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BMWの新型電気自動車「i4」、テスト車両が目撃される

i3やi8と比べると、ずいぶん普通のクルマに見えますが

Hirokazu Kusakabe
2019年1月28日, 午前09:00 in Bmw
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BMWの「i4」と見られる新型電気自動車のテスト車両が目撃されました。小型電動シティカー「i3」、ハイブリッド・スポーツカー「i8」に続き、電動車両に特化したサブブランド「BMW i」から久しぶりに登場する新型モデルは、実用性が高そうな4ドア・セダンになるようです。

ドイツの自動車メーカーであるBMWが、"持続可能な次世代モビリティ"を目指し、環境に優しいクルマ作りを行う新たなサブブランド「BMW i」を立ち上げたのは2011年のこと。その第1弾および第2弾として、i3とi8というモデルが同時に発表されました。

BMW i
i3はユニークな観音開きのドアを持つ都市部向けの小型電気自動車で、後輪を駆動する1基のモーターと床下にリチウムイオン・バッテリーを搭載。さらに発電機として作動するオートバイ用の小型エンジンを装備するレンジエクステンダー仕様も用意されています。

i8の方はというと、跳ね上げ式ドアを採用した流麗なクーペ型ボディ(現在はオープントップのロードスターもあり)に、後輪を駆動する1.5リッター直列3気筒エンジンと、前輪を駆動するモーターを搭載するハイブリッド4輪駆動のスポーツカーです。

どちらのモデルも、乗員を包むカーボンファイバー製のシェルと、パワーユニットを収めたアルミニウム製のシャシーを組み合わせた先進的な車体構造に、サーモ・プラスティック(熱可塑性樹脂)製のボディ・パネルを被せるという、外観と同様その中身も、他のBMW車とはまったく異なるクルマでした。

BMW i4
しかし、今回テスト車両が初めて目撃されたi4は、写真で分かるように一見ごく普通のクルマとそれほど変わりません。一般的な4ドア・セダンよりもなだらかに後方までルーフが伸び、リア・ハッチを備える車体は、どうやら次期型「4シリーズ グランクーペ」がベースらしく(ということは、現行型3シリーズとプラットフォームを共有)、ボディに「Electric Test Vehicle(電動試験車両)」と書かれているにも関わらず、後部にはエキゾースト・テールパイプの痕跡が残っています。電気自動車ならではの特徴として、BMWのトレードマークであるキドニー・グリルは塞がれていることが分かります。

また、不自然に付け足したようなサイドシル(ボディサイド下部の前輪と後輪の間)を見ると、フロアにリチウムイオン・バッテリーを積むため、車高がわずかに嵩上げされているようです。黒いカモフラージュのラッピングで隠されたデザインは、BMWが2017年のフランクフルト・モーターショーに出展した「i Vision Dynamics」(下の画像)から影響を受けたものになるようです。

BMW i
気になるパワーユニットについては今のところ、世界中の自動車メディアが「関係者からの情報」として掲載している噂を総合して推測するしかありませんが、電気モーターを車体の前後に1基ずつ搭載し、それぞれ前輪および後輪を駆動する4輪駆動バージョンと、それより価格を抑えるためにフロントのモーターを省略した後輪駆動バージョンの2タイプが発売される見込みです。テスラにならった形ですが、別の噂によると、後輪駆動モデルはBMWの伝統的なドライブトレインのレイアウトを踏襲し、フロントのモーターがドライブシャフトを介して後輪を駆動するという説もあります。

バッテリー容量は80kWhと60kWhの2種類が設定されるようで、これもモデル3と同様です(ただしテスラはモデル3のバッテリー容量を公開していません)。航続距離は最大700kmになると、BMWの幹部が発言しています。これはおそらく欧州におけるテストモードを想定した数字と思われるので、モデル3の米国EPA基準で約350〜500kmという航続距離とは直接比較できませんが、BMWがモデル3を仮想敵として開発している以上、テスラを上回ってくる可能性は高そうです。

BMWが、i3とi8から久しぶりに登場するi4で、「i」のコンセプトを大幅に転換し、以前の2モデルと異なり既存モデルのプラットフォームをベースにすることにした理由は、おそらく急速に電気自動車のラインアップを充実させる必要に迫られているからでしょう。その背景には、CO2削減に向けて世界的に年々高まる排出ガスの規制強化があります。内燃エンジン搭載モデルと開発と生産をなるべく共有し、手っ取り早く多くの電気自動車を市場に揃えなければ、自動車メーカーはやっていけなくなりつつあるということです。それは"絹のように滑らかな"と形容される直列6気筒エンジンが長年高い評価を得てきたBMWであっても例外ではありません。

BMW iX3
2021年に発売が予定されているi4の他にも、BMWはMINIやロールス・ロイスを含むグループ全体で、2025年までに12モデルもの新型EVを投入すると宣言しています。2018年4月の北京モーターショーでコンセプトとして公開された「iX3」(上の画像)もその1つで、こちらもi4と同様に、内燃エンジンを搭載する「X3」と車体を共有するSUV型の電気自動車です。

BMW i4の発売はもうしばらく先ですが、今年9月のフランクフルト・モーターショーでは、市販モデルのプレビューとなる「コンセプト i4」が発表されるという噂もあります。その約1ヶ月後に開催される東京モーターショーでも、ひょっとしたら見ることができるかもしれません。

Gallery: BMW i4 spy shots | 15 Photos

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Source: Autoblog
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