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アップル自動運転車、テスト手順概要の白書を公開。厳しい安全基準が明らかに

先日200人レイオフが報道されたばかりですが

Kiyoshi Tane
2019年2月21日, 午後12:40 in apple
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アップルが自動運転車のテストにつき、米国運輸省道路交通安全局(自動車や運転車の安全を監視する部局)に義務づけられているテスト手順の概要をまとめた白書を公開しました。

この中でアップルは「自動運転システムの可能性に興奮している」とした上で、それが交通安全の向上や幅広い社会的利益を通じて「人間の経験を向上させる」可能性を秘めていると記述。わずか7ページの文書で詳細については不十分なものの、同社のいう「厳密な検証テスト」がうかがえる内容となっています。

まず同文書では、自動運転車の仕組みを説明。LIDAR(対象物にレーザーを照射し、反射光を検出して距離を測定するリモートセンシング方式。要はレーダーの音波を光に置き換えたもの)やレーダー、カメラを使用している(同じく自律運転している)他の車両、自転車や歩行者など周囲の状況を感知し、その情報をまとめて計画コンポーネントが次に何が起こるかを予測するとのこと。

この予測情報にもとづき、自動運転システムはステアリングやブレーキ、アクセルといった運転を実行するわけです。

アップルは、そうした自動運転が行う全てのアクション、特に人間のオペレーターが運転を引き継ぐ必要がある事態および機能不全を分析。2018年内には同社のテスト車は2件の事故が報告されていますが、どちらも自動運転システムに落ち度はなく、かつ自動運転モードが動作していたのは1件だけだったとされています。

そして新たな機能が導入される際には、公道で収集されたデータから作成したテストシナリオを使用した厳密な検証テストを実施。まず、ソフトウェアに対して所定の基準に照らして厳格かつ包括的なシミュレーションテストにかけ、それを合格するとシステムに統合した上で閉鎖されたテストコースで路上試験を受けさせ、その上で初めて公道上での運用される候補になり得るとのこと。

公道テストに合格したソフトは、テスト車両の全体に段階的に展開され、各段階が監視および分析。さらに安全性が重視される変更では、経験豊富なドライバーおよびオペレーターによって追加のテストが実施されると述べられています。

こうした自動運転システムの説明およびテスト方法は特に目新しくはなく、ほとんどの企業に共通した情報しか明かしていないとも言えます。その中でとりわけ目を引くのは、同社が安全性と機密性に重点を置いているということでしょう。

すべての車両は、出発する前に点検と機能チェック。それに乗り込む人間オペレーターは安全ミーティングを開き、ソフトウェア情報とテストルートを確認する手順を毎日踏んでいるとのことです。

各車両に配属される2人の人間オペレーターは、少なくとも過去10年間は重大な事故や免許取り消しがないといった資格が求められ、試験にパスした後に教室での指導やシミュレーション、運用訓練や監視付きでの公道走行など厳しい訓練を受ける必要があります。

運転オペレーターは常に(自動運転中も)両手でハンドルを持ち、1日1回の勤務。運転中は注意力が落ちないように頻繁に休憩を取ることが義務づけられる--こうした過剰なほどの安全運転が、先日の「解除回数」が他社比ダントツという数字に表れているとも推測できそうです。

アップルの自動運転車プロジェクト「Titan」はまだ開発初期段階にあると噂され、有名アナリストMing-Chi Kuo氏は「アップルカー」が2023年から2025年に発売されると予測しています。

「Titan」は従業員2000人がレイオフされたとの報道もあり、今のところ先行きは不透明です。もしもアップルカーが発売にこぎ着けたなら、とてつもなく安全性重視の仕上がりとなるのかもしれません。



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