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スピルバーグ監督、アカデミー賞選出基準からストリーミング除外を提案へ。4月に理事会

劇場公開もしてはいるものの

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年3月5日, 午前06:50 in Academyawards
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スティーブン・スピルバーグ監督の製作会社アンブリン・エンターテインメントが、次回アカデミー賞ではストリーミング向けに製作された作品をノミネート対象から外すよう規則変更を提案するための支持を集めるつもりだと述べました。

今年のアカデミー賞は、日本でも社会現象とまで言われるほどの大ヒットとなった映画『ボヘミアン・ラプソディ』が最多4冠を獲得し、最重要部門の作品賞には『グリーン・ブック』が獲得。そして、劇場公開は限定的だったにもかかわらずNetflixの『ROMA/ローマ』が監督賞・撮影賞・外国語映画賞に選ばれました。

スピルバーグ監督は、自身もまたアップルのもとで「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のドラマ化に携わっており、ストリーミングそのものを嫌っているわけではありません。ただ、Netflixを含めてストリーミング向けの作品は劇場公開用作品ではなく、いわゆるテレビ映画と同等のものだという認識であり、アカデミーでなくエミー賞の対象にすべきだとの意見を昨年に述べています。

映画作品がアカデミー賞にノミネートされるための主な条件は、テレビ、ネット配信、映像ソフト発売より先に、一定期間劇場公開されていること、上映時間が40分以上であること。他にも細かいルールはあるものの、クリアするのはさほど難しくありません。

しかし、Netflixは『ROMA』のアカデミー賞ノミネートのため、いくつかの映画祭に出品した後、ロサンゼルスを含む米国のインディペンデント系映画館100館以上で劇場公開しました。またアカデミーによって指定された3週間の公開の後に全世界でストリーミング配信を開始(通常の映画は公開開始から90日間は劇場公開のみの排他期間がある)し、マーケティングにも大規模な予算を投じたと報告されます。

もちろん、作品としての出来も良かったものの、こうしたNetflixの『ローマ』プッシュは、他の低予算な外国語映画のアカデミー獲得のチャンスを奪うものだったとも考えられます。アカデミーも「アカデミー賞のルールに関する話し合いは部門間でも行われています。理事会はこの4月に会合を開き、この件について検討するでしょう」と述べました。

ただ、映画界全体がスピルバーグ監督に賛同しているわけではない模様です。一部の映画製作者は、ストリーミングこそが、自分たちの作品をひろく世界に鑑賞してもらう唯一の方法かもしれないと考えています。アルフォンソ・キュアロン監督も『ROMA/ローマ』を「スターが出演しないメキシコ映画」と表現し、「米国のどれぐらいの映画館で上映されると思いますか?」とゴールデングローブ賞授賞式の際に取材陣に問いかけていました。

Netflixは今年アメリカ映画協会(MPAA)に加盟し、ネット企業としてよりもむしろ映画スタジオとして振る舞うようになりつつあります。



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