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中国での販売テコ入れにはiPhoneご当地モデル投入が必要? 元従業員らが指摘

あまり地域密着にしすぎてもブランドイメージが損なわれますしね

Kiyoshi Tane
2019年2月1日, 午後03:15 in iphone
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今年初めに発表されたティム・クックCEOの投資家向け書簡のなかで、アップルの売上高予測を下方修正する主な原因とされた中国でのiPhone売上げの落ち込み。

そうした中国でのiPhone販売テコ入れのために、元アップル従業員や幹部達が「中国向けに特化された新規設計のiPhoneが必要だ」と述べていることを米WSJが報じています。

先日の第1四半期決算説明会にて、クックCEOは中国を初めその他の国々で、iPhoneを現地の経済事情に見合う価格で販売すること(つまり実質的な値下げを)検討していると述べていました。

が、アップルの元従業員や元幹部の一部は、その程度の対策は不十分であり、より根本的な変革――具体的には現地ユーザーの用途や習慣に合った中国向けiPhoneの提供が必要だ――と主張しています。

そうした変化を求める声は、アップルのトップダウンな管理システムや秘密主義の文化が中国での事業を弱体化させたとの考えに根ざしているとのことです。

かつて同社でアジア方面リテール(小売り)担当重役をつとめたCar Smit氏は「アップルはすぐには適応しません」「現地で人々が意思疎通するアプリやシステムをシームレスに(iPhoneに)統合しなければ、中国メーカーが優位に立つでしょう」とコメントしています。

アップルが現地の事情に対応する腰の重さを示す具体例とされているのが、中国の事情を織り込んだはずのiPhone XS MaxとXR(物理)デュアルSIM対応モデルです。

元従業員によると、中国エリアの担当者は2つ目のSIMカードを搭載できるiPhoneを提案したのは、2012年~2013年というかなり早い時期だったとのこと。しかし、実際にiPhoneのデュアルSIM対応モデルが発売された2018年末には、すでに中国で販売されているスマートフォンのうち約93%が搭載済み(調査会社Canalys調べ)だったわけです。

当時アップル本社の製品開発チームは、それよりもアンテナ性能の向上など他の目標を優先しており、「彼らは、SIMが競争上の差別化になると期待していませんでした」と元エンジニアが語っているとされています。

その一方で、WSJは中国向けに特化したiPhoneご当地モデルのリスクも指摘しています。まず、故スティーブ・ジョブズ氏が確立した「わずか数モデルに絞り込んだiPhoneを世界中に大量販売」という規模の利益が失われ、コストの増加と製造工程の複雑さを増してしまうということ。

もう1つは、Arete Researchに属するアップル専門アナリストRichard Kramer氏のコメントとして紹介された「アップル地元の嗜好に合わせることを、莫大なプレミアム感とひき換えにはできない」として、地域密着性がブランドイメージを損ねてしまう危険を指摘しています。

たしかにiPhoneは世界に影響力のあるアメリカ文化の象徴でもあり、現地の事情に合わせすぎた「ご当地iPhone」は、逆に中華スマートフォンとの差別化が難しくなるとも思われます。

とはいえ、昨今のiPhone販売市場において、中国が無視できない主要市場となっているのも事実。こうしたニーズを受け、アップルが値下げやデュアルSIMモデル以上の対策を講じるのか注目していきたいところです。




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Source: WSJ
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