まずは「Quick Start」から始めよう

「Blank project」で始めると、3D+動画ソフト並の画面にぶち当たるので、まず「Quick Start」で始めてみましょう。
「Quick Start」では4つのカメラワークテンプレートから動画が作れます。

今回は「Spiral」をチョイス。
渦巻状のカメラワークのテンプレートです。

カメラワークの中心となるポイントを選択します。ピンチで拡大出来るので......

「横浜マリンタワー」を選択してみます。そして「>」ボタンをクリックしましょう。

すると、この様な画面が表示され、カメラワークの素振りができるほか、カメラワークの半径や、アングル、高度など、スタートからエンドまで設定できます。

次は動画の秒数(尺)を決めます。

スピード感がほしいので僕は「9秒」にしました。そして「✓」を押します。

すると、Blankで作った際に表示されるのと同じ編集画面にデータが入力された状態で遷移します。
この画面でカメラや軌道等々を弄ってみるのが作り方を覚えるには有用です。
「Render」を押すとレンダリングの最終設定画面に遷移します。

あとは動画の品質等を決めて......

レンダリング開始です。この後は待っているだけでレンダリングされたデータが吐き出されるのですが、このデータはなんと「Zip」。
早速、ファイルを解凍してみると......

ご覧の様に各コマが連続したJpeg画像が収納されています。
ImageJで簡単動画データ作成
このままでは動画になりません。そこで活躍してくれるのが「ImageJ」。科学分野における画像解析等にも利用されるフリーソフトウェアです。
各OS向けに配布されているので
こちらからダウンロード可能です。なお、ImageJの利用にはデスクトップ・コンピュータ向けのJavaを別途インストールする必要があります。
粒子解析や極大点の検出といった研究者向けの各種機能や、多様な画像加工機能など、無茶苦茶高機能なソフトウェアなのですが、今回利用するのは連続画像を動画にする機能だけです。

ImageJを立ち上げて、
File>Import>Image Sequence
と進み、読み込むフォルダを指定します。

そして、各種設定を確認し「OK」を押しますと画像読み込みが始まります。

画像読み込みが終了したら
Save As>AVI
を選択。

フレームレートを設定してOKを押せば動画(AVI)ファイルの完成です。
そして、この様にFacebook等のSNSにアップロード可能になります。
記事への埋込ですと、ノイズが出ているのですが、「
Facebookの投稿」を見てもらうと概ねきれいなのがわかっていただけるかと。