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H.Mozer、Apple Watch風の高級機械式腕時計を発表。針もなく音で時を告げるミニッツリピーター

35万ドル

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年1月18日, 午後07:00 in Wearables
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スイス・ジュネーブで開催されるSIHHウォッチサロンにて、H. Moser & CieがApple Watchにそっくりでありつつ、まったく正反対の特徴を持つ機械式腕時計を発表しました。その外観は、竜頭の位置の違いを除いてほとんどApple Watch。機械式にもかかわらず、時を示す針もありません。

この時計「Alp Watch Concept Black」はミニッツリピーターと呼ばれる種類の腕時計で、1分単位で音で時を知らせる機能を備えています。といっても1分ごとに音がなるのではなく、ユーザーが時刻を知りたいときにボタンを押すとその時点での時刻を音で知らせる作りになっています。

針がないと目視で時刻を確認できないため不便に感じるかもしれないものの、音で時刻を知らせるため暗闇でも不自由なく使えるというメリットもあります。H. MoserはこのAlp Watch Concept Blackについて「頻繁に通知を表示しては時間を浪費する『高性能な装置』ではなく、タイムキーパーという『本来の役割』に腕時計を立ち返らせるものだ」と述べました。

なお、H. MoserはミニッツリピーターのエキスパートであるMHC (Manufactures Hautes Complications)の協力を得て、トゥールビヨンとミニッツリピーターを特殊形状のHMC 901キャリバーに組み込んだと説明しています。

H. Moser & Cie


プラチナ製のケースを持つAlp Watch Concept Blackは明らかにApple Watchに似せて作られています。手巻きながら87時間の連続駆動が可能という点は、Apple Watchを遥かに凌ぐものです。

一方で機能的にはまったくシンプルであり、電話をかけたり、音楽をストリーミング再生したり、ECG機能だったりは、当然ありません。

そしてその特殊な時計機能も、時刻を調整するにはかなりのスキルを要し、素人が簡単に扱えるようにはできていません。

それでも、高級な"時計"を好む人々にとっては、Apple Watchのようでいて、はるかに高価な機械式腕時計にも大きな魅力があるようです。約35万ドル(約3800万円)のAlp Watch Concept Blackには、すでに販売実績があるとH. Moserは述べています。そして、さらに注文が舞い込んでいることも明らかにしています。

ちなみにH. Moser & Cieはつい先日、同じくApple Watchにそっくりで(針のある)機械式アナログ腕時計Swiss Alp Watchも発表しています。




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