Sponsored Contents

Weekendの最新記事

Image credit:
Save

ケプラーが見た最後の光・Safariが追跡防止機能削除・廃棄ITから五輪メダル材料収集完了 : #egjp 週末版153

ケプラーのあとはTESSが継いでいます

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年2月10日, 午後08:50 in Weekend
33シェア
0
15
0
18

連載

注目記事

1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお伝えします。今回は「廃棄ITから金銀銅メダル材料集め、ほぼ完了」「ケプラーが見た最後の光」「アップルがSafariのDo Not Track削除」などといった話題をピックアップしました。

東京オリンピック、メダルを廃棄ITから製造

Rio Olympics Athletics
東京オリンピックはサステイナビリティ(持続可能性)を世界に示すため、携帯電話/スマートフォンやPCその他の電子機器から2020年に開催される東京オリンピックのメダルを製造すると発表していました。そしてこのたび、メダルに必要な量の金、銀、銅の回収がほぼ完了できたと発表しました。

回収できた量はそれぞれ、金が28.4kg(目標30.3kg)、銀が3500kg(目標4100kg)、そして銅は2700kg(目標2700kg)。回収に協力したNTTドコモショップからの中古携帯電話は役510万台、全国自治体からの中古電子機器は役4万7488トンにのぼります。

この回収プログラムは3月31日まで継続しており、その間に目標未達の金および銀の回収が進むことが期待されます。

ウディ・アレン、Amazonに契約金6800万ドル支払いを要求

映画監督ウディ・アレンが、Amazon Studiosを相手に契約金支払いを求める訴訟を起こしました。Amazonは2017年にアレン監督の作品『Wonder Wheel』で劇場用映画の製作配給に参入することを発表しました。ところが、その後に拡がった #MeToo 運動がきっかけで、アレン監督が過去に養女のディラン・ファロー氏に行ったとされる虐待に対する避難が再燃することに。

この問題によって『Wonder Wheel(邦題:男と女の観覧車)』は配給先の確保に苦労し、ごくわずかな映画館で公開されるにとどまりました。続いて制作された『A Rainy Day in New York』はAmazonが配給を諦め、その権利を1500万ドルで買い取るにとどまり、2018年6月にはアレン監督との間で結んだテレビシリーズ1本と劇場用映画5本を作るという契約を破棄することを発表しました。

アレン監督は、虐待に関しては一貫して否定しているうえ過去の裁判で無実が証明されていたこと、Amazonと契約を結んだときにはすでにこの問題は衆知されていたこともあり、双方承知での契約だったと主張、Amazonが態度を翻したことについて「25年前にまで遡った根拠のない非難を契約破棄の言い訳にした」とコメントしています。

Amazon側としては、ここまでアレン監督の問題が大きくなることは予想外だったはず。さらに『Wonder Wheel』も、主演のケイト・ウィンスレットが第21回ハリウッド映画賞の女優賞を獲得する演技で光ったものの、映画の評判は低調で興行収入も惨敗に終わりました。このことも、契約解消を選択する理由のひとつになったかもしれません。



ケプラー宇宙望遠鏡が見た「最後の光」
ケプラー宇宙望遠鏡は2018年10月、スラスター燃料を使い果たしたためにその運用を終了しました。当初予定だった運用期間は3年半でしたが、その後も延長して観測を続け、最終的には9年間におよぶ探査で2600以上の太陽系外惑星の存在を確認してきました。

その引退発表後2019年になっても、ケプラーによる新たな発見はつづき、1月7日には海王星のようなガス惑星またはスーパーアースと呼ばれる岩石質のどちらかと目される惑星が確認されました。その大きさは地球の1.9倍、海王星の1/2ほどの大きさとされます。

しかし、何事にも最後はやってきます。NASAはこのたび、2018年9月25日にケプラーが撮影した「最後の光」画像データを公開しました。この画像の撮影からおよそ1か月後に、ケプラーは燃料を使い果たしたと説明します。

