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GPD Pocketにそっくりな7インチ小型PC「OneMix 2S」実機レビュー。スタイラスも使えるハイスペックモデル

UMPC、盛り上がって欲しい

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2019年1月12日, 午後12:00 in personal computing
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日本の量販店でも発売開始された7インチの小型ラップトップGPD Pocket 2。2017年に登場したGPD Pocketの後継端末で、CPUがAtomからCore m3に変更されるなど、順当にスペックアップが行われている端末です。


そのGPD Pocket / Pocket 2によく似た7インチラップトップに、中国One-Netbook社のOneMixシリーズがあります。

先のGPDファンミーティングでは、GPD社長のWade氏が「コピー品だ」と切って捨てたメーカー製品ですが、ディスプレイが背面に回り込むタブレットスタイルになり、スタイラスが利用できるなど、差別化も図られており、ガジェット好きの間で注目されている製品です。

そのOneMixシリーズの最新端末、OneMix 2Sをレビュー用に提供頂いたので、さっそく紹介したいと思います(機材協力:CooliCool)。


タブレットスタイルにもなるOneMix 2S

まず基本仕様の確認です。今回レビューするのはCPUがm3-8100YのOneMix 2S。これとは別に、m3-7Y30のOneMix 2があります。CPU以外の仕様は共通で、RAMは8GB、ストレージ256GB。

One-netbook OneMix 2S
▲本体に技適マークが無かったので、USB-LANアダプタを使って通信を行いました

インターフェースは充電兼用のUSB-Cのほか、USB Type-A、ミニHDMIポート、microSDカードスロット、3.5mmジャックが各1つずつ。

One netbook MIX 2S

GPD Pocket 2が手元にないためGPD Pocketとの比較になりますが、コピー品と言われるだけのことはあり、見た目はそっくりです。キーボード配列もGPD Pocketとほぼ同じ。ただし、ポインティングデバイスが光学式のため、操作性はかなり違います。

指を載せたまま、力の掛け具合でカーソルを動かすGPD Pocketのポインティングスティックに対し、光学式はいわば小さなタッチパッド。カーソルを動かすのに何度も指を乗せ換える必要があり、ここは物理的なスティックのほうが良かったと感じます。

One netbook MIX 2S
▲左:OneMix 2S、右:GPD Pocket

キーボードは、主要キーではキーピッチ16mmを確保しており、十分タッチタイピングを行えます。一部記号の配置が変則的ですが、ここは許容範囲でしょう。ただ、右Alt、右Ctrlがないのがやや残念。

One-Netbook OneMix 2S

スペースバーの右隣には指紋センサーがあり、もちろんWindows Hello対応です。1Passwordなどのアプリでも利用できるので、やはり指紋センサは便利です。

One netbook MIX 2S

ディスプレイをぐるっと背面に回し、タブレットスタイルでも利用可能。動画視聴時や、付属のスタイラスでのメモ書きを行う場合には使いやすいスタイルです。

One Netbook OneMix 2S
▲ディスプレイを背面に回したところ

One Netbook OneMix 2S▲専用スタイラス。2048段階の筆圧検知にも対応

背面にディスプレイがまわる構造のため、ディスプレイの開きかたはGPD Pocketとは異なっています。横からみるとわかり易く、GPD Pocket(Pocket 2も同様)のディスプレイが本体下に回り込むのに対して、OneMix 2Sはそのまま立ち上がります。

One netbook MIX 2S
▲左:OneMix 2S、右:GPD Pocket

このためOneMix 2Sは、90度以上開いた状態で画面にタッチすると、後ろに倒れます(カタカタします)。もっとも、通常は空いている手をキーボードに添えていると思うので、あまり問題にはならないと思いますが。

One-Netbook OneMix 2S
▲左:OneMix 2S、右:GPD Pocket

排気は背面から。少し負荷をかけるとファンが盛大に回ります。ゲームや動画視聴時に気になる場合は、「Fn + Ese」でファンが回らない静音モードに変更も可能です。ただしこの場合、パフォーマンスは抑え気味になるとのこと。

One netbook MIX 2S

やや特殊な充電環境

OneMix 2SはUSB-CからのUSB PD 12V給電に対応しています。この充電環境が曲者で、電源が入っている(Windowsが起動している)状態であれば、9Vでの充電もできるものの、スリープ状態では12Vでしか充電が行えませんでした。GPD Pocketは5Vでもなんとか充電は行えたので、それと比べると見劣りする部分です。

One Netbook OneMix 2S

モバイルバッテリーで利用する場合、カバンに入れた状態で充電するつもりなら、PD対応でも12V出力に対応していないと充電できない可能性が高く、注意が必要です。

バッテリー持ちですが、BBenchでキーストローク出力、Web巡回にチェックを入れた状態で約3時間30分でシャットダウンされました。USB-LANアダプタを繋げた状態なので、多少余分に電力を使っているとしても、連続使用は4時間程度といったところのようです。

ベンチマーク

せっかくなのでベンチマークを実行してみました。手元にあったm3-7Y30のOneMix 2、初代GPD Pocket(x7-Z8750)と比較してみます。

ベンチマークOneMix 2SOneMix 2GPD Pocket
CINEBENCH R15
(OpenGL/CPU)
32.76fps / 227cb30.78fps / 158cb13.46fps / 138cb
PCMark 1025302245(エラーで完走せず)
3DMark(Time Spy)275261109
3DMark(Fire Strike)698722300
3DMark(Cloud Gate)478346472313
ドラゴンクエストXIベンチマーク(標準品質/1280x720/ウィンドウ)5613 快適5589 快適2406 やや重い


結果を見ると、OneMix 2とOneMix 2Sで大きな差はないようです。CPUの処理性能に若干の差はありますが、GPD Pocket 2を含めて、少しだけ安くなっているm3-7Y30版を購入するのもアリかもしれません。

なお、OneMix 2SのストレージはPCIe SSDを採用しており、動作は非常にキビキビしています。ここはeMMCのGPD Pocketよりも有利な点でしょう。

One netbook MIX 2S
▲CrystalDiskMarkの結果。左:OneMix 2S、右:GPD Pocket


まとめ

ほぼ同じ性能と考えられるGPD Pocket 2とOne Mix 2/2Sですが、ストレージの違いのため、OneMix 2Sのほうがアプリの起動などは速く感じられるかもしれません。

ただ、どちらを購入するかは、利用するスタイルで変わってきそうです。GPD Pocket 2はポインティングデバイスがキーボード右上にあるため、両手で持つには使いやすいですが、机上での操作はOne Mix 2/2Sのほうが楽なはず。もっとも、マウスを使うのであればどちらでも問題はありません。あとはスタイラスを利用するかどうかでしょうか。

GPD Pocket 2
▲GPD Pocket 2は両手持ちで使いやすいスタイル

ただし、OneMix 2/2Sは日本で正規販売していないのが大きなネックです。これについては、One-Netbookが日本の代理店を昨年末から探しており、もし見つかれば近いうちに日本での正規販売が始まるかもしれません。

なお、OneMix 2S本体に技適マークはありませんが、内部に使用されているモジュールには技適マークがありました。メーカーとして技適取得の申請を行っているとの話もありますが、今回はUSB-LANアダプタを使用して通信を行っています。また、付属のPD対応USB-ACアダプタにもPSEマークがなかったので利用していません。

One netbook MIX 2S
▲内部モジュールには技適マークがありました

日本で正規販売を行うのであれば、当然ながら技適やPSEにも対応するはずなので、期待して待ちたいところです。




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