁判所に審理の見直しを求めていると発表しています。

今回、侵害があったと判断された特許は写真のサイズ変更やタッチスクリーン上でのアプリケーションの管理に関するもの。クアルコムは2017年後半に中国で特許侵害を提訴していました。

米Reutersによれば、クアルコムの法務顧問ドン・ローゼンバーグ氏は「アップルは我々と和解を拒否しながら、当社の知的財産権の恩恵を受け続けている」との声明を発表しているとのこと。

その一方、アップルはCNBCへの声明で「我が社の製品を差し止めようとするクアルコムの努力は、世界中の規制当局に違法行為を調査されている会社の必死のあがきだ。クアルコムはすでに無効とされているものを含め、以前に提起したことのない3つの特許を主張している。我々は裁判所を通じて全ての法的オプションを追求する」とコメントしています。

アップルとクアルコムは世界中で数十件もの特許侵害を巡る訴訟を繰り広げており、この中国での訴訟もその1つ。2017年1月に始まった訴訟合戦は、クアルコムがiPhoneがITCに米国内の輸入差し止めを請求、その後クアルコムが和解に歩み寄ろうとしたところアップルが拒否するというこじれ方をしています。

もっともReutersによれば、今回の仮処分を下した福建省の裁判所は知的財産権に特化した北京の裁判所とは違い、相手の当事者に反論する機会を与えることなく、一方的に製品差し止めを請求できる異例のシステムとのこと。

そうした事情もあり、今回の仮処分を実際に執行するためには、クアルコムは執行裁判所に申し立てる必要があります。ここでアップルに上訴の機会が与えられるわけです。

北京在住の特許弁護士で以前クアルコムを担当していたエリック・ロビンソン氏は、近年、中国の裁判所がより公平になる一方で、ナショナリズムが判決に影響を与える可能性があると述べています。

ともにアメリカの企業が中国で裁判を繰り広げ、判決が中国ナショナリズムの影響を受けるかもしれないとは奇妙な話にも思えます。そこに米中貿易戦争という要因がどのように作用するのか見守りたいところです。


Source: Reuters, CNBC
関連キーワード: apple, china, internet, iphone, lawsuit, patent, qualcomm
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