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iPhoneが他のスマホよりも優れている理由とは?アップル幹部フィル・シラーが語る

Apple副社長にインタビュー

石川温
2018年12月14日, 午後12:06 in Apple
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今週、「中国メーカーのスマホが危ないのではないか」というニュースが飛び交っている。ただ、そうした話は疑惑に過ぎず、実際に名指しされている中国メーカーで、情報が漏洩しているという事実はない。

もちろん一般ユーザーのなかには「スマホから情報が漏洩しているのではないか」と思っている人がいてもおかしくないだろう。実際のところ、スマホから個人の情報が漏れるということはあり得る話だ。



Phil Schiller

これに対し、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィル・シラー氏は「プライバシーはAppleにとってとても重要です。我々は何年も取り組んできました。これまでもiPhoneはパスコードからTouchID、最近ではFaceIDといった機能を搭載してきました。いずれも強固なセキュリティと簡単に操作性を両立しなくてはユーザーに支持されません。iPhoneの中には写真やメッセージなどの個人情報が保存されており、すべて暗号化されています。家族や友達などの被写体の識別は本体内にあるA12Bionicがマシンラーニングによって実現したのち、iCloudに送られるときは暗号化されます。AppleはユーザーのiPhoneの中身を見ることもできませんし、そもそも興味もありません」と語る。

つまり、iPhoneを選んでおけば、個人の情報はきちんとiPhone内で管理され、Appleでさえ、その中身を見ることはないから安心安全というわけだ。

一方、中国メーカーは、端末代金の安さで、日本市場でシェアを伸ばしてきた。iPhoneが安心安全なのは理解できるが、最新モデルとなるiPhone XS、iPhone XS Maxなどでは10万円超えが当たり前になってしまっている。

一般的なユーザーからは「iPhoneは高い」という声も聞こえてくるが、フィル・シラー氏としては、そのような声について、どのように思っているのだろうか。

「私たちはベストな製品を作り、最先端の技術でユーザーの生活を豊かにしたいと思っています。そして簡単に使える製品をより多くの人に提供していきたいのです。例えばiPhone XRでは最新で最良の技術を、Liquid Retina Displayをといった新しい技術と組み合わせることでお求めやすい価格を実現しました。そうした努力を今後も継続していきたいと思っています。」

確かに高価かもしれないが、iPhone XSであれば有機ELディスプレイや2つのカメラ、顔認証機能など、世界でも最先端の技術が詰まったデバイスだと言える。また、iPhone XRは十分に満足できるスペックながらも、iPhone XSよりも安価な価格を実現している。

Phil Schiller

さらにiOSであれば、最新バージョンとなる「iOS 12」が5年前のiPhone 5sをサポートしているように、長年、最新のOSが使えるという安心感もある。政府や総務省の意向によって、通信料金と端末代金が分離され、今後は端末の割引がなくなる「完全分離プラン」が導入される流れになるが、iPhoneであれば、長年使えるため、割引がなくても充分に元が取れるのではないだろうか。



対応周波数の違いはあれど、グローバルにおいてiPhoneはほぼ同じ仕様で作られている。しかし、Appleは日本市場をかなり意識しており、2年前のiPhone 7では、FeliCaに対応させてきた。日本のユーザーのなかには、ついにiPhoneがFeliCaに対応してきたことに歓喜した人も多かった。あのとき、AppleはなぜFeliCaに対応してきたのか。

フィル・シラー氏は次のように語る。「iPhoneとApple Watchが財布の代わりになるようにしたいと考えてきました。いつでもどこでも簡単にスムーズに安全に支払えるようにしたかったのです。日本ではFeliCaに対応することが重要だと分かっていましたので、iPhoneとApple WatchでFeliCaに対応し、クレジットカード会社などの決済システムを使えるようにすることで、ユーザーに便利に使ってもらえるようになったと思います」

