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デジタルだけどアナログっぽい「電子ペーパー」レビュー。使い心地は紙そのもの

筆圧非対応なので絵を描くには不向きかも

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2019年1月7日, 午後02:30 in gadgetry
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富士通クライアントコンピューティング(FCCL)が2018年12月に発売した電子ペーパーデバイス、その名も「電子ペーパー」。その実機をレビュー用にお借りしたので、早速試してみました。


iPad Pro 11とほぼ同じA5サイズのP02


電子ペーパーにはA4サイズのP01とA5サイズのP02がありますが、今回試したのはA5サイズのP02。といっても、サイズが違うだけ機能自体に違いはありません。

なお、A5サイズといっても、それはディスプレイ部分のサイズなので、デバイス全体ではA5よりも大きめです。

FCCL Digital Paper
▲厚みと重さは全く異なりますが、iPad Pro 11インチと大きさはほぼ同じ

ところで、リリース時の記事にも書かれていますが、ODMメーカーが同じなので、ハード自体は、Sonyのデジタルペーパーデバイス「DPT-RP1(A4サイズ)」「DPT-CP1(A5サイズ)」とまったく同じものです。



FCCL Digital Paper
▲本体上部にホームボタン。物理的なボタンはこれと電源ボタンしかありません。


FCCL Digital Paper
▲電源ボタンとmicroUSBポート。小さな穴はリセットボタン


FCCL Digital Paper
▲両側面にスタイラスを固定するためのスリットがありますが、ここに装着してもApple Pencilのようにスタイラスは充電されません

FCCL Digital Paper
▲スタイラスの充電は別途、microUSBで行います


基本的には書くだけ、見るだけのシンプル機能

基本的な機能としては、PDFをテンプレートとして読み込み、そこにスタイラスで書き込むというだけのもの。

テンプレートには大学ノート(横罫)、方眼、リーガルノート、ToDoリストなどが用意済み。テンプレート自体もただのPDFファイルなので、仕事などで定型フォーマットがあるのなら、簡単に利用できます。

FCCL Digital Paper▲用意されているテンプレート。書き込んだファイルもPDFとして保存されます

拡大縮小は2本指でのピンチイン・ピンチアウトで操作可能です。Sonyのデジタルペーパーでは行えない操作のようで、電子ペーパーで工夫されている部分の一つです。

FCCL Digital Paper
▲拡大に伴い、線幅も太くなりますが、等倍表示での太さは当然かわりません

もう一つのカスタマイズ部分がスケジュール。メニューからスケジュールを選ぶと、マンスリー、ウィークリー、デイリーのスケジュールを相互に行き来できるスケジュール帳が利用できます。

FCCL Digital Paper
▲マンスリー表示とデイリー表示。日付をタッチするとそれぞれ行き来が可能。ちなみに右側の書き込みは、DIYで家具を作っていたときに書き込んだメモ。まさにメモ帳替わりに使えます

Sonyのデジタルペーパーでも利用はできるのですが、スケジュールとしてメニューが独立しており、すぐにアクセスできるのが特徴です。

FCCL Digital Paper
▲ホームメニュー。スケジュールが独立しており、すぐに選べます

なお、上で紹介したスケジュール帳を含むテンプレートは、公式サイトからダウンロードできます。また、Sonyのデジタルペーパーのサイトでも、五線譜や原稿用紙など、FCCLの電子ペーパーにはないテンプレートをダウンロードでき、こちらも利用可能です。


デジタルというより「紙」

肝心の書き味は、確かに紙に書いている気はするものの、そこはやはり、ペーパーライクシートを貼ったタブレットにスタイラスで書き込んでいる感触。実際の紙とは違います。とはいえ、書き心地は決して悪くありません。

筆圧には対応していないものの、ペンの色や太さはメニューから変更可能。ちなみに、デバイス上ではモノクロ表示ですが、PCに取り込んでみると、ちゃんと色分けされています(先述のスケジュール帳の画像を参照)。なお、PCへの取り込みは、USB経由のほか、Wi-Fi、Bluetoothでも行えます。


FCCL Digital Paper
▲デバイス上では色は分かりませんが、PCで見るとちゃんと色分けされています

しばらく使ってみた感想としては、デジタルデバイスというよりも、まさに紙に近い感覚です。出来ることは書くだけ、見るだけですが、それが思いのほか便利に感じます。とくにスケジュール帳の機能はこのまま使い続けたいと感じたほど。おそらく紙の手帳を使っている人なら、すんなりと受け入れらるのではないかと思います。

ただ、常時持ち歩くものとしては、A5サイズでも少し大きい気がします。紙と違い、拡大もできるので、A6やA7サイズの登場を期待したいところです。


Engadget
(訂正:1月8日 13時30分)初出時、「電子ペーパー自身ではファイル名の変更はできません。」という記述がありました。しかし、ファイル名は電子ペーパーでもPCの専用アプリでも変更可能でした。訂正しお詫び申し上げます。


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