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国立天文台、市販望遠鏡で太陽系の果てに極小天体を発見。直径2.6kmほど

大型望遠鏡でもみつけられない大きさ

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年1月31日, 午前06:50 in Space
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日本の国立天文台が、市販の28cm径の天体望遠鏡を用いて、エッジワース・カイパーベルトにある直径2.6kmほどの微天体を発見しました。カイパーベルト付近には、地球など惑星の材料になった直径20km以下の小天体が現在も当時のまま時が止まったように取り残されていると考えられていますが、今回の発見はそれを裏付けるものと言えそうです。

このような微天体は海王星よりもさらに遠い位置に、無数に存在すると考えられています。しかし、この距離でこの大きさの天体はあまりに小さく暗すぎるため、大型望遠鏡を使ってもこれまで発見することはできませんでした。

しかし元国立天文台で現在は京都大学の有松 亘(ありまつ こう)氏が率いる研究グループは、市販の28cm径望遠鏡にハイスピードカメラを装着し、2000個の恒星を60時間にわたって観測。すると、ひとつの恒星がわずか0.2秒だけ暗くなる現象がみつかりました。これを詳しく分析したところ、地球から50億kmの彼方で、直径2.6kmほどの微天体が恒星の前を横切ったことが判明しました。

こうした天体の発見方法はトランジット法と呼ばれます。ケプラー宇宙望遠鏡はこの方法で太陽系外惑星を数千個も発見しました。またケプラーのあとを継いで系外惑星を探すトランジット系外惑星探索衛星(TESS)も、その名前で分かる通り、やはりトランジット法を採用します。

市販の望遠鏡で太陽系内の極小な天体が発見できたのは、太陽系の惑星たちの生い立ちを知るうえでも大きな成果です。惑星はこのような微天体が互いに引っ張りあって結合し、次第に大きな星へと成長したと考えられています。

今回の発見により、カイパーベルトにおける同じようなサイズの天体は、これまでの予測より100倍ほどたくさん存在すると推定されました。同様の観測を継続すれば、将来的にはオールトの雲に存在する小天体の発見にもつながるかもしれません。

なお、この研究はNature Astronomyに掲載されています。

※2019年2月1日:見出しの脱字を修正しました。




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