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メッシュWi-Fiも独自OSで管理。Synologyのルーター「MR2200ac」が機能充実すぎる

アクセスポイントでもウェブフィルターなど各種機能が使えます

いーじま (Norihisa Iijima), @WipeOut2008
2019年2月5日, 午後12:00 in Internet
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最近のWi-Fiルーター市場では、高速通信だけでなく「メッシュWi-Fi」を売りにした製品が増えてきています。

メッシュWi-Fiは、簡単に言うとメインとなるWi-Fiルーターと複数台のWi-Fi機器がつながり、1つの巨大なWi-Fi環境を構築するというものです。それぞれの機器は直接メインのルーターとつながらなくても、ほかの機器を介してつながることもでき、たくさんのデバイスが同時に通信しようとしたときに通信負荷を分散させられるのも特徴です。網目状にWi-Fi機器がつながることからメッシュWi-Fiと称されています。

これまでは、1台のWi-Fiルーターで広い範囲をカバーしようとしていましたが、それだとやはり限界があります。メッシュWi-Fiなら、さまざまな部屋にWi-Fi機器を置くことで部屋の隅々まで簡単にカバーでき、1つのSSIDで管理されるため、1度つながればあとは意識することなくWi-Fiにつながります。今回はそんなメッシュWi-Fiの新製品、Synologyの「MR2200ac」をレビューします。

Synologyといえば、NASのメーカーというイメージが強いですが、2017年からルーター製品も手がけています。以前筆者がレビューした「RT2600ac」は、NASで培ったOS「DiskStation Manager」をベースとしたルーター用のOS「Synology Router Manager(SRM)」を開発。ルーターとしてはこれまでにない設定環境と、NAS的な機能の充実ぶりに驚愕したものでした。


MR2200ac

そして、昨年12月に発売されたのがメッシュWi-Fiに対応した「MR2200ac」です。メッシュWi-Fiのトレンド「トライバンド」(5GHz帯×2と2.4GHz帯の3つのバンドで通信できることで、Wi-Fiとつながるデバイスとルーター機器どうしの通信を分けられる)に対応し、2×2 MIMOアンテナを搭載。5GHz帯は理論値最大867Mbps、2.4GHz帯は400Mbpsの通信が可能です。

MR2200ac
▲「MR2200ac」の背面。ギガビットWANとLANポートを1つずつと、USB3.0端子、WPSボタンとWi-Fiのオンオフボタンを備える

CPUはクアッドコアの717MHzを採用し256MB DDR3メモリーを搭載。ギガビットイーサーポートは2つで1つはWANポートとして動作します。最新のセキュリティプロトコル「WPA3」に対応し、VPN機能やインターネットアクセス管理機能などを搭載。個人だけでなく企業でも安心してインターネットを使える機能が盛り込まれています。

RT2600ac
▲「RT2600ac」は、4×4 MIMOアンテナを備え、5GHz帯で理論値最大1733Mbpsの通信が可能なWi-Fiルーター。SDカードスロットを備え、NASとして利用することもできる。OSのSRMを1.2にバージョンアップすることでメッシュWi-Fiのメインルーターとして活用できる

今回レビューするにあたり、メインとなるルーターを「RT2600ac」、サテライトとなるWi-FI機器として「MR2200ac」を設置しました。OSはSRM 1.2で、メッシュWi-Fiに対応した「Wi-Fi Connnect」機能が用意され、RT2600acを設定したあとにMR2200acを追加することでメッシュWi-Fi環境を構築していきます。

筆者の自宅はフレッツ光ネクストで、ホームゲートウェイとしてルーターが提供されています。PPPoEブリッジを使えば、後付けしたルーターをメインとして使えますが、今回はRT2600acをアクセスポイントとして接続しています。

通常のルーターだと、アクセスポイントとして接続すると、アクセス制御などの機能が使えない場合が多いのですが、Synologyのルーターはそんなことはなく利用できるのが特徴の1つです。これはかなり便利で、わざわざルーターの設定をし直すことなく、ポン付けでも機能制限されることなく使えるため、ネットの構築も容易になります。光サービスはホームゲートウェイとしてモデムとルーターが一体化しているケースが多いので、Wi-Fiだけ任せたいときに、こういうルーターは扱いやすいと思います。

