Sponsored Contents

playstationの最新記事

Image credit:
Save

PS5(仮)はPS4ソフトが動く? SIEが「後方互換性のためのなりすましCPUID」特許を出願

発明者は『マーブルマッドネス』のマーク・サーニー氏

Kiyoshi Tane
2019年2月4日, 午前09:00 in playstation
216シェア
0
216
0
0

連載

注目記事

Sony

2013年末の発売から6年目を迎えたプレイステーション4(PS4)の後継機として開発が噂されている、次世代ゲーム機のプレイステーション5(仮)。このPS5に関してのウワサはすでにいくつかが出ていますが、焦点の一つとなっているのが、過去のPlayStationハード向けのタイトルが動作する機能、いわゆる「後方互換性」の有無です。

ここに関して、日本の特許庁が公開した文書が、一つの、そして重要な手がかりになるのではないか、と話題になっています。
特許庁が公開した文書によると、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は「後方互換性のためのなりすましCPUID」という特許を出願しているとのこと。

この特許は「レガシー(過去の)コンピューティングデバイスのために書かれたレガシーアプリケーション」を「異なるプロセッサ」上で動かすことを容易にする技術とされています。このタイミングでの、そしてこうした内容の特許となることから、より世代が進んだプロセッサ、すなわちPS5での後方互換性を意味するのではないかとの推測を呼んでいるというわけです。

本特許の要約は「後方互換性を容易にするために、コンピューティングデバイスは、コンピューティングデバイス上のプロセッサに関する情報に対するアプリケーションからの呼び出しに、コンピューティングデバイス上のプロセッサとは異なるプロセッサに関する情報を返すことによって応答してもよい」とされています。

このままだと意味を図りかねますが、要するに「本来は別のプロセッサ専用に書かれたアプリケーションの問い合わせに対して、別のプロセッサが元のプロセッサのふりをして身元の情報(CPUID)を返してもいい」ということ。つまり後方互換性のために「なりすまし」をするわけです。

逆にいえばCPUIDの偽装程度でレガシーアプリケーションが問題なく動作するということから、この特許で想定されている「異なるプロセッサ」は、元のプロセッサと同一か近いアーキテクチャであると推測されます。
そこから、本特許がPS5にまつわるものと仮定すれば、現行のPS4と同じAMD製のAPU(CPUとGPUを統合したもの)ではないか--といった憶測も広がることになります。

ただし、こうした「異なるプロセッサ」上で後方互換性を実現しているハードウェアは、厳密に言えばすでにあります。それが標準PS4とは異なるカスタムAPUを持つPS4 Pro。

PS4 ProのAPUは、PS4搭載版に比べて動作クロック数が上がり、GPUの演算ユニットも倍増しているため、基本構造は同じながら別物と呼べる仕様です。こうした事情から考えると今回の特許は、PS4 Proに関するものである可能性もあります。

実際、本特許では2016年1月22日、すなわちPS4 Proの発売前にアメリカで出願された同様の特許も含む内容となっています。

そちらの特許では「たとえば、新デバイスのCPUがレガシーデバイスのCPUよりも早い場合、新デバイスの別の構成要素によってまだ使用されているデータを、CPUが時期尚早に上書きする場合がある」という具合に、基本アーキテクチャは同じで主に処理能力が違うPS4とPS4 Proを強く想起させる記述が見られます。

とはいえ、アメリカに出願した内容と同じものではなく、あえて新規の技術を加えた点に注目すると、やはり「PS4 Proではない新ハード」を示唆していると解釈することも不可能ではないでしょう。

そしてAMDは次世代PSハードに向けてZen系プロセッサの開発に取り組んでいるとの報道もありました。Zen系であればPS4に搭載されたプロセッサと基本アーキテクチャーは同じ(いわゆるインテルのx86系列)。設計も同じAMD製となることから互換性が高く、ソフトウェアの後方互換性も比較的容易に実現されることが期待できそうです。

ちなみに、特許出願書類にある発明者の氏名は、PS4の開発にも深く関わった天才プログラマーであり、ゲームプロデューサーのマーク・サーニー氏。『マーブルマッドネス』や『メジャーハボック』(『カイの冒険』や『テグザー』に強く影響を与えた作品)、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』といった名作ゲームに名前を刻んだレジェンドが、水面下でPS5(仮)の誕生に向け奮闘しているのかもしれません。




広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

216シェア
0
216
0
0

Sponsored Contents