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将来のFace IDは双子も完璧に見分ける?アップルが静脈パターン生体認証の特許を申請

マスクにも静脈はありません

Kiyoshi Tane
2019年3月17日, 午後02:30 in Apple
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現行のスマートフォン向け生体認証システムの中では最もセキュアといわれるアップルのFace IDですが、公式に「双子や似ている兄弟姉妹」は統計的な確率が違ってくるとしており、暗にシステムの抜け道があると認めています。

そうしたFace IDをさらに堅牢にすると思われるアップルの特許が申請されていることが、米国特許商標庁の発表により明らかとなりました。

「困難な生体認証の場合のための静脈マッチング」と題された特許文書によると、本技術は皮膚の下にある静脈の配置を認証データに用いるとのこと。顔がそっくりな一卵性双生児でも、静脈パターンは劇的に異なるため、問題なく識別できるようになりそうです。

本特許では、システムは表皮下に走っている静脈画像のパターンを撮影して取得。これをFace IDがユーザーの顔面3Dマッピングと記録データを照合するのと同様に、生体認証に用いるというものです。

この際の静脈パターン撮影は、大ざっぱに言えば赤外線を用いて行うとされています。投光イルミネーター(暗い場所での顔認証のため赤外線を発する装置)および赤外線照射装置(Face ID搭載iPhoneの場合はドットプロジェクター)により赤外線で照らし、それを赤外線カメラで捉えるとのことです。
face
USPTO

本特許の顔認証システムは、一義的には見かけは同じ人々の判別に役立ちますが、本人とそっくりのマスクを被って認証を回避しようとする試みも防止することにもなります。ユーザーの顔は比較的容易にマッピングできるものの、皮下の静脈パターンはそうたやすくはいきません。造形で再現する技術はもちろん、画像を得るために本人のかなりの協力が必要となり、いずれもハードルが高くなるわけです。

これまでFace IDはかなりのセキュリティを誇りながらも、双子の違いを見抜けなかったことや、精巧に作られた「偽の顔」(ただし製作日数5日)で突破されたこともありました。しかし、静脈パターン認証であれば、前者は双子といえど皮膚の下は違い、後者ではそもそも静脈までは写し取っておらず、どちらも防がれると思われます。

そして本技術が使っている技術は投光イルミネーターとドットプロジェクター、赤外線カメラ......という風に、全てがFace IDですでに採用されているものばかり。つまりFace IDの基本的な動作方法を変更する必要はあっても、ハードウェアの変更は必要ないため、ソフトウェアアップデートで現行のiPhone XやXSなどに実装可能と推測されます。

アップルが生体認証に静脈パターンを用いることに関心を示したのは本件が初めてではなく、2018年5月に「パルス放射線の検出を用いた静脈イメージング」の特許を取得しています。

特許を申請ないし取得したからといって製品に反映されるとは限りませんが、将来的にFace IDが双子やマスクに騙されなくなる可能性はかなり高そうです。




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Source: USPTO
関連キーワード: apple, biometric, faceid, iphone, iphoneX, iphonexs
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