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まるで本当みたいな フェイクニュース を書き出すAI「GPT-2」MITが開発。簡易版と論文を公開

フェイクニュースもAIが書く時代

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年2月16日, 午前06:50 in Internet
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AIが小説を執筆し、ニュースを読む時代になりましたが、今度はAIがニュースを書く時代がやってきました。しかも普通のニュースではなく、いわゆるフェイクニュースです。

テスラ、SpaceXのイーロン・マスクが支援する人工知能研究開発グループOpenAIは、自然な文章を生成する言語モデル「GPT-2」を発表しました。このモデルはAIで適当なニュースの書き出しを読み込ませると、読み手が一瞬「本当か?」と信じてしまいそうな、巧妙な嘘ニュースを吐き...いや書き出します。

OpenAIの研究チームが開発したアルゴリズムはもともとは質問に答えたり、ある程度のストーリーを要約したり、文章を翻訳したりといったことができる一般的な言語処理AIとなるように開発されていました。ところが研究者は、そのアルゴリズムがそれらしくも適当な嘘文章を大量に生み出すのを見て、悪用すればフェイクニュースジェネレーターとして使えることに気づきました。

その結果、OpenAIはこの「GPT-2」のフル機能版のオープンソース化は見送り、論文とともに簡易版のみを公開することにしました。

幸い?にもこの技術は現在のところまだまだ未完成なところが多く含まれています。たとえばお題となる書き出し部分に続く文章に、明らかにオンラインから拾ってきた文章がそれらしくつなげられているだけの記事を書き出したりします。そして時折、秀逸な(といってもフェイクの)文章が生まれるのだとか。しかし、それでもこのアルゴリズムは現実的なテキストを作成するのに非常に優れていると言えるでしょう。

ただ、OpenAIのジャック・クラーク氏は徹底的な事実確認をしないとわからないようなフェイクニュースを書き出せるようになるにはまだ1~2年がかかるとしています。そのときが来れば、アルゴリズムがわざとフェイクニュースをSNSに発したり、フィッシングやスパム行為に使われたりする可能性があることを認めています。

最近、SNSでは嘘情報の検出と削除に成果を上げつつありますが、数年もすればAIを使って生み出されるフェイクニュースもまた進歩し、SNSとの間で新たな種類のイタチごっこが始まるかもしれません。もっとも、研究者らはフェイクニュースはわざわざ手間をかけてAIに書かせるよりも人の手で書く方がよほど簡単だと述べています。




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