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ドイツで販売禁止となっていた「iPhone 7」「iPhone 8」の販売が一部再開

殴り合いながら取引を続けるアップルとクアルコム

Kiyoshi Tane
2019年2月15日, 午後01:30 in Apple
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アップルはドイツ国内の直営店で、iPhone 7およびiPhone 8の販売を再開すると発表しました。これら2つのモデルはクアルコムの保有するハードウェア特許を侵害しているとの判決により、2018年12月に販売差し止め命令が下されていたものです。

ただし、アップル広報は特許侵害の判決を遵守するため、インテル製のモデムチップを使用せず、クアルコム製チップを搭載した分のみ販売すると述べています。

もともと2011~2016年にかけては、iPhone用モデムチップはクアルコムが唯一の調達先でした。それが2017年モデルのiPhone 7ではインテルとクアルコムの2つに分割され、2018年の最新モデルでは完全にインテル製モデムチップのみに移行。つまりiPhone 7とiPhone 8については、クアルコム製チップ搭載モデルも存在しているわけです。

独ミュンヘン法廷にてアップルによる侵害が認定されたクアルコムの特許は、無線送受信時のバッテリー保護技術に関するもの。米Reutersは、これはインテルのチップではなく、組み合わせて使われたQorvo製チップに起因すると報じています。

アップル広報はReutersに対して「クアルコムは販売差止命令により、アップルを強権的な要求に屈服させようとしている」との声明を発表しています。クアルコムとQorvoは、コメントを出さなかったとのことです。

クアルコムとアップルは世界中で訴訟合戦を繰り広げながらも、旧モデルのiPhone 7等ではモデムチップの供給契約は途切れていないわけです。iPhone最新モデルの売上げ不振が続くなかでは、旧モデル販売も無視できない重みを持つ以上、両社の「法廷で殴り合いながらも取引をする」ふしぎな関係はしばらく続きそうです。




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Source: Reuters
関連キーワード: apple, business, injunction, iphone, qualcomm
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