昨年8月に「NETFLIXプラン」を発表したKDDI。今回、エンタメコラボの第2弾として"Apple Musicコラボ"を発表しました。Apple Musicで通常利用できる3か月の無料トライアルとは別に、Apple Musicの月額料金が半年間無料となるため、実に約6000円分のユーザー還元となります。
auといえばフィーチャーフォン時代に「着うた」を、2004年に「着うたフル」を他社に先駆けて投入。また、2006年からは「LISMO」ブランドで音楽配信サービスを展開するなど、これまでも音楽に注力。こうした『音楽のau』というイメージは、特にフィーチャーフォン世代に根強く残っています。今回のApple Musicとのコラボは、そうした「音楽のau」のイメージを彷彿とさせるものでもあります。
なお、YouTube MusicやSpotify、LINE MUSICなど、サブスク型の音楽配信サービスは乱立しています。なぜ今回その中からApple Musicとのコラボを選んだのか、その理由について担当者は『メジャー同士が組んだというメッセージを与えたかった』と語ります。
『NetFlixもそうですが、Apple Musicも音楽配信サービスとしてメジャーです。音楽のauとApple Musicという、音楽のメジャー同士がタッグを組んだ。そういうメッセージ性を与えたかったんです』
本物のライブへ送客も
またKDDIは、ぴあとの共同で展開する「uP!!!ライブパス」で、音楽ライブや演劇公演のチケット先行販売、バックステージツアーなどに参加できるサービスを提供しています。今回のコラボでは、この「uP!!!ライブパス」とのシナジーも期待しているとのこと。
『Apple Musicでレコメンドされた曲を聞いて、本物ライブに行ってみたいなと感じてもらえれば、uP!!!ライブパスと組み合わせることもできます』
第3弾コラボにも期待
なお「NetFlixコラボ」「Apple Musicコラボ」と続いたわけですが、今後もエンタメ系を中心に第3弾のコラボを検討しているとのこと。現在はテーマパークなど複数の候補が上がっているようで、担当者は「音楽のau」から「エンタメのau」を目指し、今後もコラボを展開する姿勢を示しました。
このApple Musicコラボは、au取り扱い店で4G LTEスマートフォンを新規契約、または機種変更と同時にApple Musicに申し込むことで利用可能。さらに、2018年12月1日から2019年1月29日の間4G LTEスマートフォンを新規契約または機種変更したユーザーも、専用サイトから申し込めます。
(見出し画像は左から新規ビジネス推進本部 エンターテインメントビジネス推進部長 宮地 悟史氏、コンシューマ事業企画本部 コンシューママーケティング1部長 松田 浩路氏)