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ウェブデザイン制作ツール「Adobe XD」の開発者が語る、現代のデザイナーに求められた課題

ツールがデザイナーの可能性を制限してはならない

井上晃(AKIRA INOUE)
2019年2月14日, 午前09:00 in Adobe
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ウェブサイトやモバイルアプリのデザイン制作に適したオールインワンUX/UIソリューション「Adobe XD」──。デザイナーが効率的に業務を進めるうえで、役に立つ機能が詰まった同製品はどんな想いで開発されたのか。

Gallery: Adobe XDインタビュー | 4 Photos

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2019年2月9日から10日にかけて、受託Web制作のデザイナー・ディレクター向けのデザインカンファレンス「WHY DESIGN TOKYO 2019」が開催されました。同イベントでの講演のため、アドビ シニアプリンシパルデザイナーのKhoi Vinh(コイ・ヴィン)氏と、Adobe XDのリードプロダクトデザイナーであるTalin Wadsworth(タリン・ウォズワース)氏が来日。今回、両名にインタビューをする機会が得られたので、同ソリューションの開発意図や、新機能導入の背景などについて話を伺いました。

元々はデザイナーとして自分が欲しいツールを作ろうとした

「Adobe XD」は、ウェブサイトやアプリケーションのデザインを作成するのに適したツールです。特徴としては静止画を並べたデザインのモックアップだけでなく、アニメーションを組み込んだプロトタイプの状態まで制作できること。また、関係者に内容を共有しやすい機能も組み込まれています。

こうしたツールが開発された背景や動機について、まずは同製品のリードプロダクトデザイナーを務めるTalin Wadsworth氏に伺っていきましょう。

ITコンシェルジュ
▲アドビ シニアUXリードデザイナーのTalin Wadsworth氏。「Adobe XD」のリードプロダクトデザイナーを務める

──そもそも「Adobe XD」を開発するうえで、どんな戦略や想いがあったのでしょうか?


Wadsworth氏:このプロジェクトが始まった当時、デザイナーが日常的に使用していたツールにおいて、パフォーマンスや用途の面で、デザイナーとしての目的を果たすために不十分な面があると気づきました。

そのツールは静止画のモックアップを作るためのものだったのですが、デジタルプロダクトのデザインを実際にする際、何かしらのコミュニケーションだったり、アイデアだったりを伝える必要が出てきた場合はどうしても"動き"を入れる必要があると感じていました。

要は、自身がデザイナーとして直面している課題を解決するために、新しいツールが必要だと思い至ったわけです。そうしたツールがあれば他のデザイナーの役にも立つだろうと。そこがAdobe XDの出発点になりました。結局、自分が欲しいツールを自分たちで作ったわけですから、楽しみつつ開発に取り組めましたね。

本来、ツールはデザイナーを助けるためのものであるべきです。ツールのせいでデザイナーの仕事が制限されることをなくしていきたい。音声アプリケーションや自動アニメーションの導入は、その良い例です。できることが増えれば、デザイナーはいろんな手法を試し、実験することができる。その結果、制作範囲は格段に広がっていきます。

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──Adobe XDは、プレビュー版のリリースから数えて約3年、正式版のリリースから1年ちょっとが経過しようとしています。この間に判明した課題や、その課題に対して修正を加えてきた中で印象的だったことにはどんなものがありますか?

Wadsworth氏:デザイナーが日々直面し、解決しなくてはならない課題が世の中に増え続けてきました。たとえば、新しいフレームワークや音声プラットフォームが登場すれば、それに対応していかなければなりません。

また、デザインに込めたアイデアを、関係者たち──たとえば、クライアントや、エンジニアなどのビジネスサイドの人たち──に共有することが、以前よりも重要になっています。これも新たな課題でしょう。

この半年の間にAdobe XDへ導入した重要な機能としては、自動アニメーションや、音声コマンドへの対応、レスポンシブなリサイズ、プラグインアーキテクチャーの採用などが挙げられます。しかし、その全ての基盤となるフレームワークのような部分の開発は、当然その前から開発に取り組んできていました。これらの機能を追加できたのは、こうした地ならしが報われたということなのです。

優れたツールの登場は実力あるデザイナーの価値をさらに高める

「Adobe XD」のようなツールが登場することで、市場にはどんな変化が起こっていくのでしょうか。こちらについては、アドビのモバイル向けプロダクトのディレクターであるKhoi Vhin氏に話を伺いました。

ITコンシェルジュ
▲アドビ シニアプリンシパルデザイナーのKhoi Vhin氏。モバイル関連スタートアップMixelの共同創業者兼CEO、The New York Timeのデジタルデザインディレクターを経てからアドビに入社。同社のモバイル向けプロダクトデザインディレクターであり、Fast Coの「アメリカで最も影響力のあるデザイナー50人」の一人に選ばれた人物

──モバイル向けウェブサイトやアプリのデザインに関して、2019年にはどんなトレンドが生まれていくでしょうか?

Vhin氏:まず、私たちが「イマーシブメディア」と呼ぶ領域での可能性に注目しています。たとえば、Adobe XDでカバーした音声サポートもこれに相当するでしょう。ほかにはARやVRの研究にもいま取り組んでいるところです。

特に、音声アプリケーションをデザインする過程に関しては、Adobe XDを利用していただくことで、デザイナーが単独でもプロトタイプを作成できるようになります。これは従来ならデザイナーだけで取り組むのは難しい作業でした。こうした手段が確立していけば、デザイナーは複数のプラットフォームにデザインをする機会が増えていくことに繋がります。これは素晴らしいことです。

また、モバイル向けのウェブサイトやアプリケーションのデザインに特化した話をすると、「アニメーション」が重要な位置を占めるようになるだろうと思っています。これからのデザイナーは実際にアニメーションをきっちり仕事の中に入れていくことがより求められるでしょう。単に入れるだけではなく、考え抜いた上で組み込んでいくことが重要です。

これは、デザイナーとして働く上で、「なぜそのデザインになったのか」という価値をきちんと伝えられることが大切だからです。身内で通じるデザイン用語だけではなく、デザイナーではない外の人に対して、普通の人が理解できる言語で共有することが求められています。


──「Adobe XD」のような優れたツールが登場することでデザイナーの価値はどうなっていくでしょうか。また、良いデザインを生むためにはどんな要素が必要になるでしょうか?

Vhin氏:Adobe XDのようなツールが登場し、誰もがデザインに挑戦できるようになることで、結果的に"良いデザイナー"の価値が一層高まっていくでしょう。当然、伝統的なデザイン教育というものの重要性は少しも損なわれるものではありません。

確かに、XDのようなツールを用いれば、一瞬で整った見た目のものを作ることはできます。しかし、それは必ずしも、「長年の経験や学習教育をすっ飛ばしても、良いものが作れる」という意味ではないのです。デザイナーとしての在り方が重要になってきます。

さらなるアップデートも追加されたばかり

「新しいトレンドに対応したい」「チームでの共同作業を円滑にしたい」──。こうした要望があるデザイナーにとってAdobe XDは有用なツールとなり得るはずでしょう。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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関連キーワード: adobe, adobe xd, aftter effects, ar, design, illustrator, photoshop, ui, ux, vr
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