この画像の範囲はケプラーの後継機TESSも同時期に一部重複した位置を観測しており、その結果両者の性能を比較するためのデータにもなり得ました。この比較は今後学者らが理解を深め、今後のカメラ性能改善のための機械を与えるだろうとNASAは述べています。

画像の中心上部に沿って黒い帯が入っているのは、カメラの部分故障によるものとのこと。このスナップショットご、ケプラーは30分ごとに特定の方角を観測し続けました。「この『最後の光』画像は、ケプラーの記録的なデータ収集の最終章、それも最後のページを著すものになります。そしてそれは9年前に初めて送り届けられた「最初の光」を得たときの興奮の瞬間を思い出させるものです」そして「われわれは今後何年もかけケプラーの大量のデータを分析するだろう」とNASAのアリソン・ホークス氏は述べました。

米携帯キャリア「裏メニュー」で顧客GPS情報開示サービスを保釈金保証企業に提供

Prasit photo via Getty Images
米国の携帯電話キャリアAT&T、T-Mobile、およびSprintが、顧客が所持するスマートフォンから得たGPS位置情報を、保釈金保証企業に開示するサービスを数年にわたって続けていたことがわかりました。

伝えられるところでは、3社はアグリゲーターと呼ばれる仲介業者を通じて約250もの保釈金保証企業や、バウンティハンターと呼ばれる保釈人追跡者に対して合計数万回も携帯電話のA-GPS位置情報を開示していたとのこと。

A-GPSの情報は基地局の位置情報に基づいて提供されるものよりも高精度で、逃走した保釈人がどこにいるを"半径何m内"などではなく、建物の中のどこにいるかというレベルでほぼ正確に把握できる可能性があります。科学・技術系ニュースメディアのMotherboardの調査では、仲介業者のひとつCerCareOneはその存在を秘密にするという契約の下、2017年末まで5年以上にわたって情報を提供していたとされます。

Mothrerboardはさらに、2人の個別の情報筋の話からは、業者やバウンティハンターのなかには位置情報を本来それを得る権利のない相手に転売するケースがあることも伝えています。ルールを守らない転売屋がふえるにつれ価格も値崩れしており、位置情報データは300ドルで実際に購入できたとのこと。これは、携帯電話ユーザーすべてのリアルタイムな位置情報を、たとえばアパートの家主や借金取り立て人からストーカーにいたるまで、ほとんど誰でも入手できる可能性を示しています。

この種の情報は本来なら法執行機関が脱走者や、保釈後逃走した人の捜査のために使うはずのものです。そして問題が明るみに出て3社が関与する通信事業者はすべてデータの再販売をやめることを確認しています。

日本国内で同様のことが起こっているかどうかはわからないものの、もし家賃を滞納しているのならば早めに支払いを済ませるに越したことはありません。

アップル、SafariブラウザーのDo Not Track機能を削除へ

stockcam via Getty Images
アップルは、ウェブブラウザーSafariに搭載していたDo Not Track機能をiOSおよびMac版の次期バージョンとなる12.1で削除します。Do Not Track機能はユーザーがウェブサイトに対して追跡拒否の意思を知らせるために用意された機能ですが、サイト側には対応の義務はなく、積極的に対応するウェブサイトは増えていないとされます。

検索サイトDuckDuckGoの報告によれば、多くのユーザーはDo Not Track機能が役に立っていないことを知らないとしています。つまりDo Not Track機能が追跡する気満々のウェブサイトに対して、ユーザーは裸の王様のごとく無防備なのに安心している状態だということです。

ただ、アップルはDo Not Track機能を削除しても問題がない技術をすでに持っています。"Intelligent Tracking Prevention"と称するアンチトラッキング技術は、広告追跡動作を機械学習して識別し、ページ遷移時に追跡を遮断する機能を備えています。よって、ユーザーは何も心配することはないはずです。



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

Sponsored Contents