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アップル自動運転車の試験走行「解除回数」が他社比ダントツ?最悪ランクの報告

難しい道ばかり選び、ドライバーが他社より慎重な可能性もあります

Kiyoshi Tane
2019年2月14日, 午前08:50 in Transportation
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Bloomberg via Getty Images

アップルは2017年4月から米カリフォルニア州にて自動運転車プロジェクトの公道テストを実施(レクサスの2015年型SUVがベース)していますが、その解除報告が初めて提出されたことをDMV(カリフォルニア交通当局)が発表しました。

解除報告(Disengagement Report)とは、自動運転中に人間ドライバーが手動に切り替えた回数や自動運転に干渉した回数、自動運転の走行距離などを調査したレポートのこと。アップルの自動運転テストカーには全車、緊急時の運転引き継ぎ要員としてオペレーター数名が常に同乗しています。

DMVは今週後半に完全なレポートを公表する予定ですが、簡易版を自動運転情報サイトのThe Last Driver License Holderに先行して掲載しています。そこでは2017年12月~2018年11月の期間に、カリフォルニア州で自動運転車のテスト走行をしている全ての会社のデータを一覧できるかたちとなっています。

本データによると、アップルは1000マイル(約1609km)ごとに871.65回の解除を記録し、約1.1マイル(約1.77km)走るたびに人間ドライバーが自動運転に干渉ないし運転を交代した計算です。ちなみにGoogleの自動運転開発を受け持つWaymoの自動運転車は1000マイルあたり0.09回の解除で、自動運転を解除せずに平均で1万1154.3マイル(約1万7951km)走れることになります。

そしてアップルカーの解除回数は、自動運転の公道テストを行っている他のどの会社よりも高い、つまり人間のドライバーが他社よりも頻繁に自動運転を引き継いでいることを示唆しています。

これには何通りかの解釈があり、1つにはアップルがより困難なルートを選んでいるかもしれないこと。2つ目はアップルのドライバーが慎重に用心しているとも受け取れること。最後に、アップルの自動運転ソフトウェアが未熟でそれほど進化していない可能性があるわけです。

ただし、解除報告はあくまで自己申告に過ぎず、テストした企業が「自動運転が解除された」と見なす基準には裁量の幅があると推測されるので、データはそれを念頭に置いて割り引いて見る必要があるでしょう。

そうは言っても、棒グラフが可視化(棒が長いほど人間が介入せず、自動運転が長距離で続く)している他社とアップルの差はあまりにも圧倒的で、「解除」の解釈の違いから生じる誤差に収まるとは思いにくい印象があります。
titan
さらに米アップル関連情報サイトMacRumorsは、2018年11月の時点でアップルが72台の自動運転車を同州でテスト運用していると確認されていたのに対して、今回の報告では62台に減っていると指摘しています。

2019年1月末、アップルは自動運転機能開発プロジェクト「Titan」に携わる従業員200人をレイオフすると報じられていました。その際にアップル広報は「自動運転システムには大きな将来性があると考えており、弊社は独自の貢献ができると考えています」と前向きなコメントをしていますが、今回の解除報告も考慮に入れると、今後のTitanの行く末について別の可能性が浮上するかもしれません。


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