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ファーウェイ製スマホ「P20 Pro」が2018年のベストバイ:週刊モバイル通信 石野純也

もはやスマホレベルではないカメラ

石野純也 (Junya Ishino)
2018年12月27日, 午前11:30 in mobile
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2018年も残すところ、あとわずか。筆者の連載も、今年はこれで打ち止めです。今年もさまざまなデバイス、サービスが登場し、本連載でもそれらの一部を取り上げてきました。モバイル業界は値下げの話が中心だった感もあり、やや後ろ向きな話題も多かった印象はありますが、ここでは、筆者が今年買ってみてもっとも満足したデバイスを取り上げていきたいと思います。

さまざまなデバイスを試してきた筆者ですが、ここで改めて紹介しておきたいのが、ドコモから発売になった「P20 Pro」です。振り返ってみると、今年は年明けのCESから年末の5Gの周波数割当に際する機器調達の話まで、ファーウェイの話題が尽きなかった1年だったと思います。どちらも、ネガティブな色合いが濃いトピックスですが、それだけではありません。

細かな不満はありつつも、カメラのクオリティに圧倒されたP20 Pro

2018年は、品質の高さや技術革新が認められ、ファーウェイ端末がキャリアからも続々と発売された1年でもありました。中でもインパクトが大きかったのが、P20 Proをドコモが独占販売したことです。P20 Proは、3月にフランス・パリで発表され、例年通りSIMフリーモデルとして発売されることが期待されていました。ところが、ふたを開けてみると、ドコモがこれを独占。SIMフリーでは、「P20」のみが発売される事態となりました。

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▲前評判の高かった端末が、ドコモ独占になったことも話題に

しかも、ドコモからの発売にあたって、P20 Proはおサイフケータイに対応しました。将来的には、ファーウェイもSIMフリースマートフォンにFeliCaを搭載していくことを表明していますが、グローバルとの絡みもあり、まだそれは実現できていません。そんな中、ファーウェイのフラッグシップモデルとしておサイフケータイに対応したのは、まさに待望といえました。

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▲きっちりおサイフケータイに対応してきたところも、インパクトがあった

もちろん、単におサイフケータイに対応したファーウェイのフラッグシップモデルというだけだったら、筆者は購入に至っていなかったと思います。評価しているのは、やはりそのカメラ性能。本稿執筆のために改めてP20 Pro購入後に撮った写真を見返してみましたが、とてもスマホで撮ったとは思えないほどのクオリティ。特に暗所時の写りが抜群で、スマホカメラのレベルを、一段どころか、二段、三段と上げてきた印象があります。

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▲大型センサーとトリプルカメラで写す写真は、もはやスマホレベルではない

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▲夜景モードで撮った夜景が幻想的で、あえて夜景を探しに夜外出したくなるほど

直線的に進化してきたスマホのカメラとは、ステージが違うともいえそうです。実際、2018年には数々のスマホが発売されてきましたが、カメラ評価機関のDx0Markでも、いまだにP20 Proを超えるスコアをつけた端末はありません。秋冬モデルのMate 20 Proが未評価なため、これが超える可能性はありますが、今やファーウェイ端末を超えるのはファーウェイ端末だけといった状況。2位の「iPhone XS Max」と4点も離れているのは、異例ともいえます。

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▲人物もご飯も風景も、シャッターを切るだけでキレイに撮れる

Kirin 970を搭載し、AIを活用しているのもP20 Proのカメラの特徴。2018年はiPhoneだけでなく、GoogleのPixel 3、3 XLもAIをフル活用したカメラを採用し、撮影の新たな可能性をのぞかせてくれた1年だったと総括していますが、P20 Proはその先駆けといえる存在です。見た目以上に派手に仕上がるカメラには賛否両論あるかとは思いますが、スマホカメラの方向性の1つとしては"アリ"ではないでしょうか。慣れてくると、むしろこの発色のよさがクセになってきます。

また、顔認証がまさに一瞬で、ロック解除の速さにはいまだに驚かされます。インカメラつながりでいえば、セルフィーもオススメ。顔の補正が実に自然で、SNSにアップしてもバレないレベル。かといって補正が弱すぎて違いが分からないほどでもなく、自分が気になっている輪郭や、すこし眠たそうに見える目などにはきっちり修正が入ります。

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▲顔認証のスピードも気に入っているポイント

インカメラは、カメラの概念をよく分かっていない乳幼児の写真を撮るときにもオススメ。画面に写っている自分を見て表情を変えてくれるため、笑顔の写真が多くなります。こうした使い方をするため、インカメラのクオリティも筆者にとっては重要でしたが、P20 Proはこれも満足いく仕上がりです。

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▲インカメラを使って画面を見せながら撮ると、子どもの笑顔が写しやすい

約半年間使ってきましたが、サクサク感が損なわれていないのも評価できるポイント。ファーウェイの説明では、AIによってパフォーマンスを最適化しているといいますが、その効果が出ているのかもしれません。

もちろん、不満がまったくないわけではありません。特にドコモ版のP20 Proは、一部報道にあった"余計なもの"が入っているどころか、グローバル版と比べると足りない機能も少なくありません。ドコモ側が余計なものと思った可能性はなきにしもあらずですが、個人的には、ユーザーにとって必要なものまでカットする必要があったのかと思ったほどです。

たとえば、ホーム画面とドロワーが分かれたホームアプリは、その1つ。これはショートカットアプリを使って直接ドロワーありのホームアプリを呼び出すことで回避できますが、ほかにも、赤外線ポートがあるのに対応アプリがなかったり、表示させるたびにロック画面の写真が変わる機能がなかったりと、「なぜこうなった?」と思うところは多々あります。

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▲なぜかドロワーあり、なしの選択ができない

細かなところでは、ダイヤラーがドコモ仕様でファーウェイのUIとは世界観がかけ離れていたり、カレンダーがドコモのアプリしかなかったりする点も不満です。どちらも一部はアプリで解消できるものの、やはりデフォルトで搭載するアプリはしっかり考え抜いてほしいところ。こうしたキャリア向けカスタマイズに関しては、ソニーモバイルやサムスンに一日の長があり、グローバル端末とキャリア仕様を上手に融合させている印象があります。

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▲ダイヤラーもドコモ仕様

このように不満を挙げていけばキリがないのですが、それでも、夏モデルのタイミングでこのカメラ性能を実現できたのは、大きなサプライズでした。繰り返しになりますが、その特徴を生かしながら、おサイフケータイに対応するなど、きちんと日本仕様を盛り込んできた点も、評価できます。ここは、Mate 20 Proになかった点で、超広角カメラや画面内指紋センサーが気になりつつも、サクッと乗り換えられない理由でもあります。

年末にかけ、政治や外交、安全保障の話が一気に動き、ファーウェイにとっては不穏な空気が漂いつつありますが、いい端末はいい端末として、きちんと評価したいところ。ファクトに基づかない話がまことしやかにささやかれていますが、そこはきちんと切り分けていくべきだと思います。P20 Proのカメラ性能は、そんな不安を上回るインパクトがありました。この端末を、自身でどう超えてくるのか。2019年にファーウェイが送り出すスマホにも、期待が高まります。


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