メインとなるルーターの設定は、PCからでもスマホからでも行なえます。PCからは、ルーターに有線接続して行うのが一番手っ取り早いです。ブラウザーから「router.synology.com」へアクセスすると、設定画面が現れます。あとは設定に従って進めていけば利用できるようになります。

MR2200ac

MR2200ac
▲ブラウザーから「router.synology.com」へアクセスすると、設定画面が現れ、設定後再起動すると、下の画面のようにログイン画面となる。アクセスポイントとして設定したときは、IPアドレスを指定する必要がある。画面はSRM 1.1だが、このあとアップデートで1.2に

スマホでは「DS router」アプリをインストールすることで設定します。RT2600acでは、初期設定のSSIDで接続したあと、アプリを実行すると初期設定ができます。iPhoneの場合、Wi-Fiの設定でSSIDを指定すると、ブラウザーが自動的に立ち上がって設定画面が現れますが、なぜか動作が緩慢で反応が鈍くちょっと使えませんでした。Wi-Fi接続後ブラウザーが立ち上がる前にアプリに切り替えると、スムーズに設定できます。

MR2200acMR2200ac
▲iPhoneの「DS router」アプリで設定する際、設定のWi-Fiから初期設定SSIDへアクセスする必要があるが、アクセス後ブラウザーが起動して設定画面が表示される。ただ、反応が鈍くアプリで設定するのがオススメ。そのとき、ブラウザー画面が表示される前にアプリに切り替える必要がある

注意点としては、今回のようにアクセスポイントとして設定すると、設定後アクセスできません。これは、接続アドレスが「router.synology.com」になっているためです。ルーターとして使う場合には問題ないのですが、アクセスポイントだと割り当てられたIPアドレスを指定する必要があります。これに気が付かないと先へ進めないのでご注意ください。

MR2200ac
▲アクセスポイントの場合、router.synology.comを割り当てられたIPアドレスに変更する必要がある

続いてメインのルーターで、メッシュWi-Fiの機器MR2200acを追加していきます。アプリからも設定できますが、SRM1.2の特徴的な画面のほうが見やすいので、PCからブラウザーを使って設定しています。

MR2200ac
▲SRM 1.2の画面。デスクトップライクに操作、設定ができるので、非常にわかりやすく見やすい

「Wi-Fi Connect」から「Wi-Fiポイント」で「追加」を選択すると、Wi-Fiポイントを追加するウィザードが立ち上がります。こういうところがデスクトップUIのいいところで、非常にわかりやすいですね。

MR2200ac
▲「Wi-Fi Connect」から「Wi-Fiポイント」で「追加」を選択すればウィザード形式で設定を開始する

MR2200acの電源を入れ、LEDが青い点滅するまで待つと、自動的に認識してくれます。あとは、名称を変更するぐらいでセットアップが始まり、しばらくすると利用できるようになります。メインルーターとの電波の強度を示す緑色のLEDに切り替わるので、できるだけよい電波状況の場所に設置します。

MR2200ac
MR2200ac
▲電源を入れると、しばらくして青いLEDが点滅するので、設定を完了すれば緑色の電波強度を表す表示に変わる

今回は、Wi-FiでRT2600acと接続していますが、有線LANで接続することもできます。その場合は電波強度に左右されることなく、速度が維持できるのでより広いエリアで最速な環境を構築できます。

電波強度は、「Wi-Fiポイント」でも確認でき、どのくらいの転送速度かを確認する性能テストも用意されています。これを使うことで、最適な設置場所を確認できるほか、Wi-Fiポイントを複数設置したときには、ボトルネックになっているところを見出すこともできます。

