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墜落のボーイング737MAX、事故原因に関連する2つの安全オプションが非搭載。センサー異常値警告など

ボーイングは少なくともひとつを標準装備にする模様

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年3月22日, 午後12:30 in Transportation
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およそ半年の間にエチオピア航空とインドネシア・ライオンエアで相次いだボーイング737MAXの墜落事故においては、その発生状況に類似性が高く、各国の航空会社が製造国である米国の判断を待たずして運航停止の措置を実施しました。

類似性というのは、機体が上昇するときに発生する迎角(気流に対する翼の角度)センサーの異常値によって、失速回避用のMCAS(Maneuvering Characteristics Augmentation System)が誤動作をしていたとされること。

そして新たに判明したこととして、New York Timesは737MAXの迎角センサーの異常を通知する安全装置がオプションとして提供されており、事故機には搭載されていなかったと指摘しています。

ボーイング737MAXは従来よりも燃費向上を図るためにエンジンを大型化し、その配置も変更しました。MCASは737MAXの操縦特性の変化を緩和し、パイロットの操縦を補助するために導入された機能です。MCASが利用する2つの迎角センサーのうちひとつがライオンエアの事故機では故障しており、離陸時にもかかわらずパイロットの意に反して機首を下げようとしたことが、この墜落の原因になりました。また続けて発生したエチオピア航空の事故でも同様のトラブルが起こっていたとみられています。

New York Timesは、この2つの迎角センサーの値が一致しない場合に点灯する警告灯と、迎角センサーからの数値を表示するインジケーターの2種類がオプション装備として提供されているため、小さな航空会社であるエチオピア航空などはこれを搭載していなかったと報じました。また規制当局もオプション装備の搭載を義務づけてはいません。

一方で、Newsweekはそもそも737MAXへのMCAS機能の追加自体を、ボーイングは航空会社やパイロットに詳しく周知しておらず、MCASを一時的にオフ二出来ることも知らなかった可能性があると伝えています。

まだ事故の原因の最終的な結論は出ておらず、連邦航空局からも指示はないものの、New York Timesはエチオピア航空の事故後のボーイングの対応に詳しい人物からの情報として、ボーイングが自主的にこれらオプションのうち仰角不一致警告灯を標準機能に変更するだろうと述べています。またボーイングは4月にはMCASの制御を含むソフトウェアのアップデートを行う予定です。

パイロットにとって最も忙しく難しい操作のひとつである離陸において、機体を安全に保つはずの装置があるのなら、(コストの問題もあるにせよ)最初からオプションでなく標準装備にしておいてほしいものです。そして、たったひとつセンサーが壊れただけで誤動作してしまうような安全装備は、改良の余地があるはずです。




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