Sponsored Contents

bmwの最新記事

Image credit:
Save

クラシック・ミニを電気自動車へ改造する企業あらわる、100台限定販売

お値段1100万円から。走行距離無制限の1年保証も付きます

Hirokazu Kusakabe
2019年2月17日, 午後12:45 in Bmw
317シェア
0
280
0
37

連載

注目記事


英国生まれの小型車「ミニ」と言えば、現在のBMWが設計したそれほど小さくない「MINI」ではなく、20世紀にローバーやオースティンなどのブランドから販売されていた、いわゆる"クラシック・ミニ"を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? その愛らしいデザインとサイズはそのままで、電気自動車に改造し、新車同然にフルレストアしたモデルを、英国のスウィンドン・パワートレイン社が100台限定で販売すると発表しました。

クラシック・ミニ、いやオリジナル・ミニは、1959年に誕生して以来、何度も生産終了の危機を迎えながら、日本をはじめとする世界中のファンに後押しされて、結局40年以上もの間、大きな設計変更もなく作り続けられていました。しかし、近年の排出ガス基準や衝突安全性を満たすことができず、惜しまれながら2000年に生産終了。その数年前にローバーを買収し、ミニの商標権を手に入れたBMWによって開発された全く新しいMINIが、後継として現在は販売されています。

Swind E Classic Mini

かつての名車の内燃エンジンを電気モーターとバッテリーに載せ替え、電気自動車に改造することは決して珍しいわけではありません。BMW自身も、近々発表を予定している電気自動車版MINIの前宣伝として、クラシック・ミニを電動化した車両を製作し、ニューヨークの街を走らせたことがあります

しかし、100台限定とは言え実際にまとまった数を量産し、しかも走行距離無制限の1年保証を付けて販売するという例は珍しいでしょう。

現在開催中のロンドン・クラシックカー・ショーで、スウィンドン・パワートレイン社が発表したこの「スウィンド E クラシック・ミニ」は、BMC A型と呼ばれる直列4気筒エンジンに替えて、専用にあつらえたという電気モーターとリチウムイオン・バッテリーを搭載。バッテリー容量は24kWhと控えめ(初代日産リーフと同等)で、それゆえ航続距離は201kmに留まりますが、その代わり車両重量は720kgと電気自動車にしては驚くほど軽量です(三菱iMiEVでさえ1100kgあります)。

Swind E Classic Mini
モーターの最高出力は80kW(109ps)というので(これも初代日産リーフと同じ)、かつてミニが搭載していたエンジンの約2倍に相当、しかも低速から強力なトルクを発生します。フロントの重いエンジンを降ろしたことで、前後重量配分はオリジナルの前68:後32から前57:後43に是正され、バッテリーを積むことによって、ミニの低い重心はさらに低くなっていますから、かつて「ゴーカートのような」と形容された運転の楽しさは、健在どころか増大しているに違いありません。サスペンションやブレーキも当時より強化されています。

とはいえ、0~60mph(約96.6km/h)までの加速は9.2秒ですから、テスラのように息が止まるほどの動力性能は期待できません。まあ、そんなものをミニに期待する人はあまりいないでしょう。バッテリーは0%から100%まで充電するには4時間かかります。車体後部の燃料タンクが取り外されているため、荷室は当時のミニより広くなっているそうですが、荷室容量は200リッターなのでこれもあまり期待してはいけません。

Swind E Classic Mini

クラシック・ミニは最も新しい車両でも生産から既に18年以上が経っているはずですが、写真でご覧のとおり、スウィンド E クラシック・ミニのボディや内装はまるで新車みたいです。ベースとなってるのは、比較的後期のモデルのようですが、ダッシュボードの中央にメーターが1個だけ収まったシンプルな内装は、1960年代風に変えられています。ボディ・カラーは6色から(ルーフは標準で塗り分けられます)、インテリアは3色から選択可能。レザー・シートやシート・ヒーター、床下ヒーターは標準装備ですが、エアコンやインフォテインメント・システム(Apple CarPlay、Android Auto対応)はオプションです。パワーウィンドウ、パワーステアリング、集中ドア・ロック、電動サンルーフ、開閉可能なリア・ウィンドウといった、かつてのミニにはなかった装備も付けられます。

Swind E Classic Mini

ちなみにスウィンドン・パワートレインという会社は1971年創業。当時はF1エンジンのメンテナンスを主な業務にしていました。それから現在まで、ツーリングカー・レースやラリーなど多くのモータースポーツに携わっています。雨後の筍のように世界各地で起ち上がっている数多のEVスタートアップより、少なくともクルマに関する技術は信頼できます。

Swind E Classic Mini

航続距離や動力性能を考えれば、家族で長距離ドライブするのに向いているクルマとは決して言えません。オリジナルのミニと同じように、街中をキビキビと走り回るお洒落なクルマという使い方が主になりそうです。パワートレイン以外で当時のミニと最も異なるのは、7万9000ポンド(約1100万円)からという価格でしょう。大きな工場の組み立てラインで大量生産するのではなく、1台ずつ中古車をベースに手作業で修復するところから始めるため、高くなることはやむを得ないとはいえ、急速に気持ちが萎えることは否めません。なお、BMWも現行のMINIをベースにした電気自動車を2019年内に発表する予定で、こちらはもっと手が届きやすい価格になるはずです。あるいは、中古のクラシック・ミニをベースに、初代日産リーフのモーターとバッテリーを流用して自分で改造してみます? 24kWhのリーフ用再生バッテリーなら30万円で買えますし、パーツが豊富なクラシック・ミニは今でもその気になれば、新品のボディシェルさえ入手可能です。


Gallery: Swind E Classic Mini | 20 Photos

20




広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

Source: Autoblog
関連キーワード: bmw, ElectricCar, ElectricVehicle, ev, gear, mini
317シェア
0
280
0
37

Sponsored Contents