日本のユーザーの強いニーズとしてFeliCaを搭載してくれたことは大歓迎であったが、日本では小さい画面に対するニーズも強い。通勤や通学電車時に片手はつり革、もう一方の手でiPhoneを操作する人が多く、「iPhone SEのサイズ感が好き」という人があとをたたないのだ。こうした「iPhone SEが好き」という日本のユーザーの声はフィル・シラー氏のもとに届いているのだろうか。

それに対しては「いま最も人気があるのはiPhone XRで、ユーザーの反響も素晴らしい。iPhone XSやiPhone XS MaxのEdge to EdgeディスプレイやFace IDは、将来を見据えた技術とデザインです」と氏は言う。

つまり、iPhone XRなどでは持ちやすさを実現しながらも、ホームボタンを廃したことで6.1インチという大画面を実現。文字を大きくしても、表示できる文字量を維持し、さらに大画面で迫力あるゲームが楽しめる点をAppleはアピールする。「大画面こそ、スマートフォンの未来」と言いたいわけだ。

Phil Schiller

昨年発売されたiPhone X以降、iPhoneではホームボタンがなくなったのが大きな進化の1つで、もはや、iPhone SEのようにホームボタンありきのデザイン、機構には後戻りしないということなのだろう。

しかし、一方で「ホームボタンがあったほうが安心感があっていい」と旧モデルを愛用し続けるユーザーも数多く存在する。ホームボタンなしの操作性も、使い始めればすぐに慣れてしまうのだが、そうしたホームボタンを愛するユーザーに対して、フィル・シラー氏はこうアドバイスする。「消費者はとてもスマートで賢い方たちです。(まだFace IDを使ったことがないのであれば)ぜひ新しいiPhoneを試してみてほしい。すぐに新しい操作には慣れて、マルチタスキングの切り替えなども快適。一度使えば戻れなくなるはずです」

10年近く前、iPhoneが登場した当初は「直感的で使いやすい」とよく言われたものだ。ここ最近は機能が盛り込まれ、10年前と比べてシンプルではなくなかったが、それでも他のスマホに比べれば圧倒的に使いやすい感がある。なぜ、iPhoneは使いやすいと感じるのだろうか。

フィル・シラー氏は「Appleではチップからハードウェア、ソフトウェア、そしてサービスをすべてひとつの会社で、チーム一丸となって開発しているのが特別だと考えています」と説明する。

Phil Schiller

確かに、iOSとハードウェア、サービス、さらにはチップセットまでをも設計している会社はほかにない。まさに究極の垂直統合モデルを展開しているAppleだからこそ、iPhoneが作れるというのは納得だ。

昨年、AppleはiPhone Xを発表した時、「次の10年を意識したiPhone」という表現方法を使っていた。新しいデザインや操作性などは、まさに新しいiPhoneの登場を印象付けたものと言える。

「昨年、iPhone Xで未来のスマートフォンの形を定義しました。Edge to Edgeディスプレイや、TrueDepthカメラによるFace IDはよりセキュアで、ニューラルエンジンとBionic Chipの組み合わせによってさらに自然な動きになっています。カメラもニューラルエンジンとの組み合わせで、ARなど、さらに多くの役割を持ち、未来の教育やエンタテイメントを変えていくでしょう」

Appleは2007年に初代iPhoneを発売して以降、毎年、新しいiPhoneを発表して、世間を賑わせてきた。毎年、世界から「次はどんなiPhoneになるのか」と期待値が高まる中、フィル・シラー氏はプレッシャーを感じたりはしないのだろうか。

これに対してフィル・シラー氏は「私がAppleで何年も働いていて、素晴らしいと感じているのはユーザーが我々に対して、常に高い期待をしてくださり、革新を求めていることにある。それを嬉しく思いますし、期待に応えられるようにものづくりをこれからもしていきたいと思います」と、答えている。

この先10年も我々がAppleに期待し続ける限り、Appleは我々の期待以上のものを生み出し続けてくれることを願うばかりだ。

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