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5Gの立ち上がりに自信を示すクアルコム。その根拠とは? #MWC19

5Gのテストサービスは世界各所で展開されています

鈴木淳也 (Junya Suzuki), @j17sf
2019年3月1日, 午後04:30 in 5g
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Ittousai, 10月11日
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2020年の5G本格ローンチに向け、業界イベントとしては最後かつ直前アピールの場となるMWC 2019。各社が5Gでの成果報告に大きな声をあげるなか、Qualcommは2019年内にスマートフォンなどデバイスを大量投入する意向や、そのエコシステムにおける優位性をアピールしている。

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▲米Qualcomm Inc.プレジデントのCristiano Amon氏。Tシャツではなく普通に背広で登場

現時点におけるQualcommのアピールポイントは大きく2つある。

3Gや4Gのローンチでは対応デバイスの投入が遅れがちで、ハイエンドの域で実際に対応する製品が浸透するまで1〜2年のリードタイムを必要としたが、今回は2019年のプレローンチの段階で30以上のSnapdragon 855採用5G端末の開発が進められていることが1つ。

以前までであれば、最初はモデムやルータなどが投入されていたことを考えると、「メインストリームの製品領域にいきなり5Gを投入する」という同社の意思がここへ明確に反映されていることがよくわかる。

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▲サービス初年度の立ち上がりが4G時代よりも5G時代のほうが迅速だとQualcommは述べる

もう1つのポイントは、ライバルに対するスピード感だ。競合のSoC製品を持つ各社が5G製品投入をうたっているが、Qualcommでは「ミリ波が使い物にならない」と評価されていた時代から研究開発を重ねてリファレンスデザインを完成させており、こうした技術面での優位性や先見性を強調する。統合型モジュールの発表も、こうした技術的リードがあるからこそ実現できたものだとし、5Gレースで一歩抜きん出ているとパートナー各社やユーザーにアピールしている。

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▲Vodafoneの5G展開状況について語る同社グループテクノロジーオフィサーのJohan Wibergh氏

すでに5Gのテストサービスは世界各所で展開されており、例えばMWCが開催されたバルセロナではVodafone ESが11のベースステーションを市内中心部に設置し、最大1.7Gbpsでの通信実験に成功したと報告している。現行のLTEが最大1.2Gbpsと謳われているので、ピークパフォーマンスでいえば5割増しくらいだが、実際の平均では10倍近い差を実現するとVodafoneグループテクノロジーオフィサーのJohan Wibergh氏は説明する。

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▲Snapdragon 855世代ではすでに30以上の搭載製品登場が予告されている

2019年には一部地域での商用ローンチが開始され、2020年にこの動きが本格化する。2019年内には各社から順次5G対応スマートフォンが投入されるわけで、実際に体感10倍パフォーマンスの世界がすぐ間近まで迫っていると考えていいだろう。

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▲2019年内には何らかの形で5G対応デバイスが提供される地域

実際に日本国内でどの端末が投入されるか、またどのタイミングでそれが行われるかは不明だが、当面は「ダウンロードが大幅に高速化した」「ゲーム等でレスポンスが拘束」「他にユーザーがいないので快適」といった恩恵を享受できるだろう。一方で、5Gは開発機の段階で発熱やバッテリ消費の問題が指摘されており、初期のモデルは端末デザインの自由度の少なさや、バッテリ駆動時間の短さに悩まされるかもしれない。

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▲バッテリ消費と発熱が激しい5Gだが、現在4G世代のデバイスで主流となっている終日充電なしのデバイス連続駆動を実現するQualcomm 5G PowerSave技術

Qualcommではアンテナデザインの自由度を上げるべく関連ソリューションを強化しているほか、バッテリ消費問題解決のために3GPP仕様のC-DRXに同社独自の技術アレンジを加えた「Qualcomm 5G PowerSave」を発表し、問題低減に向けた試みを続けている。また統合型モジュールを搭載した製品については2020年前半に市場投入されることになると同社は説明する。

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▲ダウンロードやストリーミング中心だが、5G世代ではアプリの使い勝手が変わる

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▲Qualcommは以前からたびたび言及しているが、不可能だといわれた5G、しかもミリ波対応を実現したことを成果としてアピールしている

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▲Snapdragon X55 5G Modem向けに提供されるミリ波とSub-6向けアンテナとRFモジュール

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▲2020年前半には5G機能組み込みも統合型モジュールも提供


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▲楽天モバイルネットワークで採用されているスモールセル向けの4G・5Gデザイン

デバイス向けソリューションのほか、同社ではインフラ向けの発表もいくつか行っている。例えば日本で第4の携帯キャリアとして立ち上がる楽天モバイルネットワークでは、Qualcommをはじめとする各社の最新技術を採用してネットワーク構築を行っていることを発表済み。実際にQualcommではスモールセル向けのデザインなどで協力しており、この点がアピールされていた。

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▲据え置きタイプの5GルータはいわゆるFixed Wireless向けのソリューションでラストワンマイルの世界を代替

また、5Gにおける世界各国のキャリア事情をヒアリングしていると、実際にはQualcommが強力にプッシュするモバイル端末よりも、むしろ速度面の優位を活かしてFixed Wireless、つまり固定回線の代替となるラストワンマイル向けの家庭や、オフィスのインターネット接続ソリューションとしての需要が大きい。Huaweiでは「Air Fiber」というややユニークな名前でこの需要に対するソリューションをアピールしていたが、Qualcommでも同様に据え置き型ルータのリファレンスデザインを用意しており、こうした需要に応えている。

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▲Wi-Fi 6はいわゆるIEEE 802.11axと呼ばれる2.4/5GHz帯Wi-Fiの新規格で、最大で10Gbpsクラスの速度を実現する

このほか、Wi-Fi 6やBluetooth 5.1などの最新技術をサポートするSoCの提供も準備しており、次世代インフラ構築に向けた準備が整いつつある。

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▲昨年2018年12月にハワイで発表されたエンタープライズPC向けSoC「Snapdragon 8cx」に5Gプラットフォーム版が登場

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▲2020年初頭にもSnapdragon 8cx 5Gに対応したAlways Connected PCの投入をLenovoが予告

モバイルというとスマートフォンを想像しがちだが、PC向けの発表も忘れてはいけない。直近ではPC向けSoC「Snapdragon 850」がMicrosoftの「HoloLens 2」に採用されて話題になったが、昨年2018年12月にハワイで発表された「Snapdragon 8cx」というエンタープライズPC向け初のSoCにおいて、5Gに対応したデザインの「Snapdragon 8cx 5G」が発表されている。実際、2020年初頭までに同SoCを採用し、Always Connected PCの市場投入をLenovoが予告しており、2020年の5G本格ローンチに向けた下準備は整いつつある。



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▲Qualcommの展示ブースでは5Gスマートフォン投入を予告した各社のブースが設けられ、プロトタイプの展示が行われていた。これは12月のローンチイベントでアピールされたOnePlusのもの



「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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