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民間初の月着陸機打上げ成功・Virgin Galactic、初の乗客を宇宙へ・地球の美しさ描く写真集: #egjp 週末版154

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年2月24日, 午後06:50 in Weekend
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお伝えします。今回は「民間初の月着陸機打ち上げ成功」「Virgin Galacticが初の乗客を宇宙へ」「地球の美しさ描くフォトブック」などといった話題をピックアップしました。

NASA、地球の美しさ描くフォトブック

NASA Earth Observatory


メリカ航空宇宙局(NASA)が、人工衛星から見下ろした地球の空気、水、大地、氷と雪の美しさを克明に描くフォトブックを無料で公開しました。アイスランドの火山が作り出した溶岩原から南米パタゴニア地方の雪と大地のコントラストまで、"Earth"と名付けられたこのフォトブックは、69枚の写真が収録されています。

NASA科学ミッション部門の応用科学プログラムディレクター、ローレンス・フリードル氏は、「この写真の数々が、私たちの惑星を探り、理解し、そして感謝する気持ちを、この本を見る人たちに共有できることを願っています」と述べています。

この本はハードカバー本として米国政府出版局から53ドルで販売もされるものの、PDF、MOBI(Kindle)、ePub形式であれば無料でダウンロードもできます。さらに、ウェブ上に公開されたバージョンで楽しむことも可能になっています。

ウェブバージョンであっても、美麗な画像に詳細な説明文が添えられているため、十分に満足できるはず。たとえば"水"のページ最初の画像は、まるで血管が分岐するような枝分かれを見せ、氷と雪の世界の写真では南極大陸を離れて漂い始めた氷山の姿が見て取れます。

中国の「遺伝子操作で生まれた双子」は認知機能に問題の可能性

Engadget
中国の研究者が遺伝子操作したヒトの双子を作り上げたというニュースは、その技術云々よりも倫理面での問題に関する議論を紛糾させることになりました。その後、中国政府はこの研究者が倫理面での承認プロセスを偽造し「個人的名声と利益のために行ったこと」だと批判、研究者He Jiankuiを拘留しました。

一方、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経生物学者でMITで利根川進教授の研究室にいたこともあるアルシノ・シウバ氏らは、ヒトの「遺伝子操作はおそらく認知機能に影響を与える」との論文を発表しました。シウバ氏はと述べています。CRISPR/Cas9遺伝子編集技術は、これまでに意図しないDNA損傷を引き起こす可能性があることが指摘されています。

中国の研究では、遺伝子編集によってHIV耐性をもたせるためこの双子に対してCCR5遺伝子を無効化したとされます。そして、今週のCell Journalに掲載されたレポートでは、CCR5遺伝子を持たない人々は脳卒中や外傷性脳損傷に対してより回復能力を有する可能性があると研究者らは記しています。また、生まれつきこの遺伝子が欠けている人は、進学率が高いとMIT Technology Reviewは指摘しています。

こうした背景からカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究者らは、HIV治療薬でCCR5の機能を妨げるMaravirocが、人の認知力すなわち知能を改善できるかどうかを調査しています。シウバ氏は2016年の実験で、DNA操作したマウスの双生児がほかよりも高い知能を備えているように見えることを発見しています。

中国の研究者がこのことを知って双子の遺伝子操作を行ったかはわかりません(本人はHIV耐性を持たせるためと説明していた)。いずれにせよ、遺伝子操作によって常に良い結果が出るわけでもなく、そのメカニズムの完全な解明にはまだまだ時間が必用なことは間違いありません。

SpaceX、民間月面着陸船を打ち上げ

SpaceIL
2月21日、SpaceXのFalcon 9ロケットが、イスラエル初となる月着陸機を宇宙空間へと運び出し、最終的な目的地に向かうことができる軌道に投入しました。着陸機を製造したSpaceILという企業の名前をどこかで見かけたという人はGoogleがスポンサーになっていたLunar XPRIZEを思い出していることでしょう。

Google Lunar XPRIZE は期限までに月へと着陸機およびローバーを打ち上げられるチームが現れなかったために、勝者不在のまま2018年3月に終了と相成りましたが、SpaceILは「Beresheet」と呼ばれる探査機を完成させ、独自に計画を継続することを選択していました。

インドネシアの通信衛星打ち上げに相乗りする格好で打ち上げられたBaresheetは、地球をしばらく周回したのち月の重力を利用して月へと進路をとり、4月に月の北半球に着陸する計画です。この機体は月に着陸してもほんの数日しか活動はできません。しかし着陸までの間に月の磁場を測定し、鉄でできていると考えられる月の核について調べます。さらに、NASAが作ったリトロリフレクターは、着陸成功後に地球から発射したレーザー光を反射させ、月と地球の距離を正確に測定するのに使われます。

NASAはSpaceILのプロジェクトに協力をしており、Baresheetの着陸予定ポイントの選定に月の資料を提供しました。またこの小さな探査機からの通信を地球に中継するのをサポートします。

Virgin Galacticが初の「乗客」を乗せて宇宙飛行

2月22日、英国の大富豪リチャード・ブランソン卿が率いる航空宇宙企業Virgin Galacticが、その宇宙機SpaceShipTwo(VSS Unity)に初の乗客を乗せ、地球と宇宙の境目の、無重力を体験できる高度への飛行を実施、無事帰還しました。2人のパイロットに同乗したのはVirgin Galacticの主任宇宙飛行士インストラクター、ベス・モーゼス氏で、乗客の体験や客室の乗り心地を評価するための搭乗でした。
現在もSpaceShipTwoの予約客リストには600人が名前を連ねており、最も長い人は14年間も出発のときを待ち続けています。またブランソン卿は自らが商用飛行における乗客第1号になるべく、すでにトレーニングに励んでいると発言していました。

宇宙への商業フライトが成功すれば、最終的に90分の宇宙旅行が25万ドルのバーゲン価格(?)で提供されるようになる見込みです。

ロシアは2021年に2人の観光客をISSへ届ける予定

NASA / Aubrey Gemignani、Flickr
2001年以降、ロシアはソユーズで7人の"観光客"を宇宙へ連れて行きました。そして、2021年には新たに2人を宇宙飛行に参加させ、国際宇宙ステーション(ISS)へと招待する予定です。この乗客の名前は明らかにされてないものの、お金持ちであることは間違いなさそうです。

ロシアの宇宙機関Roscosmosは、これまでにも宇宙船に宇宙旅行客を乗せることで、(宣伝目的ではなく)将来のミッションに活用する資金を得てきました。ただし、2021年にはもう宇宙旅行はいまほど珍しいものではないかもしれません。そのときには、前項でお伝えしたVirgin Galacticなどが、宇宙観光業を本格化している可能性が高く目新しさもなくなっていそうではあります。

ただ、民間人がISSを訪れるには当面、(多額のお金と)ソユーズを使うしか方法はなさそうです。現在はISSへの飛行士の運搬のためにSpaceXとボーイングが宇宙船の開発を進めています。




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