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テスラの中国巨大工場が起工式。国内向けに安価なモデルのみを生産予定

高い関税を免れる待望の中国製テスラが誕生

Hirokazu Kusakabe
2019年1月7日, 午後07:30 in transportation
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テスラが中国上海に建設を計画していた巨大工場「上海ギガファクトリー」の起工式が、本日1月7日15時より行われました。イーロン・マスク同社CEOによれば、この上海工場では中国市場向けに安価な仕様の「モデル3」と、今後登場するSUV「モデルY」の生産が今年末より開始される予定とのこと。


テスラは2017年より中国で工場を建設するための交渉を進めてきました。EVの需要が急増している同国で、2014年の参入から着実に販売台数を増やしてきたテスラは、2017年に約1万5,000台のEVを販売。その売上高は20.3億ドル(前年比1.9倍)と、テスラの全世界における売上の17%を占めます。しかし、その一方で、現在全ての車両を米国で製造・輸出しているテスラにとって強い逆風となるのが、中国で輸入車に課せられる高い関税です。米国政府による中国の知的財産侵害に対する制裁と中国側によるその報復措置により、2018年には40%にまで上がってしまったからテスラにとってはたまったものではありません。中国産テスラの実現は急務でした。

とはいえ、これまで外資の企業が中国内で自動車を生産するには、中国企業との合弁会社を設立する必要があり、単独で生産を行いたいテスラにとってこれが障害となっていました。しかし、2018年4月に中国政府が新エネルギー車(NEV)に関して制限を撤廃すると、テスラはすぐ5月に上海に単独資本の子会社を設立。6月の株主総会でマスクCEOは、「ドレッドノート」(英国海軍の巨大戦艦に由来)と呼ばれる巨大工場を同地に建設すると発表しました。

結局は米国ネバダ州にある工場と名称を揃えた、この上海ギガファクトリーでは、マスクCEOによれば「より安価な仕様のモデル3/モデルY」を生産するとのこと。今月4日、中国では米国製モデル3の予約受付が始まりましたが、現在のところ選べる仕様は前後に2基のモーターを搭載する4輪駆動(AWD)で高出力の「ハイパフォーマンス」仕様と、AWDで長距離用バッテリーを搭載する仕様という、2種類の上級バージョンのみ。中国で生産されるモデル3は、後部にモーターを1基のみ搭載し、バッテリー容量も抑え、代わりに価格も抑えた仕様になると思われます。近々発表されるモデルYについては詳細は不明ですが、コンポーネントの多くをモデル3と共有するため、こちらも(SUVながら)2輪駆動バージョンが中国で生産されることになりそうです。

マスクCEOによると、より高価格なモデルSやモデルX、そして上級仕様のモデル3やモデルYは、これまで通り、米国で生産し中国に輸入されるそうです。
今年末に始まる上海ギガファクトリーでの車両生産は、来年に本格的な大量生産体制が整い、2020年夏頃に最初の中国製モデル3が納車となる計画です。

中国製モデル3の生産が軌道に乗れば、それが日本にも導入される可能性もなくはないですが、どうしてもメイド・イン USAのモデル3が欲しいという方は、3万5,000ドル(約380万円)からと言われるエントリー・グレードではなく、2基のモーターや大容量バッテリーを搭載するお高いバージョンを予約しておけばとりあえず安心できそうです。




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