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アップルがモデムチップを自社開発に切り替え?他社開発から転換のうわさ

クアルコムとの関係ではトラブルの種になりましたしね

Kiyoshi Tane
2019年2月8日, 午後01:10 in apple
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アップルがモデムチップの開発をサプライチェーン部門から社内のハードウェア技術グループに移したとの噂が報じられています。

アップルの開発事情に詳しい2人の人物によると、iPhoneの主要パーツの1つであるモデムチップを他社開発から自社開発へと切り替える兆候があるとのこと。

通信回線に繋いでインターネットへアクセスするために用いられるモデムチップは、スマートフォンやモバイル機器において命綱ともいえる部品です。過去にはアップルはクアルコム製のモデムチップをiPhoneへ搭載していましたが、クアルコムとの確執もあって2016年から段階的にインテル製へ変更。2018年モデルではクアルコム製を不採用としています。

米Reutersの情報筋によると、モデムチップの設計はアップルのハードウェアテクノロジ担当SVP(上級副社長)ジョニー・スロウジ氏に引き継がれたとのことです。スロウジ氏は2008年にアップルに入社し、初の自社開発SoCであるA4プロセッサ(iPhone 4に搭載)の開発を主導。現在ではバッテリーやセンサー類からチップセットまで、アップルのハードウェア製品全般において監督している人物です。

これまでモデムチップ設計は、ハードウェアエンジニアリング担当SVPのダン・リッチオ氏の下で、ワイヤレスシステムデザインエンジニアリング担当VPのリューベン・カバレッロ氏が主導していたものであるため、アップル社内でもなんらかの組織変更が行われているのかもしれません。

アップルがモデムチップ設計を自社開発に切り替えるとの噂は、これまでに何度も手がかりが報じられてきました。2018年11月にはモデムチップ業界トップであるクアルコムのお膝元サンディエゴでワイヤレスチップを扱うエンジニアを含む求人リストを出し、その後テクノロジー系メディアThe Informationにより同社が「モデムチップの技術者」を募集していると伝えられています。

その背景の1つにはまずインテル開発による5Gモデムチップの現状に不満を抱いているとのうわさ。クアルコム製モデムチップ採用の各社が2019年前半に次世代移動通信対応の「5Gスマホ」を予定しているのに対して、5G対応iPhoneは2020年になると予想されており、そのタイムラグを他社開発から自社開発へ切り替える移行期間に当てるとも推測できそうです。

もう1つはアップルがiPhoneのSoCであるAシリーズを初めとして、長期的に主要パーツを自社開発に置き換える方針を採っていること。著名なアナリストMing-Chi Kuo氏は、Macに関しても2020年~2021年にかけてアップル独自設計プロセッサに移行すると予測しています。

そしてアップル関連情報サイト9t5Macでは、アップルが独自モデムチップを開発することで、品質管理を改善できるほか、Macなど他のアップル製品にも組み込みやすくなるメリットがあると指摘していました。

今年からスタートする5G対応スマホ競争では出遅れる見通しのアップルですが、モデムチップを自社開発に切り替えることで、iPhone以外のハードウェア製品群のポテンシャルを底上げしていく展望を描いているのかもしれません。



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Source: Reuters
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