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子供と写真の関係を考えるキヤノンの取り組み:CES 2019

「ミッションモード」がポイントです

Nobuyoshi Kodera
2019年1月13日, 午後07:00 in canon
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米国ラスベガスにて開催されたCES 2019より、キヤノンの取り組みについてお届けします。

子供たちが最初に出会う「カメラ」が、もはやスマートフォンになりつつあるということは、子供をお持ちでなくても想像に難くないところでしょう。実際、筆者も子供にスマホを渡して、セルフィ代わりに撮影してもらう事があります。結構上手に撮るんですよね。

では、子供にカメラを買ってやる代わりに、スマートフォンを買い与えるべきなのでしょうか。いくつになったらいいのか、また写真とネットとの関係をどのように教えていけばいいのか、モデルケースはあるんでしょうか

例えば私たちは、ネットを使わない親世代のことを、おもしろおかしくTwitterに書いたりすることがあります。今後はそれが1世代下がって、幼稚園や小学校低学年の私たちの子供が、私たちのプライバシーを撮影してネットにガンガン上げていくようになる。それは親としても、個人としても大変困った事になります。

やはりある程度分別がつく年齢になるまでは、カメラ代わりにスマートフォンを買い与えるのは慎重になったほうがいいように思えます。とは言っても、写真を撮る楽しみは子供が小さいうちから教えてあげたい。

そういう「Before スマホ世代」へ向けたカメラをキヤノンが開発しています。まだコンセプトの段階ではありますが、子供が持ちやすいデザイン、グリップ感、耐久性、使いやすさとは何かを研究中だそうです。

CANON
▲子供用カメラのコンセプトモデル。ストロボではなくリングライトを搭載

フィルムカメラのような光学ファインダーはありますが、立派なデジタルカメラです。単純にレガシーへ振るのではなく、今の技術を使ってどこまで子供に寄り添えるか。そこを考えようとしています。

このカメラのポイントは、「ミッションモード」の存在です。例えば「赤い色のものを5つ撮ってきて」「笑った顔を3つ撮ってきて」といったミッションがカメラから提案されます。子供たちはそのミッションをこなすべく、家庭内や庭や近所を、被写体を探して歩き回ります。撮っていいものか、それともダメなのか。撮ってきた写真を親子で鑑賞して、良くできてたらはなまるです。

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▲ただ撮るだけではない「ミッションモード」

キヤノンが米国で発売している小型フォトプリンタ「IVY」を使ってプリント、かわいい台紙に貼って、コレクションします。初めての「シェア」は紙で。写真を人にあげるとはどういう意味なのか、私たちが過去から積み上げてきたものを、子供にも感覚的に掴んでもらいたいと思います。

CANON
▲小型フォトプリンタ「IVY」で出力

CANON
▲ミッションの写真「笑顔」専用台紙も開発

そうすれば、その子が将来ネットに出るようになっても、「だいじなこと全部をすっ飛ばしてきた」人にはならないんじゃないかと思うんですよね。そしてその先には、シェアするだけで消費してしまうことが目的ではない「写真のあり方」にたどり着くんじゃないでしょうか。

CESの取材写真をiPhoneで撮影しているオマエが何を言う、というツッコミもあろうかと思いますが、人に伝えるための写真と、自分や家族のために撮る写真は、基本的には別のものだろうと思うのです。そして、どっちの写真が人生にとって大事なのか。

まだモックアップしかないコンセプトの段階ではありますが、そうしたストーリーを感じさせる、いい取り組みなのではと思います。ぜひ、「だいじなこと」を置き忘れない製品に仕上げて欲しいです。



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