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2018年の「電気自動車+プラグイン・ハイブリッド車」販売台数、7%の減少に

「トヨタの結論」の需要が落ち着き、大きく落ち込んだようです

Hirokazu Kusakabe
2019年2月3日, 午前08:30 in Electric Vehicle
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2018年に日本で販売された電気自動車およびプラグイン・ハイブリッド車の台数が発表されました。排出ガスをまったく出さない電気自動車や、日常的な買い物や通勤などの近距離なら電気のみで走れるプラグイン・ハイブリッド車は近年、右肩上がりに増えていると思われていましたが、日本における2018年の合計販売台数は、2017年から7%減少していることが明らかになりました。その理由は、車種別の販売台数推移を2018年と2017年とで比較してみれば分かります。

世界中のプラグイン車販売状況を調べている『EV Sales』によると、2018年の日本における電気自動車およびプラグイン・ハイブリッド車の販売台数は以下の通り。

日産 リーフ:2万5722台
トヨタ プリウスPHV:1万2401台
三菱 アウトランダーPHEV:7003台
BMW 225xe iPerformance アクティブ ツアラー:1356台
MINI クーパー S E クロスオーバー ALL4:963台
その他:4568台
合計:5万2013台

ちなみに2017年は以下のようになっていました。

トヨタ プリウスPHV:2万6734台
日産 リーフ:1万6925台
三菱 アウトランダーPHEV:4774台
BMW 225xe iPerformance アクティブ ツアラー:1598台
BMW 330e:954台
BMW i3:871台
その他:4089台
合計:5万5945台

比べてみれば一目瞭然。2017年2月に「次のエコカーはPHV。これがトヨタの結論」という言葉と共に発売された「プリウスPHV」が、2年目にして54%も販売台数を減らしています。

EV PHV

トヨタの最新プラットフォーム「TNGA」を採用する現行型プリウスPHVは、そのベースとなった(プラグインではない)ハイブリッド車の「プリウス」から1年3ヶ月ほど遅れて登場しました。そのため、発売を心待ちにしていた顧客が一斉に購入し、2年目は需要が沈静化したとも言えます。ちなみに2015年12月に発売された現行型プリウスも、2016年には24万8000台が売れたものの、翌2017年には16万台に減少。2018年は11万5000台あまりとさらに販売台数を落とし、この年の12月には顔のデザインを改めるなどのマイナーチェンジが施されています。

EV PHV

プリウスPHVとは逆に、2017年10月に第2世代にモデルチェンジした日産 リーフは、52%も売り上げを伸ばしまた。さらに日産は今年1月、バッテリー容量を40kWhから62kWに増やした「リーフe+」を投入しているので、2019年も堅持しそうです。

EV PHV

三菱 アウトランダーPHEVは2016年に燃費の偽装が発覚し、しばらく製造販売を停止するという不祥事があったものの、2017年には利便性や安全性を高めるための様々な改良が施されたこともあり、販売台数を大幅に回復させました。それでも、デザイン変更を含む大規模なマイナーチェンジが施された2015年の1万1000台という記録には届きません。

BMW 225xeの販売台数が減少しているのは、同じBMWグループで車体を共有するMINI クロスオーバーのプラグイン・ハイブリッド・バージョンが発売されたため、パイを分け合ったと考えられます。

EV PHV

その他の車種の中にはテスラも含まれますが、我が国におけるその販売台数は『EV Sales』によると500台程度とのこと。しかし、「モデル3」の発売が日本でも始まれば、大幅に増えることが期待できます。何しろテスラ モデル3は、2018年に世界で、といってもまだ米国とカナダでしか販売されていませんでしたが、にもかかわらず14万5,846台というプラグイン車で断トツの販売台数を記録しました。それに次ぐ世界で2番目に売れている電気自動車は、中国BAIC(北汽集団)の「EC」シリーズで約9万台。3位の日産 リーフは約8万7000台となっています。

日本において電気自動車とプラグイン・ハイブリッド車を合わせたシェアは、新車販売台数全体の約1%に過ぎません。これに対し、世界では2018年に前年比65%も増加し、全体の2.1%を占めています。つまり世界的に見ると日本はプラグイン車市場が停滞しているという見方ができます。

しかし、それも今後数年のうちに変わる可能性があります。テスラなどの外国車勢に頼らずとも、ホンダは今年中に新型電気自動車をまずは欧州で発売する予定で、来年には日本市場にも導入されるでしょう。これまであまりEVに積極的に見えなかったトヨタやマツダも、2017年にはデンソーを加えた3社で電気自動車の共同技術開発を手掛けるEV C.A. Spiritという新会社を設立。2020年頃にはその成果が製品として現れてきそうです。ホンダ、トヨタ、マツダからマスマーケット向けのモデルが登場すれば、我が国でも一気に電気自動車の普及が進むかもしれません。そうして増えた電気の需要をどうやって賄うかというのは、また別の問題になるわけですが。




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