MR2200ac
▲Wi-Fiポイントとして、接続状況をほぼリアルタイムに表示してくれる。性能テストを実行すれば、転送速度もわかる

初期設定時にSSIDを指定しましたが、これは「スマート接続」として1つのSSIDで5GHz帯も2.4GHz帯も自動的に振り分けて接続するようになっています。このため、デバイスがどの周波数帯に対応しているかを気にすることなく、Wi-Fi設定できますが、場合によっては5GHz帯で接続したほうが速いにもかかわらず2.4GHz帯で接続されてしまうということもあります。

MR2200ac
▲アプリから接続状況を確認すると、どの周波数帯を利用しているのかわかる。画像は2.4GHz帯で接続されたとき。スマート接続だと自動的に切り替わるのでこういうケースもある

今回、計測していても何度かあったのですが、5GHz帯だと200Mbps程度出るのに2.4GHzで接続されてしまったため、80Mbps程度になってしまうケースがありました。このため、設定でスマート接続を解除し、周波数帯ごとにSSIDを割り当てるということもできます。こうすることで常に5GHz帯で接続できますが、複数のデバイスで同時接続した場合、2.4GHzで接続したほうがいいというケースもあるかもしれません。使用環境で確認しつつ設定するといいでしょう。

MR2200ac
▲「スマート接続」をオフにして、周波数帯ごとにSSIDを設定し周波数帯を指定することもできる

通信状況はリアルタイムで監視できます。個人向けルーターでここまで装備している製品はなかなかないでしょう。インターネットアクセス管理も充実していて、ゲストアカウントの設定や、子供たちが使うデバイスに対してアクセス制限をかけたりが簡単に設定できます。

MR2200ac
▲「Safe Access」でユーザー登録し、ウェブフィルタリングや時間設定などを設定できる

ユーザー登録をして、あらかじめ用意されているプロファイルを指定しデバイスを割り当てるだけ。ほかにも利用できる時間の管理、ウェブサイトへのフィルタリング、どんなサイトへアクセスしているのかの履歴が確認できます。

MR2200ac
▲画像は実際には子供たちがアクセスした結果ではないが、このように端末ごとにアクセス制限をかけられ、アクセス履歴も残る

ためしにウェブフィルタリングを「子供」にしてみて、アダルト系サイトへアクセスしてみましたが、有名どころのサイトはブロックされてアクセスできませんでした。ただ、すべてのアダルトコンテンツをブロックできるかというとそうでもなく、国内だけでなく海外のサイトはもう少し強化しても良いのではと感じました。カスタマイズも可能ですが、こうしたサイトはキリがないので、順次アップデートで追加されることも期待したいですね。

MR2200ac
▲ブロックされたときの画面は、変更もできる

こうして使ってみましたが、2階の東端に設置したRT2600acだけでは、同じフロアの西端や1階の西端で速度が低下していたところを、MR2200acを適所に設置することで、速度の低下幅を抑えられました。筆者はSynologyのNASも使っていることもあり、DSMに慣れているという面もありますが、SRMの使い勝手は最高で、一度この設定画面に慣れてしまったら、昔ながらのテキストベースのシンブルな設定画面では扱いづらく感じてしまうでしょう。

MR2200ac
MR2200ac
▲上が2階メインルーター直近、下が同じフロアにWi-Fiポイントを設置して西端の部屋(メインから約10m、Wi-Fiポイントから約4m)で計測。SPEEDTESTによる計測のため、時間帯やサーバー状況によって速度は変動する

MR2200ac
MR2200ac
▲上が1階の西端の部屋(メインから約13m、Wi-Fiポイントから約5m)で、1階の真ん中ぐらいにWi-Fiポイントを設置して計測した結果。下は、2.4GHz接続になったときの速度。5GHz帯で100Mbpsを切っていればいいのだが......

アクセス制限や各種セキュリティ機能、ウェブフィルタリングなども用意され、しかも無料で使える点がポイント高いです。今回はRT2600acと組み合わせて使いましたが、MR2200acだけで構築しても問題ありません。価格は1万6000円前後とミドルクラスの価格設定。「最近つながりが悪いな」とか「子供がインターネットアクセスするにあたって管理したい」とか思っていたら、この製品を検討することをおすすめします。




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