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クアルコム、スマートスピーカー向けSoC「QCS400」シリーズ発表。大音量の中でも複数キーワードを認識

スマホのSnapdragonに続いてスマートスピーカー用SoCでも

Kiyoshi Tane
2019年3月21日, 午後05:30 in smartspeaker
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クアルコムは3月19日(米現地時間)、スマートスピーカーやサウンドバー、AVレシーバー向けと謳うSoC「QCS400」シリーズを発表しました。同社のAIエンジンやデュアルDSP、最大4つのプロセッサコアをシングルチップに搭載した構成で、オーディオアプリケーション専用に設計されたとのことです。

本製品はGoogle HomeやAmazon Echoに代表されるスマートスピーカーに向け、クアルコムが初めて設計したSoCとなります。同社は本チップを採用する数々のメリットのなかで、特に音声認識の性能向上とオーディオ品質を重点的にアピールします。

クアルコムのプレスリリースによると、新SoCは省電力化に配慮。これにより、バッテリー駆動時の音声ウェイクアップスタンバイ時間が従来比で最大25倍も維持できるとのこと。またスピーカーから大音量で音楽が流れている場合でも音声コマンドを聞き取りできる点もアピールします。

さらにビームフォーミング機能とマルチチャネルエコーキャンセレーションにより遠距離にも対応し、複数キーワード検出アルゴリズムも実装。何やら横文字だらけで意味が取りにくいのですが、要するに「ユーザーがスピーカーから遠くにいる場合であっても、大声で叫ばずに言葉が認識でき、また複数の言葉からなる音声コマンドを聞き分けられる」といった意味合い。
もちろんこれは、音声コマンドが重要になるスマートスピーカーにとっては重要な性能です。

本SoCのもう1つの強みとされているのが、オーディオ品質です。32チャンネルのドルビーアトモスとDTS:X音声を処理可能とされているほか、Wi-FiやBluetooth等を通じた低遅延の家庭内オーディオストリーミングも提供し、オーディオとビジュアルが緊密に統合されたエンターテイメント体験も提供するとのこと。

そうした音声UIやオーディオ品質向上の一方で、クアルコムは新SoCが製造メーカーの開発期間の短縮や、ポータブルスマートスピーカーのバッテリ持続時間の向上、より強力なオンデバイスAIにも繋がるともアピールしています。

現在のところ、QCS400シリーズがどのような製品に搭載されるかは不明です。Androidスマートフォン用SoCではご存じSnapdragonシリーズで覇権を握っている同社ですが、この製品は急成長しつつあるスマートスピーカー市場でも足がかりを築く狙いがありそうです。





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