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「IIJmioは巨大な実験場」MWCに出展したIIJにeSIMサービス提供の背景を訊く #MWC19

MWCには今年が初出展だそうです

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年2月28日, 午後05:00 in mobile
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IIJ(インターネットイニシアティブ)は、MVNO「IIJmio」で国内初となるeSIMサービスを、2019年夏に提供します。

スペイン・バルセロナで開催中のモバイル展示会「MWC 2019」にて、同社のMVNO事業を統括する矢吹重雄氏がインタビューに答え、新サービスを提供する意図を紹介しました。

IIJの矢吹氏
▲IIJの矢吹重雄氏

■そもそも「eSIM」とは

eSIMとは「Embedded SIM」の略。スマートフォンのSIMカードの機能を、物理的なカードではなく、チップなどに記録する形で保持するものです。

モバイル通信に必要な(従来ではSIMカードで提供される)情報をインターネットなどからダウンロードして適用できるため、実際の店舗に出向かなくても接続サービスが契約できるなどのメリットがあります。実際のサービスがどのようになるかは、石野純也氏のレポートをみると想像できるでしょう。


■IIJmioのeSIMサービスはどうなる

IIJが「IIJmio」の新サービスとして提供予定のeSIMは、スマートフォンやパソコンなどで使える製品。eSIMの国際標準規格に準拠しており、iPhone XS/XRやGoogle Pixel 3、そしてSurface Pro LTE Advanced など、eSIMに対応する機器であれば利用できます。

利用開始時の使い勝手などが変わるほか以外は既存のIIJmioサービスと差はなく、通信品質も同等です。矢吹氏によると、eSIMサービスは「ベータ版」という位置づけになり、料金は従来のサービスより多少安い程度で検討しているといいます。

IIJ eSIM
▲iPhoneに導入したIIJのeSIM(2019年1月撮影)

eSIMサービスは従来サービスよりも運用コストは抑えられる見込みとしているものの、「ユーザーのみなさんが思っているよりも安くなることはない」(矢吹氏)とのこと。販売の仕組みなどを整えるためのコストを考えると、IIJにとっては旨みのないビジネスとなるかもしれません。

実は、IIJがeSIMサービスを提供する理由は、eSIMそのものをPRするという目的にあります。IIJmioでは従来からユーザーイベントを頻繁に開催し、モバイル通信の仕組みをかなり専門的な分野まで紹介しました。そうした事情もあり、新しいテクノロジーに興味があるユーザーが多くいるといいます。

矢吹氏が表現するところでは「IIJmioは巨大な実験場」。eSIMを使いたいというユーザーの意見を聞き、サービスを洗練させていきたいと説明しました。

■eSIMはスマホだけではない

では、IIJがeSIMのPRをして、真に狙う市場はどこか? 実は個人ユーザーではなく、産業用途向けのSIM販売です。

ポイントはeSIMという技術が、スマホやパソコンだけに使うものではないという点。その真価が発揮されるのは、「今までSIMが入っていなかったもの」にeSIMが搭載されたときです。

たとえばeSIMでは、SIMカードの情報を「プロファイル」としてダウンロードする機能があります。産業用の機械は輸出などで国をまたいで移動するケースが多くありますが、その際に現地のキャリアのSIMカードをプロファイルとしてダウンロードすることで、安価に運用できるようになります。

世界のモバイル通信業界の関係者が集まる「MWC 2019」にIIJが出展した理由も、実はこの点にあります。IIJはeSIM搭載メーカーと協力し、国をまたいで現地のSIMを使える組み込み基板の開発に取り組んでいます。MWCではそこで必要な「プロファイル」を提供してもらうために、海外キャリアと交渉を行っているといいます。

IIJ eSIM

そして、eSIMでは、契約するときだけ課金するといった使い方がしやすくなります。そこでたとえば、おもちゃや家電などにeSIMを搭載し、買ったときから無料で通信を使えるようにすれば、初期設定をすべて自動で行う家電が実現できるようになります。

そうした用途をアピールしたくても、今の世の中に存在しない製品では、イメージしづらく訴求しづらい――矢吹氏はそう話します。個人向けのIIJmioでeSIMサービスを提供することには、テクノロジーに関心の高いユーザーの意見を取り入れつつ、法人向けに新サービスをアピールするという狙いもあるわけです。



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