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5G対応iPhoneは2020年でも難しい?アップルがモデムチップ調達困難とのアナリスト分析

「インテルのモデム事業ごと買う」という豪快な選択肢も

Kiyoshi Tane
2019年3月6日, 午後03:20 in Cellphones
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アップルが5G対応iPhoneを投入するのは2020年になるとの予測が有力ななか、「2020年でも5Gモデムチップの調達が困難を極めるかもしれない」との分析が報じられています。

証券会社カウエンの分析によると、アップルはインテル製モデムチップに依存している現状を考えると「困難な立場」にあるとのこと。この状況に対処する4つの選択肢があると示しつつ「どれも理想的ではない」とされています。

同社のアナリストMatthew Ramsay氏は、5G対応デバイスが大きな注目を集めた先日のMWCで話した業界関係者も「アップルがこうした状況にあることに我々と同様、非常に驚いていた」と振り返っています。

さて、カウエンのいう最初の選択肢は「5G対応スマートフォンの競合各社から1年半遅れで、おそらくミリ波対応なしのインテルの下位モデムを投入する」というもの。ミリ波とは5Gで使う電波のうち、高速通信を実現する高周波帯域を指しています。

インテル幹部らは2020年までは消費者向け5Gモデムの「市販製品」は望めないと述べていたことも考えれば、最も現実的なシナリオといったところでしょう。

もう1つの選択肢は、5Gスマートフォンの競合他社から5Gモデムを調達すること。が、たとえばサムスンからの調達は「厳しい取引条件」が突きつけられる可能性があり、ファーウエイは「検討の対象から外され」、台湾のMediaTekは開発が遅れていて間に合わないと語られています。

そして3番目は、5Gモデムのトップを走るクアルコムとの紛争を解決して、再びモデムチップを調達すること。が、2018年のiPhone XSなどのモデムも、アップルはクアルコムから販売を拒否されたとの証言もありました。カウエンも「すでに手遅れかもしれない」としています。

第4の選択肢は、アップルがインテルのモデム事業を買収し、必要なモデムチップを自社内で開発すること。カウエンはこれを「合理的だが長期的な解決策」であり、「2020年下半期に間に合わせるには非常に困難だ」との見解を述べています。

アップルが独自モデムチップを開発するとの噂はくり返し報じられています。が、スマートフォンの中核部分の1つであるモデムは開発難度が高く、iPhoneやその他のアップル製品に搭載できる域に達するには3年ほどかかる可能性があり、リリースは2021年以降との見方も有力となっています。

5Gの特徴とされる大容量データ通信の低遅延などはミリ波によるところが大きいものですが、ミリ波は減衰が激しくエリア構築の難度が高いとされ、2019年内に投入される各社の5Gスマートフォンも初期の通信環境が整っているとは限りません。ライバルの先行を見守るしかなかったアップルが、5Gの問題点が出尽くしたところで最適化されたiPhoneを出すという、塞翁が馬的な展開もありそうです。



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Source: Bloomberg
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