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ケーブルもPCも要らないVR体験がもうすぐ。HTCが描く「5G」の未来  #MWC19

HTC NIPPONの児島社長にうかがいました

井上晃(AKIRA INOUE)
2019年3月1日, 午後12:40 in 5G
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Ittousai, 9月20日
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HTCは、MWC19 Barcelonaにて5G対応の多目的デバイス「HTC 5G HUB」を発表。また、会期直前には、「VIVE」ブランドのVR体験に関するエンタープライズ向けのオールインワンソリューション「VIVE FOCUS PLUS」も発表しています。

これらの概要をおさらいしたうえで、5Gに向けたVR市場の取り組みに関して、HTC NIPPONの児島全克 代表取締役社長に話をうかがってみました。

ビジネスでも家庭でも役立つ5G対応ハブが登場

「HTC 5G HUB」は、同社初となる5G対応のモバイルスマートハブです。同製品は、モバイルWi-Fiルーターに、5インチのタッチディスプレイがついたものと考えると分かりやすいでしょう。AndroidベースのOSで動作しており、Googleアシスタントなども利用できます。

4G LTEの通信への対応はもちろん、その名の通り5G通信に必要なモデム「Snapdragon X50」を含む「Snapdragon 855 Mobile Platform」を搭載しています。RFトランシーバ内蔵アンテナモジュール、RF搭載フロントエンド(RFFE)、アンテナエレメントも備えます。

ITコンシェルジュ

また、HTC 5G HUBから家庭用デバイスへの接続に関しては、基本的に2.4GHzや5GHzのWi-Fi通信が想定されています。超高速無線LANであるIEEE802.11adの仕様に準拠したチップセットや、2020年策定予定の「Wi-Fi 6」とも呼ばれるIEEE802.11axをサポートするチップセットも搭載します。

最大20台のデバイスに接続でき、背面にはギガビットイーサネットコネクタを装備。企業のVPN用としての活用も可能です。さらに容量7600mAhのバッテリーを内蔵するので、外出先に持ち運んでも利用できます。

児島氏曰く、「既にアメリカ、オーストラリア、中国、ヨーロッパのキャリアで採用されており、今年の4月頃には販売される予定」とのこと。

新型VIVEはPC要らず、クラウド上で処理を済ませる

Vive Focus Plusは、エンタープライズ向けに発表されたVRのオールインワンソリューションです。利用者が身に着けるハードウェアは、スタンドアローン型のHMD。既存の「VIVE Focus」と同じく、無線での通信に対応し、ケーブルレスでコンテンツを楽しめます。従来と異なるのは新たに2つのコントローラーが付属する点です。

ITコンシェルジュ
▲正面にはカメラが付いてます

ITコンシェルジュ
▲側面はすっきりシンプル

ITコンシェルジュ
▲固定用のバンドが頭頂部を横断するため、長時間の利用でも比較的負担が少ない

ITコンシェルジュ
▲ダイアルでサイズを調整

ITコンシェルジュ
▲超音波6DoFコントローラーは、その名の通り「超音波」を利用して位置を認識する仕組みを採用。これにより無線と混線しないという

また、HMDの正面にカメラが付いていることで、映像の変化から移動距離を計算できます。そのため、壁などにベースステーションを設置しなくても、スタンドアローンで利用者の移動を反映できます。ただし、その場合、真っ白な部屋などマーカーになる対象物がない空間には弱いとのこと。

5G時代に何を見据えている?

こうした製品、ソリューション群を展示していたHTC。その裏には、5G時代に向けた想いがあるのだと児島氏は語ります。

ITコンシェルジュ

児島氏:
5Gが出てくると、まず高解像度の映像コンテンツの視聴体験が良くなります。続いて、365度動画などの映像コンテンツが恩恵を受けるでしょう。これは例え話ですが、サッカーの審判目線で選手と一緒に走るようなコンテンツが登場するかもしれません。そして、そのあとにインタラクションの必要なサービスの出番がきます。

そもそも、PCベースのVRでは、PCのCPUやGPUを使って情報を処理していました。そのためにケーブル接続が必要だったのです。しかし、VIVE Focusでは従来PCで行なっていた処理をクラウドで実行しています。これでベースのコンピューターなしでVRコンテンツが使えるようになる。そのために5Gの高速通信で間を繋ぐのです。そこで「HTC 5G HUB」を活用してほしいと思っています。

ITコンシェルジュ
▲ちなみに既報の通り、HTCが展開するVRのコンテンツストア「Viveport」は、4月から「Viveport Infinity」というサブスクリプションモデルを導入予定。HMDを持っている人は要チェック



児島氏は、5Gの活用についてこう続けます。

児島氏
さらにこうした処理を実現するには、エッジコンピューティングが必要になるでしょう。例えば、HMDを装着した状態で、横を向く。そのときには、見ている映像も同じ速度で動かないといけません。レイテンシーが発生すると、いわゆるVR酔いの原因になるからです。そのためには、顔の向きが変わったという情報が、基地局に飛ばされ、さらにクラウドに飛ばされて処理をしてから戻ってくるのでは間に合わない。情報を基地局に送り、その基地局の端にあるエッジコンピューティングで処理して戻す必要があります。

今回の発表に関しては、「5GとHMD、周辺機器が全部繋がったときに、未来を作り上げたい」というメッセージがあるのです。




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