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Facebook、「Messenger」にInstagram/WhatsAppのメッセージ機能を統合か 背景にアップルとの確執

ザッカーバーグVSクックの舌戦も激化しそう

Kiyoshi Tane
2019年3月10日, 午後07:00 in Apple
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ASSOCIATED PRESS

先日、米New York TimesはFacebookが傘下にある「Messenger」「Instagram」「WhatsApp」のメッセージングサービスを統合し、アプリを切り替えることなく相互にメッセージをやり取りできるようにすることを検討していると報じました。

さらにマーク・ザッカーバーグCEOが全てのアプリにエンドーツエンドの暗号化を組み込み、会話のプライバシー保護をするよう命じたことも伝えられています。

こうしたメッセージングサービスの統合により、いったいFacebookは何を狙っているのか。海外オンライン雑誌Slateは、同社がメッセージングプラットフォームにおいてもSNSと同様の支配を望み、アップルのiMessageと競合するようになると分析しています。

これまでFacebookとアップルは、互いを補完する立場にありました。iPhoneを購入したユーザーはFacebookやInstagramアプリを使い、ハードウェアの代金はアップルに、ターゲット広告の料金はFacebookが得るというぐあいです。

ザッカーバーグ氏にはWhatsAppやMessenger、Instagramメッセージの統合により、長期的にはテキストメッセージやチャット以外にも用いるプラットフォームに育て上げる思惑がある、とSlateは分析します。動画をシェアし、レストランをレビューし、配車をしたりと、あらゆる用途に使われる中国のWeChatのようなものを究極の目的としているというわけです。

それを達成する上で、競合することになるのはアップルの「iMessage」。iMessageは使いやすいインターフェースとエンドツーエンドの暗号化により、人々がiPhoneからAndroidに乗り換えないようにする防波堤となってきました。アップルがAndroid向けのiMessageアプリを熱望されながら、決してリリースしなかったのは偶然ではない――Slateはそう論じています。

日本にいると感覚的に分かりにくい話ですが、アップル関連情報サイト9to5MacはiMessageから顧客を奪えた競合企業は1つもなく、アメリカでのメッセージングアプリはiMessageがほぼ独占しているとコメントしています。

実際、ザッカーバーグ氏はテック系情報メディアThe Vergeの取材に、統合されたMessengerは「SMSのiMessageのようなレイヤーとして機能する」と述べたほか、CNBCのインタビューでは「これまでで最大の競争相手はiMessageだ」と語って対抗意識を露わにしています。

さらに、すでにFacebookとアップルの関係がこじれにこじれているという背景もあります。アップルのティム・クックCEOはたびたびFacebookのプライバシー基準を痛烈に批判。そしてFacebookが個人情報収集アプリを配布していたことが発覚し、一時的に企業向け開発証明書が無効化された一件もありました。

Slateの分析の中で興味深いのは、今後もザッカーバーグ氏がアップルと中国政府との関係に対する批判を続ける可能性があると指摘している点です。アップルは中国内にiCloudサーバを設置した上に、中国政府の要請があれば、アメリカの司法手続きを経ることなくサーバ内の個人データを差し出すことを合意しています

一方でザッカーバーグ氏は「プライバシーは表現の自由などを侵害したことがある国では、データセンターを構築しないことを選択しました」と述べており、暗に中国市場を諦めたことを示唆。Slateは、すでに中国市場ではWeChatがザッカーバーグが夢見ていることを全て実行しているため、ほとんどチャンスがないからと推測しています。

これからクックCEOがFacebookによる個人情報の扱いを批判するたびに、ザッカーバーグ氏は中国とアップルの関係を持ち出すのかもしれません。




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