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「EVE burst error」のことを考えると心がザワザワしてくる:レトロゲーム浪漫街道

セガサターンが欲しかった気持ちの原動力がそこにはある…

柳 雄大(Yudai Yanagi), @yanaginekote
2019年1月26日, 午前09:00 in RetroGaming
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ダンボールだからと期待せずにNintendo SwitchのVRで遊んだ結果……(小彩楓)

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小彩 楓, 4月6日
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「EVE burst error」の続編、「EVE rebirth terror」が2019年に発売される。そのことを知ったのは1か月ほど前のこと(ざわ...)。各種ニュースサイトの紹介文には、「20年以上の時を経て登場」というフレーズが躍っていました(ざわ...)。

この話題を目にしてからというもの、胸のざわつきが止まらない。ちょっと思い出深いゲームなんです。「EVE burst error」。

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「EVE rebirth terror」ティザーサイトより


PCからサターンへ、発売初週だけで10万本を売り上げたヒット作

「EVE burst error」(イヴ・バーストエラー)は、もともとシーズウェアというゲームブランドによるPC用・成人向けアドベンチャー作品でした。ゲームは、私立探偵(男性)/捜査官(女性)というふたりの主人公を操って、猟奇的殺人事件の謎を解き明かすことが目的。いわゆる女の子の裸が出てくるギャルゲーの一種ではありますが、中身はけっこう硬派な探偵もののアドベンチャーだったりします。

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▲「EVE burst error」(セガサターン版)取扱説明書より

このゲームを初めて認識したのは1996年の始めごろ、PC用アダルトゲームがしれっと紹介されている雑誌の誌面上でした。そのセクシーな画面写真を目にした記憶が鮮明に残っています。忘れもしない「電撃王」という雑誌で......清純派の女性タレントさんが表紙を飾ってたりしていたので、当時筆者はまだ中1でしたが、普通のゲーム雑誌のふりをして読んでいました。あはは。

その時点でPCゲームにはまだ手を出せなかったものの、同じ年に定期購読し始めた「週刊ファミ通」で「EVE burst error」セガサターン版(発売元:イマジニア)が出ることを知ります。当時の「ファミ通」で期待値が高いソフトとして、本作はたびたび紹介されていました(セクシーな画面写真とともに)。

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▲(「EVE burst error」セガサターン版のプレイ画面より)主人公のひとり、法条まりな。明るくてちょっとガサツな性格が魅力的

セガサターン版「EVE burst error」が発売されたのは1997年(平成9年)1月24日、プレイステーションの超大作「ファイナルファンタジーVII」が出る1週間前のこと。しかしそんなタイミングでもなかなかの勢いで売れていて、結果、10万本以上を売り上げ「ファミ通」の週間総合ランキングでも初登場1位になっていました。こういう内容のゲームで、今考えるとちょっと信じられないような出来事の気もしますが......。

その様子を雑誌で眺めつつ、中学生の筆者が当時選んだゲーム機はプレステでした。しかしサターンには「18禁」の美少女ゲームだったり、プレステにはないアダルトな雰囲気のソフトだったりがちらほらあり、心が揺れ続けていたのも事実。


主人公を切り替えて進めるマルチサイトシステムの先駆け

そんな「EVE burst error」発売からしばらくして、ずっとモヤモヤしていたところ、なんと「友だちにサターン(本体)ごと借りてプレイできる」機会が訪れました。2~3日だけの期間限定だったため、当時はクリアまではできなかったけど、最高の思い出です。

サターン版「EVE burst error」は、PC版(18禁)に比べ表現がマイルドになった「18歳以上推奨」のソフトとして世に出ましたが、セクシーな描写や下ネタはそれなりに健在。アダルトゲームかくあるべし的な、魅力的なお姉様がたがたくさん出てくる作品でした。

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▲(セガサターン版のプレイ画面より)主要キャラのひとり、桂木弥生。常にたばこを手放さない探偵事務所の所長で、男性サイドの主人公・小次郎の元恋人でもある

お話自体もアダルトな探偵物語で、国際問題・ミリタリー・バイオテクノロジーなどの要素、そして当時のコンピュータを駆使したハッキングシーンも見どころ。ハードボイルドな雰囲気や大人っぽいセリフ回しに憧れた人は多かったんじゃないでしょうか(ちなみにセリフはボイス付きで、子安武人、岩男潤子、本多知恵子、かないみかなど、TVアニメでも有名な声優陣が集まっているのが特徴)。

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▲(セガサターン版のプレイ画面より)劇中のパソコンはさすがに時代を感じさせてくれるものになっている

ゲームシステムとしては、ふたりの主人公の視点を切り替えながら捜査を進めていくマルチサイトシステムが売り。この仕組みはサウンドノベルの「街」以降に有名になりましたが、実は「EVE burst error」はそれに先がけていたものです。ただしそのうえで、基本のプレイスタイルはいわゆるコマンド総当たり式のアドベンチャーゲーム。進行に行き詰まったときも基本的にヒントがないなど、現代の親切なゲームの感覚で遊ぶとややダルく感じるところはあるかも。結局、お話の続き見たさに遊んじゃうんですけどね。

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▲セガサターン版のゲームディスク。小次郎編DISC・まりな編DISC・テラー編DISCとメイキング(特典)による4枚組になっていてボリューム感があります

ちなみに本作は音楽もイイです。イベントが進み日付が変わるときのテーマ曲、推理しているシーンの曲など、かなりイイ味出している楽曲が多い。探偵・推理もののゲームサントラって作業中・執筆中などに聴くとかなり捗るんですが、「EVE burst error」のサントラは今でもしょっちゅう聴いてます。


20年以上の時を経て「EVE」がアツいのか......?

そんなこんなでけっこう名作だった「EVE burst error」。セガサターン版の後も何度か続編が出たり、ハードの進化にあわせて移植・リメイクされたりする作品でした。

冒頭の話に戻りますが、新作の「20年以上の時を経て登場」というフレーズにどこか引っかかるものを感じたのはそのためで、この20年の間にはいろいろあったよなぁ......と思い出し始めたわけです。ただ実際は、時系列にした場合に「EVE burst error」直後にあたるストーリーが今度の新作「EVE rebirth terror」であるということのようですね。

これまで続編やリメイクには手を出さずにいましたが、記事を書く過程で知った2016年のリマスター版(PS Vitaほか対応の「EVE burst error R」)は評判がいいので遊んでみたくなりました。今、というか最近、20年越しに「EVE」がアツいのかもしれない......。



Gallery: EVE burst error | 7 Photos

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