Sponsored Contents

appleの最新記事

Image credit:
Save

「iOS 12.1.2」が再び配信、従来バージョンとビルド番号が異なる

ドイツでの対クアルコム特許訴訟も注目されます

Kiyoshi Tane
2018年12月21日, 午後02:00 in Apple
148シェア
0
88
0
60

連載

注目記事


アップルは今週初めにiPhone/iPad向け最新システムソフトウェアiOS 12.1.2をリリースしましたが、12月20日(米現地時間)新たに改訂版のiOS 12.1.2を配信開始しました。

前回のiOS 12.1.2のビルド番号が「16C101」だったのに対して、今回は「16C104」となっています。すでに「16C101」版をインストールした端末ではアップデートが表示されないことから、前回のバージョンを未適用の端末向けと推測されています。

アップデートは端末への通知、ないしは「設定 -一般 - ソフトウェア・アップデート」から手動で実行できます。

その具体的な変更内容は不明ですが、正式な公表には至らない細かなバグの修正を含むマイナーアップデートの可能性があります。

先日リリースされたiOS 12.1.2は、公式リリースノートによればiPhoneに発生していたバグを修正するもの。iPhone XR、iPhone XS、およびiPhone XS MaxのeSIMアクティベーションに関するバグや、トルコでのモバイルデータ通信に影響する可能性のある問題に対処したと述べられていました。

その後、中国向けリリースノートだけで言及されている「アプリの強制終了時のアニメーションを変更」との記載が発見。

そして実際に、中国版iOS 12.1.2だけがアプリ一覧から強制終了(タスクキル)した際のアニメーションが「画面の真ん中に向かって縮小する」挙動に変更されていたことが、中国でのクアルコム特許侵害による旧モデルiPhone販売差し止めの仮処分に対応するものと推測されていました


さらに本バージョンのビルド番号が「16C」で、最新ベータ版の「16D」から戻っているように見えることから、クアルコム特許侵害の件および緊急を要するバグ修正のために急きょリリースされたとの可能性も指摘されていました。

これらはアップルが先週、中国での裁判で認定されたクアルコム特許侵害を避けられるアップデートを提供するとの声明を実践したものと思われます。

が、新たに独ミュンヘンの法廷が、アップルに対してドイツ国内におけるiPhoneの一部モデルに販売差し止め命令を出したとも報じられています。こちらも、やはりアップルがクアルコムの保有する特許に違反していると判断したものです。

とはいえ、中国裁判所が侵害を認定したクアルコムの特許は「写真のサイズ変更やタッチスクリーン上でのアプリケーションの管理に関するもの」、つまりソフトウェア的なものでした。それに対して、今回はインテルや半導体メーカーQorvoのパーツによって構築している無線送受信時のバッテリー保護技術、すなわちハードウェアに関する特許とされています。

そうした「ソフトウェアで対応できるもの」と「できない(ハードウェアによる)もの」の差が、中国ではアップルが当該iPhoneの販売を継続しているのに対して、ドイツでは当面はiPhone 7およびiPhone 8の国内販売ができなくなるという違いに現れているようです。

今後も、世界中で繰り広げられるアップルとクアルコムの訴訟合戦を見守り、影響の及ぶ範囲を注視したいところです。



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

関連キーワード: apple, ios, ios12, iphone, lawsuit, patent, qualcomm
148シェア
0
88
0
60

Sponsored Contents