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Steamのオンラインゲームが低遅延で快適プレイに?Valveが自社ネットインフラを利用できる新APIを提供

Epic Gamesストアへの対抗でしょうか

Kiyoshi Tane
2019年3月18日, 午後06:30 in gaming
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Valveは自社のネットワークインフラを全てのSteamパートナーが利用できるようにするAPIをリリースしました。これはSteamworks SDK V1.44の一部として配信されるとのことです。

新APIによって改善される点は、主に3つ。ネットワーク接続品質の向上(遅延の減少を含む)、信頼性100%のNATトラバーサル(いわゆるNAT越え。自宅のネットワーク機器に割り当てられているプライベートIPアドレスとインターネット通信をするためのグローバルIPアドレスを変換する処理)、サービス妨害からのプレイヤーの保護とされています。

Vlaveの公式発表によると、同社は世界中で30のネットワーク拠点と数テラビットのEDGE帯域幅で中継を展開しているとのこと。新たに提供されたAPIを使用することで、このインフラを活用できるというわけです。

ゲームを遊ぶユーザー側にとっての最たるメリットはping時間の改善、すなわち遅延の減少でしょう。その程度は地域によって異なるとされ、実際に改善が見込めるのは43%のプレイヤーのみ。さらに25%のプレイヤーで10ミリ秒以上の改善、10%のプレイヤーで40ミリ秒以上の改善というデータが示されています。

「各地域におけるPINGの改善」グラフでは、ルクセンブルクやワルシャワといったヨーロッパの一部での効果が目覚ましいとされていますが、日本の東京もシカゴやアトランタ、香港よりも上位に位置しており、遅延の低減が体感できるレベルかもしれません。

steam

もっとも、今回の動きはValveがプレイヤーやゲーム開発者を思いやった利他的な行動というより、ライバルのゲームプラットフォームからの攻勢に対応したものとも推測できます。

2018年末に発足したEpic Gamesストアは、人気バトルロワイヤルゲーム「Fortnite」を提供していることや、売上げの88%を開発者の収益とする方針もあり、Steamとの競争が激化しています。これまで「アサシンクリード」シリーズなどをSteamで配信してきたUbisoftも、PC版「The Division 2」の配信をEpic Gamesストアで行うことを発表して話題となりました。

今後は収益率の高さに惹かれたゲーム開発者はEpic Gamesストアを、遅延の低減によるプレイの快適さを重視する開発者はSteamを選ぶといった棲み分けが進む可能性もありそうです。






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