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自殺勧める『MOMOチャレンジ』、あの顔の作者は「廃棄済み」と発言。迷信はネットで拡散する時代

誰も死んでいません

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年3月6日, 午前10:50 in Internet
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"モモ"と聞けばすぐにピンク色のクマを想像する人たちもまだ一定数いるかもしれないものの、2020年も目の前である現代では"MOMO"がまた違う形でインターネット界隈を騒がせています。

2018年にWhatsAppユーザーから拡がったとされる「MOMOチャレンジ」。見開いた目と裂けた口という異形のキャラクターがSNSの動画や画像に現れ、少年たちに自殺を勧めるという話は、実際に自殺をした人などいないことが明らかになりました。しかし、もうMOMOは存在しないことが明らかになりました。

このMOMOと呼ばれるキャラクターは、日本の造形作家・相蘇敬介氏が製作した「姑獲鳥」という日本の妖怪を模した作品で、2016年に東京にあるヴァニラ画廊で展示されたものでした。姑獲鳥は産褥で死んだ女性が妖怪化したものではあるものの、作品には子供に危害を加えるような意図はないとのこと。たまたまその写真が欧州で別の解釈をされ、トイレの花子さん的なネット上の伝説として世界に伝わったというのが、実際のところのようです。

CnetはこのMOMOこと姑獲鳥の像について相蘇氏にたずね、すでに作品は廃棄されたとの事実を伝えています。相蘇氏は「MOMOはもういなくなったのでどうぞ安心してください。呪いももうありません」とコメントしました。相蘇氏は、姑獲鳥の作者が相蘇氏であることを知った外国の人から脅迫めいたメッセージを送りつけられたことを明かし、姑獲鳥を廃棄したことについては何も後悔はないとしています。

なお、この姑獲鳥の部品は現在、ゴムで作られた片方の目玉だけが残っており、相蘇氏はこれを将来の別の作品にリサイクルするつもりだとのこと。

「MOMOチャレンジ」の起源は2018年、アルゼンチンで12歳の少女が"WhatsApp terror game"で自殺の瞬間を撮影するよう促されて自殺したという報道がひろまったのに始まり、同じスペイン語圏のメキシコでも"El momo"として拡散、欧米に拡大したとされます。

最近では英国でもYouTubeを中心に流行したとの報告がありました。MOMOは子供向けのビデオに隠されており、それを見たものはMOMOに自殺をするよう勧められると言われています。英国では警察や学校がこの問題について警告を発したものの、YouTubeは動画にMOMOが現れたり自殺に導くようなメッセージはなかったと述べていました。YouTubeは、MOMOを扱った動画から広告を引き上げてクリック数稼ぎの投稿を無効化し、実際に被害に遭う人を作り出さないよう策を講じています。

こうしたオカルト的迷信は、不幸の手紙とも言われたチェーンメールやこっくりさん、大量に生産された様々な都市伝説と同種のものであり、その伝わり方が従来のクチコミからインターネットに変わっただけのものと言えるでしょう。世の中の技術の進歩は著しくても、人間が進歩しているとは限りません。



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